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早起きは三文の得。
朝一番でバスに乗って出かけると、車内には女子高生の一団。
うっうっう、明らかに注目されています。
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ティルチラパリのシンボルになっているロック・フォート寺院。
83メートルの岩山と一体化した寺院はかつて城塞だったことが名前の由来。
現在は象頭神ガネーシャ信仰の総本山で、中腹にはガネーシャの父であるシヴァ神を祀った寺院もあります。
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バスから降りると、巡礼相手に土産物を売る婆さんが一人頑張っていました。
だけど、腹ぺこを何とかしないと冷やかす気にもなれません。
ほとんどの商店はまだ開いていません。
食堂も見つかりません。
結局、この日は夕食までジュースばかり。
朝食は新鮮なグレープジュースを2杯で50円也。
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何か変な感じの入り口。
うっかりすると見落としてしまいそうです。
寺院というより、大規模な見せ物小屋のような……。
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一歩入ると雰囲気は浅草の仲見世です。
土産物屋がずらりと並び、中心はやっぱりガネーシャグッズ。
キーホルダー、壁飾り、装身具‥‥コンセントに刺すとド派手にビカビカ発光する(それだけ)ガネーシャランプは猛烈に物欲を刺激されました。
が、日本の電圧はインドの半分。
おそらく光らないでしょう。諦めました。
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薄暗いチケット売り場。
真っ黒な象さん(ほんもの)の前を抜けて、岩山に入ってすぐ現れます。
いきなり異世界の入り口みたいなアヤシイ雰囲気にワクワク。
(拝観料1ルピー。約2.5円)
(カメラ持ち込み料10ルピー)
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かつておどろおどろしさに衝撃を受けた部屋。
そこかしこで火が焚かれた暗い空間。一心に歌って踊り続けるびっしりのおばちゃんたち。
秘密結社の集会にまぎれこんでしまったような気がして、これはかなり焦りました。
今は今で蛍光灯特有のぼんやりとした光が博物館のような奇妙な空気を作っていますが‥‥、
ズラリ並んだ神様絵はやっぱりブキミです。
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こんな階段を裸足になって延々上っていきます。
ガイドブックなら「薄暗い」と書くか「意外に明るい」と書くか微妙なところです。
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中途階や踊り場の薄暗い空間に神様がこんな感じで出現します。
光の射さない巨大な部屋に極彩色(それもほとんど赤)の神様。
罰当たりですが、
はっきり言って
肝だめしです。
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中途階や踊り場の薄暗い空間を抜けると、
お坊さんがこんな感じで出現します。
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寺院では牛も飼っています。
場所的には石段を延々登らなければならない岩山の中腹です。
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プージャ(儀式)には2ルピーと150ルピーのコースがあるそうです。
日本円に換算すると5円と375円でも、
感覚的レートの1ルピー=100円で計算すると、200円と1万5000円。
この格差がさすがにインド。
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ここから先は異教徒立ち入り禁止。
いかにも保守的なタミールの面目躍如。

で、頂上に出るとパノラマが広がります。
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岩山の上で出会った人たち
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なぜかこの子がなついてしまって、何をやってもケタケタと笑います。
おかげで笑いながら親と話をすることができました。

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コエンバトールから巡礼(インドでは巡礼と観光は同義語)に来た一家。
お爺さんがインドの地図を見ながらいろいろ話してくれました。
言葉は通じなくても意志の疎通はばっちりです

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こちらはお金持ちの一族。
気さくというよりとてもフランクな人たちでした。

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おまけ。
あやしげなローカルドリンクがすっかり減ってしまいました。
意味不明な味の色つき砂糖水は過去のモノと思っていたら‥‥
ありましたよ。屋上の売店にあったCHORAN !!
速攻でゲットです。
チョコレートみたいなグレープみたいなB級独特の不思議な味。
でも、値段はペプシやセブンアップと同じ10ルピー。
消えるのは時間の問題でしょう。