健康生きがいアドバイザー
 とし坊の今日から読むぞ!熟年関連情報  Back No.7

ご意見・感想
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2003/12/28
ニコチンパッチでお年寄りの記憶力がアップ! 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/282813
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/22 
 「精神薬理学」(Psychopharcology)の12月4日、オンライン版で報告されたところによると、米デューク大学のヘイディ・ホワイト博士(老人学)らの研究チ−ムらの報告に依れば、記憶力が衰えた62歳〜90歳までの男女11人を対象にしたテストで、禁煙グッズの一つであるニコチンパッチを貼ると、お年寄りの記憶力が改善され、集中力がつくという。

2003/12/22
世界の平均寿命65歳 日本、世界一を維持 WHO発表
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312180340.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/18
 世界保健機関(WHO)は18日、世界の平均寿命が02年に65.2歳となり、50年前の46.5歳から大幅に伸びたことなどを盛り込んだ03年版「世界保健報告」を発表した。日本は81.9歳(女性85.3歳、男性78.4歳)で平均寿命世界一の座を維持。
 平均寿命から病気などで健康が損なわれている期間を差し引いて、何歳まで健康に暮らせるかを示す「健康寿命」でも、日本は75歳(女性77.7歳、男性72.3歳)で世界一を維持。

2003/12/13
記憶力が減退−−トシか、痴呆症の始まりか?  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/281203
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/12 
 記憶力減退の原因が、年齢のせいか、アルツハイマー病などの痴呆症の始まりなのかを見分ける方法を見つけたとニューヨーク大学のヘンりー・ルジネック博士(放射線学教授)らが発表した。
 MRI(核磁気共鳴映像法)で脳をスキャンし、脳細胞の死が確認されれば、89%の正確度で、アルツハイマー病の始まりであると診断できるという。
骨振動させて通話聞く シニアに優しい携帯電話を発表  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312090328.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/10
 ツーカーグループは、9日、世界で初めて、骨を振動させて通話相手の声を聞く「骨伝導」ができる機種「TS41」を発表した。耳が聞こえにくい人や、駅など騒がしい場所でよく使う人に向くという。
 NTT Docomoは、今年9月に画面の文字が大きく電子メールを電話機が読み上げる機能などが特徴の「らくらくホン」シリーズの最新機種を売り出した。同シリーズは’99年10月の発売から8月末までに240万台が売れており、若年層や高齢層、機械が苦手な人の層の需要に合致したものだ。
よくかめば、脳の働きも活発に  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312080092.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/08
 かむ行為は、全身の健康とも係わっているようだ。かむ回数が少ない早食いだと、満腹感が得難いので、食べ過ぎで肥満につながり易い。準備ができないまま食べ物が胃に入るため、下痢や便秘を起こし易い。 噛めなくしたマウスは場所を覚える能力が下がることが実験で確かめられており、ものを食べられる状態を保つことが一部の痴呆(ちほう)予防に役立つ可能性がある。
 片側ばかりで噛むと肩こりや頭痛などの変調をきたす恐れがあり、片側で噛み続けると同じ側の聴力が低く、前歯ばかりでかむと高い音が、奥歯ばかりだと低い音が聞こえ難くなる傾向があるという。
老化防止サプリメントで動脈閉塞?  
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20031212hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/12/04
 DHEA(デジヒドロエピアンドロステロン)が含まれる「老化防止」をうたったサプリメントには、免疫系の活性化、記憶力の向上、体重減少の促進、性衝動の低下防止をもたらす作用があるとされてきたが、米国心臓病学会誌「Journal of the American College of Cardiology」12月3日号掲載のヒト細胞をDHEAに曝露した研究において、このホルモンに動脈閉塞を引き起こす作用のあることが指摘された。

2003/11/23
βカロチン、ビタミンC,E、亜鉛が高齢者の失明を防ぐ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/277560
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/20 
 ジョンズホプキンス大学(ボルチモア)での研究で、「米眼科学会誌」に報告された所によると、網膜の中央にある黄斑部が変化して、見ようとするものの中心部が見え難くなったり、ゆがんで見えたりと、病状が次第に悪化して、最後は失明に至るケースも多い「老人性黄斑変性症」という眼の病気の予防に対して、抗酸化物質作用の強いβカロチン、ビタミンC、E、それに亜鉛のサプリメントの大量療法が効果があるという。

