私は北海道の魅力のひとつに人の手があまり入っていない小さな湖沼がたくさんあることではないかと思っています。そんな沼の岸にひとりそっと立ち佇むのは本当にいいものです。沼のわずかな水の音、周りの木々のざわめきを聴いているとその世界に一体化したような不思議な感覚にとらわれ幸せを感じます。そんな珠玉の小さな湖沼たちを紹介していきます。
また私自身あまり今まで目を向けることもなかった川という存在をふと思い出し川をテーマに一度旅をしてみました。川はすべてにおもしろみがある訳ではないのですが上流から下流までたどっていくと幾重にも表情を変え私を楽しませてくれました。
川は自然が最も色濃く残る所でもあり、かつ最も人の手が入っているところです。 北海道の河川はそのほとんどに河川改修が行われ、昔の風景をとどめるところは本当に限られてしまいます。しかしながら一度河川改修が行われた河川も歳月の経過とともに少しづつ自然と調和していきます。そんな微妙な調和を楽しみながら旅をしてみましょう。
また北海道開拓史に於いて、川は本当に重要な役割を果たしてきました。 開拓地への交通手段として利用された河川は人の希望と挫折を運んだのです。 そう考えてみると川を眺めているだけでも感慨深いものがあります。
加えて北海道の名水・湧き水も幾つか紹介しています。水を実際に体感するにはやはり飲むのが一番かもしれません。
3-4-1.石狩川〜北海道一の大河を追う〜
石狩川〜北海道一の大河を追う〜 |
3-4-2.天塩川〜道北の歴史とともに〜
天塩川〜道北の歴史とともに〜 |
3-4-3.名水・湧き水〜地下からの恵み〜
羊蹄山噴き出し公園汲み取り協奏曲 |
3-4-4.鮭と川の織りなす風景
北海道の鮭の水族館3題 |
3-4-5.魅惑の小さな湖沼たち
森の中の小さな輝き・カムイト沼 |
北海道旅情報巻頭