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Holland and Belgium '99 4人家族のオランダ ベルギー紀行

 まだ訪れていない都市を一つ一つ丹念に訪ねていく、そんな楽しみがヨーロッパにはあります。どの町に行ってもみるべきものが沢山。綿々たる歴史がなせる技といえるでしょう。オランダ、ベルギーはそんなヨーロッパの縮図のような気がします。小さな国なのに、(スイスのように地形上の障壁もないのに)南と北で言語・文化が違うベルギー、オランダはまた、独自の風土を守りながら(作りながら)他のどの国とも異なる発展を遂げている。どちらも興味ある国です。

 それらを夏の一休みで行くのに、両国で一つのプランを作り上げることにしました。その際とても便利なのは、その小ささと交通の便です。最初にアムステルダムに泊まるか、デンハーグにするかなんてのが何の問題もなく選択できるし、ブルージュからその日のうちに日本に向けて発つということも何の問題もない。こうしたアクセスの良さは、何とも心地よい旅が出来ます。

 世界の国別人口密度をみると、第3位がオランダ、4位日本、5位ベルギーと、見事にこの3国が連なっています。人口密度が高いということは、当然それだけいろんなものが一杯あるということになります。でも日本と違って殆ど平らなオランダ、半分以上は平らなベルギーは、それだけゆったりしていますが。


オランダ、アムステルダム郊外の地形図。何だこれはという地形です。干拓と泥炭取りとの結果がこのような地形となっているのです。モンドリアンのグリッドに通じるものがあるのでしょうか。


  フライトのチケットは、ゾーンペックス導入以降は、子連れということもあり、殆どこれで入手しています。今回も格安航空券を探すこともしませんでした。そしてフライトは、当然直行便優先で探していたら、JALとKLMとで帰国便が5時間も違うので、結局JALにしました。何だまたかというところですが、無難な所です。
 マイレージは70%加算ですが、JALカードでチケットを購入すると、家族4人で12000マイルも加算され、あっという間にまた20000マイルいってしまいました。手配も全部電話で済みますし、支払いもカード番号を言うだけですから、楽なものです。
 そしてゾーンペックスに早割というか、前売り料金が導入されてから一段と安くなり、たとえば4年前にスウェーデンに行った時は7月末で32.5万円していたのが、この年は7月25日までが18.6万円という大幅な値下がりです。全く私が27年前に大枚叩いて行ったヨーロッパチケットとほぼ同じだというのですから、海外に行く人も増えるわけですね。
ブルージュにて

ホテル選び どこに泊まるかで随分あちこち調べてしまいました。そして下の4都市に泊まることに。

デンハーグ

マウリッツハイスとマドローダムがありますから、やはりここは欠かせない。そしてデルフトの眺望
アムステルダム 運河のたたずまい、国立美術館、ザーンセスカンスと忙しかった。
ブリュッセル 20年ぶりの再訪。グランプラッツの濃密空間と国立・王立美術館。途中のアントワープも快晴でした。
ブルージュ ここも20年ぶり。忘れ去られてしまった故の美しい町。更にダムの静けさが心地よい