2003/11/16
孫の世話をするおばあちゃんには心臓病が多い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/276320
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/13 
 ハーバード大学公衆衛生学部のサンミン・リー博士らの研究チームは、同大学が長期間継続して行っている「看護婦健康調査」のデータから54412人の女性(46歳〜71歳)について調べたところ、孫の養育や世話に、1週間当たり9時間以上当てている祖母は、心臓病にかかる割合が1.55倍高いなどの健康問題が起こりやすいという研究報告を行った。
新型肺炎、不安がらず早めの対策
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031113so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2003/11/13
 この冬、再流行が懸念される新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)。あまり神経質になる必要はないようだが、初期症状の似たインフルエンザと混同されやすいこと。手洗い、うがいなどの励行はもちろん、インフルエンザワクチンの接種など早めの対策を心がけたい。

 ウイルスの排出が最も盛んで感染が広がりやすいのは、発症後10日前後、肺炎を発症してから。発熱やせきが出る程度では感染力は弱く、無症状や 潜伏期はほとんど感染しないので、身近に肺炎患者がいなければ、過度に不安がる必要もなさそうだ。
 新型肺炎患者の7割近くが下痢を起こしたというデータがあり、ふん便から手を通じて感染が広がる可能性はあり、手洗いは大事。外出先、特に病院に行った後などは、手洗い、うがいを!。
心配なのは、新型肺炎とインフルエンザの初期症状が似ているため、流行時期が重なると、診断や治療の際に混乱が起きる。診断が遅れれば、気付かないうちに感染を広げる危険もある。高齢者は予防接種を受けておいたほうが良い。

▼NPO法人「バイオメディカルサイエンス研究会」の電話相談
  03-3200-6784 月―金曜日、9時半―17時

国立感染症研究所のホームページでも今冬の対策を紹介している。
  http://idsc.nih.go.jp/index-j.html

天然ハーブが老化防ぐ
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031112so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2003/11/12
 天然ハーブには酸化を防ぐ「抗酸化作用」があることが知られ、食品の腐敗を防ぐスパイスなどに使われている。三菱電機は、この天然ハーブから抽出した成分が人体に有害な活性酸素を抑える効果を持つことを、産業技術総合研究所との共同研究で、世界で初めて確認し、5件の特許を申請中。来年にも抗酸化機能を備えたエアコンなどを製品化する予定。

2003/11/08
100歳以上の長寿になるための遺伝子発見 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/274958
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/05 
 ニューヨークのアルバート・アインシュタイン医科大学クライド・シェヒター博士らの研究チームが「米国医師会雑誌(JAMA)」で報告したところによれば、血中コレステロールの分子のサイズが大きくなる遺伝子を持っていると、非常に長生きできることがわかった。
 中部ヨーロッパの長生きのユダヤ人「アシュケナジム」(Ashkenazim)の血中コレステロールに関係する遺伝子を調べた結果、長寿老人では、血中に善玉コレステロールと呼ばれる「HDL」(high density lipoproteins )が、一般人よりも多く含まれており、長寿老人とその子どもでは、遺伝子が突然変異を起こしており、これが血中コレステロールの分子のサイズを調節する酵素に関係していることもわかった。
長寿をもたらす遺伝子変異 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20031024hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/10/14
 長寿の原因の一つがコレステロールを輸送する物質であるコレステロールエステル転送蛋白(CETP)を産生する遺伝子の変異にあることが、米国医師会誌「JAMA」10月15日号に掲載された。
 動脈硬化症の発症過程で、高比重リポ蛋白(HDL)は「善玉コレステロール」、低比重リポ蛋白(LDL)は「悪玉コレステロール」として知られており、これら大粒サイズのリポ蛋白は心疾患、脳卒中、糖尿病など加齢に伴う重大な疾患を予防することが明らかになってきている。
 この研究では、年齢が95歳〜107歳の範囲で平均年齢98歳のアシュケナジ(東欧系ユダヤ人)の男女213人とその子供で平均年齢68歳の216人を対象に血液採取を行い遺伝子を調べた。その結果、この長寿者群ではHDL及びLDL粒子の血中濃度とサイズを調節する作用をもつCETP遺伝子にDNA変異が起こる可能性が3倍高く、この変異がCETPの血中濃度の低下を招き、ほとんどの人でHDL濃度の上昇と大粒子のHDL及びLDLの増加が認められた。
年間の総医療費 上位に生活習慣病
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031026so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/26
 増え続ける医療費が国庫と家計を圧迫する中、東京大学大学院薬学系研究科の津谷喜一郎客員教授(医薬経済学)らの研究チームは、119種類の病気について1日当たりの医療費と年間の医療機関の利用日数を推計、病気ごとの年間医療費を算出し、順位付けを行った。高血圧性疾患と脳梗塞が夫々1兆円を突破するなど、生活習慣病が上位を占めた。

