宗谷本線(前編)

歩行区間:名寄−稚内間
歩行日:2006年8月30日〜9月5日
歩行距離:234.8km(営業キロ:183.2km)

 宗谷本線は、旭川から稚内までを結ぶ259.4kmの路線です。
 旭川から延伸され、1922(大正11)年に稚内まで延伸されました。
 しかし、延伸当時の「宗谷本線」のルートは、
 音威子府から天北線(現在廃止)を経由するものであり、
 現在の宗谷本線のルートとは異なる経路を走っていました。
 音威子府−稚内間は天塩線として建設が進められ、
 天塩線は1926(大正15)年に全通し、
 1930年(昭和5)年には現在のルートが「宗谷本線」となりました。

 この地域は、北海道でも極めて人口が少ない地帯です。
 1日歩けば、概ね1つの町を通過しますが、
 町の中心部以外は、駅前でさえ民家がまばらな地帯が続きます。
 名寄から幌延までの間は、天塩川に沿って歩くことになり、
 歩いて進むと、何度となく天塩川を渡ることになります。
 幌延を過ぎると、左手に広大な原野を見ながら進み、
 抜海から南稚内までの区間は海岸沿いを歩きます。
 変化に富んだ区間ですが、峠らしい峠を越えることがないので、
 区間全体の高低差は100メートル程度しかありません。

 私にとって、この(ほぼ)全駅間歩きは、最初の長距離歩行でした。
 この経験があってこそ、今の全駅間歩きがあるといっても過言ではありません。
 歩いてからすでに6年近くが経過しますが、今でも忘れられない思い出を多く残しました。
 この(ほぼ)全駅間歩きの後に見聞きした話を混ぜながら、(ほぼ)全駅間歩きの記録を紹介したいと思います。

 
各駅の紹介はこちら 行程の記録はこちら
宗谷本線全駅紹介(名寄−咲来間)

宗谷本線全駅紹介(音威子府−上幌延間)

宗谷本線全駅紹介(幌延−稚内間)
1日目(名寄→智北)
2日目(智北→天塩川温泉)
3日目(天塩川温泉→佐久)
4日目(佐久→雄信内)
5日目(雄信内→下沼)
6日目(下沼→兜沼)
7・8日目(兜沼→稚内・ノシャップ岬)
−−−おまけ−−−
南稚内→宗谷岬(2008.10.06歩行)

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