TravelVOL.7

POTUGAL/SPAIN 7

旅行6日目 朝10時過ぎには フランクフルト経由帰国すべくMADRIDバラハ マ空港にいた
「フランクフルト空港が 大雪で飛行機の到着が遅れている」と知らされる 
アクシ デントの幕開け! 

予定ではここを12:45発 フランクフルト着15:15 フ ランクフルト発17:40 成田へだ 

混乱のためか情報がなかなか伝わらない 空港のイスで待つ
結 局3時間程遅れて出発 フランクフルトに着いたのは 18:20過ぎだった
案じ ていた通り成田への全日空機は出発した後だった 
空港は大混乱 不安顔の行き場の ない乗客であふれていた 我々もすっかり取り残されてしまった 
ここからツアー嬢 の大奮闘が始まる こんな状態でホテルも 次の帰国便も28名分確保するのは大変 なのは
誰の目にも明らか……彼女は東京の本社に連絡するやら 航空会社に掛け合うやら ホテル探しやらと 
暗いムードの空港のイスにぐったりし てるだけの我々の前をかけずり回っている 時間は無情にも流れる
「やっとホテルと 明日のパリ経由成田行き便が確保できました」
「ただ ホテル代は皆様負担なんです 空港ホテル間のタクシー代はいま会社に認め させました」
焦燥と疲れで泣き出しそうな顔だ
さらにこの混乱でもう一つ問題が起きた マドリードで航空会社に預けた我々のトラン クが出てこない
何処に掛け合っても らちがあかない 手分けして広い空港内を探し回る
 やがて野積みされ放置されたト ランクの山を見つけた だがまたまた驚き! 
各自確認すると大半が鍵を壊されていて (私は トランク ベルトが盗られ 両サイドの鍵は開けられ
 ただ中央の3桁数字を合わせる鍵だけが 開かなかったようだ) 中も荒れされていた 
しょげ返る一行が荷物を手に歩き出したのは22:00をま わっていた

雪の降るアウトバーンをタクシーは(古びたベンツ)凄い勢いで走る
フランクフルト雪を被った木立に囲まれ メルヘンティックな佇まいのホテルに着いた


長い異常な一日も もう日付が変わろうとしていた 
ぐったりして予定外のドイツでの一夜が…
ただ室料390マルクのこのホテルはいい感じだ 

翌朝のバイキング(26.50マル ク)もよかった
(予定外の出費が少々痛いが)

ホテルの周りの雪景色を楽しむ 

朝食後身支度を整えて再びタクシーに分乗して 空港へ
やや遅れて13:15頃フランクフルトを発ち パリドゥゴール空港に14:15頃 着いた
 ここを発つのは19:00の予定 3時間以上の待ち時間はエスプレッソや ビールを飲んだり 
ウインドショッピング ブランド店は日本人でたて込んでいる  マップや新聞 チョコレートを少々買う
スタンドショップでもクレジットカードが使 えて便利だ 通貨や釣り銭に気を使わなくて済む
  ここドゥゴール空港の片隅で ツアー嬢が最後の挨拶をした
「天候のアクシデントで 日程が一日延びました 私としてはあの状況で最善を尽く したつもりです」
「皆様の中には ご不満をお持ちの方も………」溢れる涙で言葉に詰まった
「よく やってくれたよ!」と声をかけて労った

今度こそ予定通り19:00に全日空機はパリを飛び立った
一日遅れで成田に着いた 「寒い!」が第一声 

たくさんの感動と 少しばかりのアクシデントと疲れを持ってこの旅も終わりを迎え た
駆け足のヨーロッパ旅行 でもでも ポルトガルの裏町のあのおばさんの顔 
数々の 人々との出会い交流 たとえようのない優美な佇まいの古都 たくさんの名画 
再び 訪れることが出来たなら もっと深い感動を与えてくれるに違いない

今回訪れた国はヨーロッパでもそう豊かな国ではない 経済指数では我が国の比ではないであろう
だがあの心豊かな暮らしぶりはなんなのだろう TORONTO(カナダ)を訪れたときもつくづく感じた感慨だ
我々はここ何十年か数字に追われ コンマ幾つだけを競って生きはしなかったか
数字に表れない生活の豊かさ 心の豊かさをどこかへ忘れてきはしなかったか
そしてあの【悠々と流れる時】を取り戻せるのは何時の日か
そんなことを成田空港の動く歩道で考えていた

PORTUGAL/SPAIN ここで終わります

ありがとうございました

                                H.oda

スペインの情報がかなり詳しく解ります
  Tourist Office of Spain in Tokyo  


外務省 海外危険情報


 欧州共同体のオフィシャルサイトで最新情報を




旅行記読みました

大変なアクシデント続きの旅行だったのですね。
スペインは治安がとっても悪いと聞いていましたが、10日足らずのしかも パッケージツアーなのに、
こんなにいろいろなアクシデントが続くなんて・・・ ちょっと恐いですね。
中には初めての海外旅行とおしゃる方もいらしたのでは?
恐い体験をしてしまうと2度と海外に行きたくなくなってしまうかも?

水曜日夜10:00〜放映されている在日外国人がでてきて”日本のここが変”のような 意見を
ゲスト(日本人ゲスト)と言い合うという番組なんだけど見たことありますか?
この間は、海外在住経験のある日本人50人 X 日本在住外国人50人がでてきて 言い合っていました。 
日本人の女の子がツアーでバリに行った時いきなり到着ロビーが 停電になり(夜着いた)
気がついたら現地の人達がたくさん回りに群がり それぞれの荷物を彼等が手にしており
お金をくれなきゃ荷物を返さないと半ば脅され みんな突然の出来事で驚きと怖さで
お金を払い
荷物を返して貰ったとか、

ビジネスマンが 東南アジアに出張の度に入国の際別室に連れていかれ、お金を要求され
払うまで入国させてくれないとか・・・その様な話がたくさんでていました。

私の友達もバリに行ったときパスポート残日数が半年なくて(成田で発覚したが 係りの人が、
バリは入国の際にお金さえ渡せば入国させてくれる)とのこと、 半信半疑でしたがその通り、
入国時別室に呼ばれお金を要求され彼女は すかさず一万円札を係り官に渡したら、
5千円で結構と言われすんなり入国になったと聞いた事が あります。
全てお金で解決できると言う国があるのは考え物ですよね。

某国なんか 殺人事件があってもほとんど見つからない、
警官にお金を払えば犯人探しに協力してくれる?なんて事信じられますか? 
でも100%ではないけれど本当らしいです。

メキシコに行ったときガイドの人に
”道路を横断するときは車に気をつけて、轢かれても 悪いのはあなたです。
そして犯人もまずは見つからないでしょう”と信じられないようなことを言われた・・・
でも事実だそうです。 なんのために警官がいるのだ〜。。。。。
                                                 m.
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