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HP200LX のフラッシュメモリカードを有効活用
Jornada720 DOS遺産継承作戦 12

新PocketDOSのROM-DOSの日本語DOS/C化

一応やっときますか

 この頁は「作戦参号「切詰めて日本語」 PocketDOSの日本語DOS/C化」の改変版で、新PocketDOS、ver1.04以降での日本語化について解説します。

 今回はフラッシュ上の\DOSディレクトリに、「旧DOSベースPDAのストレージの全てをコピー」あるいは「DOSエミュで用いるtoolやアプリを全部投入」という運用を想定します。…時代の流れってヤツでメディアの価格が下がってることを当てにするわけですね。

 ストレージカードを用いないシグマリオン等への応用では、パス指定から文字列「\Storage Card」を全部削除してください。カードがないかディレクトリ名が日本語なら、CEのrootがC:\になるので、それでOKなはずです。

CGA汎用フリーウエア群を使ってみる(詳述)

 例によってFontXDspCCを使う例で解説します。

用意するもの

  1. FontX
  2. DspCC(FHPPCメンバー限定のため、入手できなかったらyadcを代用。→yadcを使った設定
  3. 通称"げんちょもフォント"

スキーム

  1.  ドライバ類を置いとくディレクトリを作ります。\Storage Card\DOS\free\とでもしましょう(もとの旧DOSベースPDAに日本語化toolがあれば、随時読み替えてそのディレクトリを流用して下さい)。
  2.  拾ってきたFontXとDspCCを解凍してこの\Storage Card\DOS\free\に送ります。
  3.  フォントをいれるディレクトリを作ります。これまた安直に\Storage Card\DOS\font\としておきます。
  4.  次は当然このディレクトリにフォントを解凍します。
  5.  さて、ここまでのおさらいです。\Storage Card\DOS\free\の中に本当に必要なものだけ残してみます。
    CHEJP    COM           749  97-05-27   1:00
    DSPCC    COM        22,232  97-05-27   1:00 
    $FONTE   SYS        43,168  96-06-27  17:26 
    DCCLOAD  COM           283  97-05-27   1:00 
    VMT      COM           449  97-05-27   1:00
    PLAINLX  ATR            64  97-05-26   2:55
    
    \Storage Card\DOS\font\のほうは
    GEN9808X FNT       2,582 96-01-21   21:43
    GENHN08X FNT       2,065 96-01-21   21:42
    GENZN08X FNT     110,706 96-01-21   21:41
    
    です。
  6.  \Storage Card\DOS\font\に$FONTX.INIというファイルを作ります。節約して"げんちょもフォント"だけの例としますと中身はこうです。
    [FONT] 
    genhn08x.fnt
    genzn08x.fnt
    gen9808x.fnt
    
  7. 今度は起動ファイルです。PocketDOS.sysをインストールしたフォルダ(PocketDOSから見ると、ここは最終的にS:ドライブになるので、以後CEからフォルダを観ている時でもS:ドライブと呼称します)の\config.sys末尾に以下の2行を書き足してください。
    DEVICEhigh=C:\dos\free\$fonte.sys /P=C:\dos\font\
    DEVICEhigh=C:\dos\free\dspcc.com hs=off
    
     これで間違いではありません。起動中のこの段階で、すでにCドライブが見えています。一方、まだS:ドライブは存在せず、ここはA:\ドライブです。
  8. S:\autoexec.batの末尾に以下の5行を書き足してください。
    setdrive e: "\storage card\DOS"
    path e:\free;%path%
    dccload e:\free\plainlx.atr
    chejp
    vmt 73
    
     "\storage card\DOS"を、eドライブとして認識させています(前述どおり、ここは旧DOSベースPDAのストレージの全てをコピーする、という運用を想定)。  ユーザーautoexec.batまでくるころにはA:\ドライブとしては抹消されてて、ここはもうS:ドライブです。
  9. おさらい2です。念の為、前述のPoketDOSの独自コマンドの利用の薦めと合わせて、最小構成の起動ファイル全文を示します。これで起動すれば、日本語表示は可能になっているはずです。

    s:\config.sys

    DEVICEhigh=C:\dos\free\$fonte.sys /P=C:\dos\font\
    DEVICEhigh=C:\dos\free\dspcc.com hs=off
    DEVICEhigh=B:\dos\ansi.sys
    

    s:\autoexec.bat

    SETDRIVE M: "\My Documents"
    setdrive e: "\storage card\DOS"
    setdrive f: "\storage card2"
    prompt $p$g
    path e:\free;%path%
    dccload e:\free\plainlx.atr
    chejp
    vmt 73
    
    シリアルポートはVMシェルで指定したほうがいいでしょう(根拠ないけど、少なくとも書き間違いはない)。
 上手くいきましたでしょうか? …いや、これだけではconfigの途中でエラーが出る筈なんですが。なぜなら、EMSを全く確保していなくて、フォントを載せる余地がないからです。スタートメニューから辿って、EMSを確保しましょう。

メモリーコンフィグ

追記


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