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できるだけ平易には心がけますが、基本的にHPn00LX、ウルトラマンPC、dosモバ、謎パーの何れかを経てWinCEに辿りついた、DOS環境への郷愁と基礎知識を持つ方を対象とします。つまり日本語化されたPC互換機のDOSのconfig.sysとautoexec.batの各行が説明できる程度のDOSの知識はアテにさせていただいています。さらに「己の環境に合わせて適宜読みかえる」「機種依存部分は自力で他記事にあたって解決できる」なら、シグマリオンやペルソナ・テリオス・インターリンクなど他のH/PCにも応用できるかもしれません。
私もjornada720の発売をもって200LXから乗り換えたクチです。そこで引継環境として、個人的には以下のようなトコロをめざします。
というわけで、jornadaにそのまま突っ込んで使え、かつ従来のLX環境も破壊せず200LXに突っ込みなおせば元通りに動く、しかもjornadaの本体メモリとCFにはDOSの痕跡を出来るだけ残さない、jornada720上のHPLXエミュレータの構築を目指します。
これは、CFやPCMCIAメモリカードがWinCEにどういう名のディレクトリとしてマウントされているか、という問題です。デフォルトの「メモリ カード」のままでは舶来のソフトウエアはこの文字列を認識できないのでファイルをすべて本体のメモリに置かねばならず、CFもフラッシュカードも仮想DOSからは見えません。「メモリ カード」からなにか単バイト英数字の名になってさえいればドライブとしてマウントできますが、「storage card」にしとくと、エミュレータが自動的にそれをC:driveにアサインしてくれますから、ここはやはりすなおにそうしましょう。
方法については、レジストリをいじります。jornada720,710購入・初期設定アドバイスで触れてますんで、まだの方は見てきて下さい。
先にいっておきますが、LXやDOSモバから受け継いだPCMCIAフラッシュメモリカードはE:ドライブとして認識させることになります。そこで、各アプリのiniファイルやcfgファイルなどに切ってある各種のディレクトリ指定に、もし「A:\hogehoge」とあったら、「e:\hogehoge」と書き直してください。この変更後のカードをLXに戻しても支障は全くありません(config.sysまで書換えたなんてボケは禁止)。あなたが「正しい」LXerであったなら、autoexec.batに次の一文が書かれているはずだからです(笑)。
assign e:=a:
むろん、今書いてモトから書いてあったフリしても、ぜんぜんOKです(爆)。
また、日本語化に要するドライバやフォントがLXのc:ドライブに置いてある場合は、a:ドライブに移す(ライセンスがクリアなら「写す」でも可)必要があります。
基本的にはc:ドライブの内容全てを「移す」事をお勧めします。休眠させたLXがバッテリーを使い果たして初期化されてしまうのに、それほど日数はかからないからです。老婆心ながら、クリスタルをいじっている方は、実行型クロック整合ドライバをフラッシュカードに退避してさらにバックアップをとっておくことをお忘れなく。消失させると大変なことになりますよ。
それでは、次頁より本番です。
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