2003/10/26
アルツハイマー病の新薬を承認−−FDA 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/272780
   ----日経ヘルス ニュース 2003/10/22 
 FDA(米食品医薬品局)は10月17日に、アルツハイマー病の症状を改善する新薬「メナンチン」(Menantine )を承認した。20004年1月には市販される予定。既存のアルツハイマー病治療薬と併用することで、痴呆症が改善されるばかりか、病気の進行を遅らせる効果がある。
重度アルツハイマー用の薬を承認−−米食品医薬品局
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/30e/024.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/10/18
 FDA(米食品医薬品局)は10月17日に、中度から重度のアルツハイマー病の症状を改善する新薬「メナンチン」(Menantine )を承認した。これまで軽度から中度の症状に対する薬はあったが、重度の患者向けの薬の認可は初めて。欧州では昨年承認され、日本でも臨床試験が行われている。

2003/10/12
結婚生活がうまくいかないと健康にも悪影響  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/270442
   ----日経ヘルス ニュース 2003/10/08 
 ピッツバーグ大学のリンダ・ガロ博士らは、40歳代の女性490人について13年間の追跡調査より、結婚と健康との関係明らかにした。
 この調査結果よれば、結婚に満足している女性は、心臓を患うことも少なく、健全なライフスタイルを維持し、運動をよくし、体重オーバーになることもなく、コレステロール値は正常で、精神的、感情的にも落ち着いていて、怒ったり、落ち込んだり、心配症になったりことも少ないが、結婚に満足していない女性は、そのマイナスの面が健康状態にも現れるという。
欧米や日本の牛乳を飲むと動脈硬化になりやすい?
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/270147
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/07 
 牛乳派を良く飲む人にとっては、ちょっとショックな研究結果が10月2日のポスターセッション「Nutrition」で報告された。オーストラリアのQueensland大学バイオメディカル科学校のKristy A.Tailford氏らの研究グループの研究によれば、日本や欧米で飲まれるホルスタイン種の乳牛の牛乳に多く含まれるタンパク質「βカゼインA1」は、動脈硬化を引き起こす性質が強いというもの。

 ウサギにおける実験結果から、βカゼインA1はβカゼインA2に比べて、血清コレステロール濃度や、HDLに対するLDLの比率を増加させる働きがあり、また、動脈硬化の前段階である脂肪線条の面積や厚みをより強く増大させる働きがあることが明らかになった。

 βカゼインA1とA2の割合は、乳牛の種類によって異なる。欧米や日本で最も多く飼育されているホルスタイン種では63%、アイルシャー(エイシャー)種では67%をA1が占める。アフリカなどで飼育されているボスインディカス種(熱帯種)では、A1は1%未満で、98〜100%がA2だという。熱帯種の牛乳や肉をタンパク源としているマサイ族などでは、虚血性心疾患が極めて少ないという。


