デルフト
Delft
実に絵になる町です。旧教会、新教会の塔というランドマークという町の求心力はあちこちにあるのですが、ここはそれ以上に運河の存在が大きい。オランダにはナールデンという、建築史の教科書に出てくる 立派な星形の壕を回し、町の中心には教会の塔を唯一聳えさせるという、まさに教科書そのものの都市もあるのですが(行っていません)、ここデルフトはそこまで計画的でなく自然発生的なのだけれど、ふっと気がついてみると、運河の向こうアイストップにちゃんと教会の尖塔があるなんていう、にくい演出がなされています。 |
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1:25000の市街地図です。これは日本で調達したもので、大昔(もう20年以上前になる?)には渋谷パルコに入っていたマップハウスが、今は神保町三省堂本店にあり、やはり重宝しています。運河が湾曲している中がいわゆる旧市街。イタリアほど新旧の密度差は出ていません。南には工科大学、南西には団地があります。 |
新教会。広角レンズでも縦に繋げないと収まらない高さです。下層部はゴシックの割に重厚感がある反面、上層部は納得のゴシック。そのアンバランスが面白い?殆ど最上部まで上れます。子供の足だと結構大変でした。 52 00 43.38N,4 21 37.21E |
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国鉄デルフト駅。トラムで来ましたが、結局ここで朝食を取りました。デンハーグは駅ビルになってしまったけれど、ここはまだまだ趣を持った駅です。 52 00 23.81N,4 21 24.09E |
そして南門。双塔の点を突き刺すような鋭角が何とも印象的です。それから本文にあるように、ゆったりとした時間が流れていました。なお、この跳ね橋はなかなか上がりません。回転橋は左側です。52 00 39.03N,4 22 07.37E | ||||||||||||
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市内の運河にて。旧教会のバランスが気に入っています。ちゃんと運河と教会がこうなるように考えられています。それから、このように市街地での車の存在は諦めざるを得ません。それを補って余りある運河の美しさ |
新教会の塔から。左から真ん中に延びているのが南門に至る旧市街の並木。切り妻屋根の統一感が美しいと感じると共に、旧市街の密度がそんなに高くないのがお分かり頂けると思います。 | ||||||||||||