Travel VOL.14
SPACE99 

        NARUTO 鳴 門
   ’in NARUTO  【NO2
朝食を終え 早々に車に乗り込む 今日は朝から快晴だ
20分程で着いた観潮船乗り場はかなり風が強かった
9:20分船は出た 汐見表によるとこの日のこの時間は余りいい潮時ではない
強風に飛ばされそうになりながら デッキの手すりに掴まり重い1眼レフとデジカメを操る
船は数分で大鳴門橋の下に着いた 確かに早い潮の流れだ 
が渦の一番の見頃は4月と言う
その頃は落差(瀬戸内海と紀伊水道の潮の干満によって)が1m以上にもなり
大きな渦は直径20mにもなるという 
今日はそれ程の渦にはならなかったが あちこちに千変万化の渦が現れる 
レンズで追うのに忙しい
すごい音が 潮流は時速13〜15km 春には20km以上になるそうだ
潮の音と強風の音と……
フッとナイアガラ滝下の船上でビニール合羽を被って
カメラと格闘したときの事を想い出してしまった
頭上に覆い被さるように大鳴門橋 
人工と自然の対比が不思議な景観として
見る者に迫る 20分ほどでこの自然のショーに別れ 
船は朝の逆光に美しく彩られた大鳴門橋からみるみるうちに離れた
長年の夢だった「うず潮」それはやはり期待通りの 自然の織りなす雄大なショーだった
水はあくまでも清く澄み 潮流に揉まれて白く泡立つ…… 
この自然の営みは心奥に何時までも残ることでしょう
             【観潮船:乗船料1.500円 所要20分の観光】

同じ鳴門公園内にある「大塚国際美術館」に来た
ここは大塚製薬グループが設立した大きな(延床面積29.400平米余)「陶板名画美術館」
“世界25ケ国190余の美術館所蔵の名画1.000余点を陶板画にして常設展示”と
案内書にあった
B3〜3Fまでほんとに広い展示場だ ミケランジェロの大きな壁画(シティーナ礼拝堂壁画)に驚いた
「オリジナル作品と同じ大きさ」「美術書・教科書で見るよりは」
「原画が持つ本来の美術的価値を真に体験できる」……確かに原画サイズ 
美術館の展示そのまま小さな印刷画像よりは遙かに原画に近い
(真の美術的価値がどう評価されてるのかは知らない)
『ゲルニカ』(ピカソ)も『オルガス伯爵の埋葬』(グレコ)も『モナリザ』
『最後の晩餐』(ダ・ヴインチ)もある
原画を見ようとすればスペインもフランスあるいはイタリアと渡り歩かなければならない
個人的に言えば最近プラド美術館で見たばかりなので
『ラス・メニーナス』(ベラスケス)『着衣のマハ』『裸のマハ』(ゴヤ)
そしてメトロポリタンミュージァムにあった『イア・オラナ・マリア』“マリアを拝む”(ゴーギャン)に
懐かしの歓声を上げた
そして東京で並んで揉まれながら見た『民衆を導く自由の女神』(ドラクロワ)も間近で見た
でもやはり「陶板画」ではあった 素人の私には でも疑似体験はゆうに出来た
日頃 「本」で見ていた原画に出会ったときの感慨に近いものでもあった
2時間半位しか時間がなかったが急ぎ足の館内巡りは疲れた 
『叫び』(ムンク)を最後に車に乗った
                【大塚国際美術館:入館料 3.000円】

港町


【びんび】ここの言葉で魚のことだ “びんび”イッパイの昼食になった
カンパチの活き作り 鯛やイカやの刺身三昧!
大きな椀にびんびのガラでダシをとって
鳴門ワカメのてんこ盛りみそ汁! 
もうたいへんな昼食だった





3時には機上の人になっていた 丸窓から見る四国は輪郭がハッキリとして
美しい海を光らせていた内湾
素晴らしい風景と“美術鑑賞”まで加え
それにも増して人情の厚き島…四国鳴門……
般若心経を一心に唱える人々の真剣な顔……
人情イッパイに遠来の私を案内してくださったF氏……
たくさんの思いはやはりこの旅にもあった 
帰ってからF氏に 鳴門海峡の「うず潮」の写真を半切に伸ばして送った
     【羽田〜徳島 エコノミー:片道21.500円】
                                                                                    
                              

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