2003/10/05
週1時間速歩きで血圧下がります 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031004so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/04
 国立健康・栄養研究所の高田和子主任研究員らは、高血圧の男女207人を5グループに分け、毎週の運動時間をそれぞれ「0」から「2時間以上」に決めて、8週間続けさせた結果、最高血圧の降下は、1〜1.5時間/週 運動を行ったグループで顕著に現れ、それ以上運動量を増やしても、大きな変化はなかった。運動の回数が週1回でも、5回以上の細切れでも、効果は同じだったという。この結果より「1週間に合計1時間以上速歩きすれば、血圧が下がる」ことが分かった。運動の回数より総量が重要。速歩きなど、心拍数が毎分110〜120回になる程度の軽い運動が有効。
高血圧になると、物忘れが起こりやすい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/268877
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/29 
 ピッツバーグ大学のリチャード・ジェニングス博士が、米心臓学会高血圧部会で発表したところによると、高血圧の人は、自宅の電話番号を度忘れするなど、ちょっとした記憶力障害に陥ることが多いという。心臓発作や脳卒中を引き起こす要因といわれている高血圧が、記憶力や注意力にも問題が起きることを明らかにしたのは、初めてのこと。脳への血液の流れが悪くなっていることが、高血圧の人の記憶力低下の原因と分析している。
喫煙者に乳酸菌が“薬効” 免疫機能担う細胞の働き強化−−ヤクルト研と阪大調査
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/30e/024.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/30
 ヤクルト中央研究所と大阪大医学部の研究グループが、日本免疫毒性学会で発表したところによれば、免疫機能を担いがん細胞やウイルス感染細胞などを攻撃する「ナチュラルキラー(NK)細胞」の働きが乳酸菌によって強まることが、喫煙者を対象にした飲用試験で分かった。  NK細胞はリンパ球の一種で、喫煙のほか、ストレスや睡眠不足などの影響で働きが低下することが知られている。
ナッツに心臓を守る効果
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200309290095.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/09/26
 地中海食の要素の一つである、ナッツの持つ油脂の効果が、最近解明されつつある。米国では、「クルミは血中のコレステロールを下げる」「ナッツ類を週に5回食べる人は、ほとんど食べない人に比べて心臓病になり難い」などの調査結果が報告されている。ナッツ類に多く含まれるαリノレン酸という脂肪酸の働きによるものと推測されている。魚の油脂と同じn-3系という型に属し、血小板が集まって血管を詰まらせるのを妨げる作用があるとされる。
 ナッツ類を含む「種実(しゅじつ)類」の摂取量は、日本人で1日当り 平均2g。7Kcal/1g 前後と高カロリーなので、地中海食のように細かく砕いてパスタやサラダに加えるなど、日常の食事の中で味わった方が良い。
 αリノレン酸には、別の効果もある。体内に入ると、魚に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)に変わる。EPA、DHAは共に、心臓病を防ぐ効果が知られているが、取り過ぎは、有害な過酸化脂質ができやすくなったり、出血時に血が止まり難くくなったりする危険があるので、「合計で1日4gまで」として「サプリメント」で補給する場合は注意が必要。

2003/09/28
年をとっても精神的才能は衰えない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/268294
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/25 
 視力、聴力は、65歳から74歳の間に衰え始めるが、精神力については、70歳、80歳になっても、今持っている才能や特技は、決して衰えることはないと、オーストラリア国立大学の精神医学者カーリン・アンゼイ博士が高齢者を励ましている。

2003/09/21
エクササイズでセックスライフがのびる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/267475
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/19 
 ハーバード大学公衆衛生学部のエリック・リム助教授らが、53歳〜90歳までの男性3万1742人を対象にアンケート調査を行い分析した研究結果によれば、ジョッギングをする、早足で歩くなど、日常的によく運動をする男性は、運動をしない人よりも、50歳過ぎてのセックスライフが30%長くなるという。更に非常によく運動をする人で、たばこを吸わず、筋肉質で、飲酒は適量という人では、セックスライフが平均より10年も長いこともわかった。
40歳以上の60〜80人に1人がB型、C型肝炎ウイルス感染者
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/267092
     MedWaveトピックス 2003/09/18 
 厚生労働省が9月12日発表した、2002年4月から実施している老人保健法に基づく40歳以上の肝炎ウイルス検診の実績を発表したところによれば、192万3480人が受診した。C型肝炎ウイルス検診において、感染者率は1.6%にものぼり、約60人に一人が感染している計算になる。また、B型肝炎ウイルス検診では1.3%、およそ80人に一人がHBs抗原検査陽性と判定された。年齢別に見ると、C型肝炎ウイルス検診では、高年齢になるほど感染者率が高かった。都道府県別では大きな差が見られ、C型肝炎ウイルス検診では、節目検診の総平均が1.1%だったのに対し、佐賀県だけが3.9%と飛び抜けて高かった。

厚生労働省の「報道発表資料」>「平成14年度肝炎ウイルス検診等の実績及び平成15年度肝炎ウイルス検診の実施状況について」2003/09/12

働いて自ら支える高齢社会に、総務省統計局が高齢者人口と就業状況を発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/267093
     MedWaveトピックス 2003/09/18 
 総務省統計局が9月14日に発表した資料「高齢者の就業と暮らし」によると、高齢者人口のうち、就業者と完全失業者を合計した労働力人口の比率は日本が20.7%で、主要先進国の中では飛び抜けて高いことが分かった。他の先進国の高齢者労働力人口比率は、米国は13.3%、英国は8.7%、カナダ6.0%、ドイツ2.8%、フランス1.3%などで、1割を超えているのは日米だけ。日本の高齢者の5人に1人は労働力で、日本の社会は既に、自ら働いて支える高齢社会に変貌しつつあるように見える。

総務省・統計局の「統計トピックス」>「65歳以上人口は過去最高の2431万人」2003/09/14

高血圧と言われたら…家庭で定期的測定を
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li391701.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/09/17
 高血圧は心臓病や脳卒中の大きな要因で、悪化を防ぐには、血圧を定期的に測ることが欠かせない。医療機関で測る血圧は「白衣高血圧」といい、普段の数値と異なる場合が多い。それは医師や看護師の前で血圧を測った時に、緊張で血圧が大幅に上がるからで、家庭で毎日決まった時間に測る方が格段に正確な情報を得られるので自宅で手軽に測れる家庭用血圧計を上手に利用したほうが、変化が分かり易く、その記録を医師に見せ、アドバイスを受けるのが望ましく、薬の変更や増減など、きめ細かい治療を受けられるようになるという。

 医療機関で測る場合の「正常値」は、最大血圧が130未満かつ最小血圧が85未満。一方、毎日測る家庭での血圧は2000年に、最大血圧125未満かつ最小血圧75未満が正常の目安とされた。
 正確に測るにはどうするかだが、血圧計の種類は、空気で血管を圧迫する腕帯を巻く部位によって「上腕式」と「手首式」があるが、医療用の水銀式血圧計との誤差が少ないのが上腕式。正確に測るには、心臓と同じ高さにすることが必要だ。テーブルや机でひじの高さを調整するか、寝た姿勢であれば、おおむね正確な値になる。

塩酸ドネペジル(商品名:アリセプト)などの第二世代アルツハイマー病治療薬は「有効で安全」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/267091
     MedWaveトピックス 2003/09/17 
 Canadian Medical Association Journal(CMAJ)誌9月16日号に掲載された研究報告によれば、第二世代コリンエステラーゼ阻害薬3剤のプラセボ対照無作為化試験のメタ分析から、アルツハイマー病治療に使われる、塩酸ドネペジル(商品名:アリセプト)などの第二世代コリンエステラーゼ阻害薬は、有効で安全という結論が導かれた。今年6月に厚生労働省研究班が取りまとめたアルツハイマー病診療ガイドラインでは、国内未承認・未開発2剤を含むこの3剤を有効な治療薬として強く推奨したが、この指針が今回のメタ分析からも裏付けられた格好だ。

2003/09/07
抗老化のカギになる酵素の働きが見つかった 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/264869
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/03 
 抗老化分野の第一人者、デービッド・シンクレア博士(ハーバード大学)が、8月24日の「ネーチャー」オンライン版で述べたところによると、「サートゥインス」(sirtuins)という名の酵素は、すべての生き物のエイジング(加齢)を事実上制御している酵素で、抗老化の薬剤開発の目標となるという。このサートゥインスという酵素は、飢餓状態による延命効果のプロセスで摂取カロリーを減らして長生きさせる過程に大いに関連しているとして、注目されている。

2003/08/31
「老化抑える物質発見」と米研究チーム 酵母では確認
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200308260134.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/08/26
 米ハーバード大などの研究チームが、英科学誌ネイチャー(電子版)の最新号に老化を抑える画期的な物質を発見したと発表。「老化抑制の薬につながる可能性がある」と米メディアが詳しく報じたが、実験で寿命延長を確認したのは、酵母を使ったもの。

2003/08/23
アルツハイマー病の症状改善に抗うつ薬が有効 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/262883
   ----日経ヘルス ニュース 2003/08/22 
 「一般精神医学雑誌」(Archives of General Psychiatry )7月号によれば、一般のうつ病患者に与える抗うつ薬の「ゾロフト」(Zoloft)を、アルツハイマー病のお年寄りに投与したところ、患者の思考、記憶、学習には影響は起きずに、症状が大きく改善されたという。
健康的な生活でEDを予防 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030815hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/08/04
 米国医師会発行の「Annals of Internal Medicine」8月5日号掲載の研究報告によると、50歳を越えた男性に一般的で、加齢とともに増加する勃起不全(ED)は、治療に頼らなくとも体重を減らす、禁煙する、運動量を増やすといったライフスタイルの改善によるところの、心血管疾患や糖尿病などの予防法等と同じ方法で、対処できる可能性が、明らかになった。

2003/08/10
高齢者虐待防止学会が発足 東京で記念シンポ
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200308090186.html
     Asahi.com健康 2003/08/09
 介護が必要なお年寄りへの虐待を防ぐために取り組む「日本高齢者虐待防止学会」が9日、発足した。理事長の日大の田中荘司教授は、本学会の活動の軸として、虐待に追い込まれる家族への支援の研究や「高齢者虐待防止法」の制定を国に働きかけていくという。
東京都老人研、介護予防の秘訣や知識伝える一般向け公開講座を9月11日に開催
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/261170
     MedWaveトピックス 2003/08/08 
 東京都老人総合研究所では、9月11日に、「めざせ介護予防! 健康で自立した老いの秘訣」をテーマにした老年学公開講座(第73回)を実施する。

東京都報道発表資料 「第73回老年学公開講座の開催について


2003/07/28
長寿を支えるパワー食 ゴーヤー
  http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20030625A/index.htm
      All About Japan >> 健康・医療 >> 食と健康 >> ガイド記事一覧 2003/07/18 
▼沖縄の長寿を支えるパワーフード
    生活習慣病への効果

     沖縄では昔から、ゴーヤーの苦みには血をキレイにして、血圧を安定させる効果があると伝えれられており、漢方、アーユルヴェーダなどは、古くからその効能を認めていた。

     独特の苦味は、果皮に含まれる「モモルデシン」「チャランチン」という成分に血糖値やコレステロールを低下させる効果がある。
     また、ゴーヤーには植物インスリン(P−insulin)が豊富に含まれており、血糖値を安定させる優れた効果もある。
     これらのことより、海外での臨床試験の結果によれば、ゴーヤーが糖尿病に有効であることが報告されている。
     尚、コレステロールや中性脂肪などの血中脂肪の低下には、特に水溶性の繊維を一緒に摂ると効果的だが、ゴーヤーには水溶性繊維が豊富に含まれている。

     ゴーヤーの果実や種子に含まれている「蛋白MAP30」は、ナチュラルキラー細胞を活性化させるので、ガン細胞の増殖を抑えるといわれている。また、ガンの進展を防ぐ「モモルカロシド」という物質をも含んでいるというから、成人病予防食としては、うってつけということか。

▼夏ばてに効くゴーヤーのパワーと活用法
    夏ばてに効くゴーヤーのパワーは?

     ゴーヤー1本あたり、レモン3個分、キャベツの約4倍分のに相当するビタミンCを含む。しかも、ゴーヤーに含まれるビタミンCは、加熱しても壊れ難い特徴があるという。
     ビタミンCのような抗酸化物質を含む植物性食品は、動物性食品と一緒に組み合わせると、さらに抗酸化力がアップする性質があるので、肉と一緒に炒める料理ゴーヤーチャンプルーは、元気の源としてふさわしい。
     更に、ゴーヤーには、β-カロチンやビタミンB1、またカリウム、リン、鉄分などミネラル類も豊富なので、夏バテ防止に大いに役立つ。

    ゴーヤーの活用法

     では、健康に良い素材のゴーヤーの苦味を緩和する方法とか料理法は? 次の関連サイトでチェックしてみよう。

    ≪関連リンク≫

    1. ゴーヤー大好き
    2. ゴーヤーとは(Fine Club)
    3. ゴーヤー料理(エミおばさんの沖縄料理レシピ)
    4. ゴーヤのつぶつぶスープ(スタイリッシュレシピ)
    5. ゴーヤーチャンプル&黄金チャーハン(料理のABC)
日本が世界に誇る長寿食品・ ガン、生活習慣病予防に昆布
  http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20030507A/index.htm
      All About Japan >> 健康・医療 >> 食と健康 >> ガイド記事一覧 2003/05/14 
▼昆布は、長寿食
     今から約2000年前の秦の始皇帝が徐福に命じ蓬莱島へ求めたという不老長寿の薬は、諸説有る中で実は昆布だったという説も。 内陸部の食べ物では得られないヨードなどの栄養が海藻には含まれているからかでは。
     日本における長寿で名高い地方では、昆布を初めとする海藻をよく食べている。
     さまざまな実験や研究によって、穀類を主食に海藻や魚食、野菜をおかずとする日本型食事が理想的であるとされつつあります。
▼循環器系疾患の予防・改善に
     昆布に豊富に含まれている食物繊維・マグネシウム・銅に注目。

    食物繊維のアルギン酸:
      塩分の取り込みを抑え、それにより高血圧や動脈硬化に予防効果を発揮し、脳卒中や心臓病を抑える。
    ラミニンというアミノ酸:
      一時的に血圧を下げる働きをする。
    マグネシウム:
      塩分を排出する働きを良くして、高血圧を防止する。充分に取ると心筋梗塞や脳卒中を抑える。マグネシウムはストレスが多いと減り易いのでストレスが多い方は、意識的に昆布を食べよう。
    銅:
      動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールが酸化するのを防ぎ、動脈硬化を防止する酵素を作る。 銅は最低でも2〜3mg/日を摂取する必要がある。
▼ガン治療にも革新
    昆布に含まれる食物繊維の1種である「U−フコイダン」にガン細胞が自滅するように誘導する働きがあることが確認されています。
▼現代人におおすめの昆布の働き

    イライラ防止に:
      昆布は、カルシウムを多く含み、牛乳の約7倍! カルシウムには精神を安定させる働きがある。
    花粉症に:
      昆布には抗アレルギー成分が豊富に含まれている。この昆布の抗アレルギー成分は、水には溶けないのでダシとして使うのではなく、食べることがポイント。
魚類はアルツハイマー病発症リスクを低下させる−−米研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/258942
     MedWaveトピックス 2003/07/25 
 週に魚類を少なくとも1回食べる人は、食べない人に比べアルツハイマー病発症リスクが60%減少するとの前向きコホート研究が、Archives of Neurology誌7月号に掲載された。 興味深いのは、魚に含まれる不飽和脂肪酸のうちドコサヘキサエン酸(DHA)は効果有るが、エイコサペンタエン酸(EPA)には効果が認められなかったという。

2003/07/20
あなたはあと何年生きられるのか?
  http://arena.nikkeibp.co.jp/tec/web/20030714/105296/
     WPC Arena >> 実戦テクニック Web活用術へ 新着テクニック 中級
 老化に関する情報を集めた健康情報サイトの「若返りドットコム」を紹介している。その中の「公認寿命予測テスト」では、設問に答えると、あと何年生きられそうかという余命年数を、性別や生活習慣、性格の傾向などを判定材料にして、更に交通事故や殉職の危険性を加味した診断し判定してくれる。

 診断の結果により落ち込む必要は無い。むしろ長生きの秘訣を盛り込んだ「抗老化医学の基礎」や「抗老化医学実践編」といった内容を一読し、今後の生活習慣等を改める切っ掛けにされることをお薦めする。

「老化に関する学説」は、知識として利用しよう。食生活に不安があれば、「抗老化素材検索」で長生きに必要な栄養素を探してみるのもいいのでは。

結婚は「できない」から「しない」へ、「親と同居」は急増−−独身者全国調査
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/257859
     MedWaveトピックス 2003/07/18 
 国立社会保障・人口問題研究所は7月17日、第12回出生動向基本調査の独身者調査結果を公表した。調査結果によると、結婚する意思を持つ未婚者の比率は徐々に減ってきているが、依然として9割近い。興味深いのは、「30代女性」で結婚する意思を持つ比率がこの20年間で急増した。1982年に70%強だったものが2002年には85%まで上昇し、20代と大差なくなっており、女性の晩婚化の傾向を反映している。
 結婚しない理由については、過去の調査に比べると、「適当な相手にめぐり合わない」という回答は減る傾向にあり、「必要性を感じない」「仕事に打ち込みたい」などの回答は増える傾向で、総じて、未婚の理由は「結婚できない」から「結婚しない」へと変化しつつある。
高齢者の一人暮らし、78%が経済的に「心配ない」、内閣府が調査結果を発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/257688
     MedWaveトピックス 2003/07/17 
 内閣府が7月16日に公表した「一人暮らし高齢者に関する意識調査」によると、一人暮らし高齢者の71%は「いまの一人暮らしが良い」、78%は「生活にゆとりがある」「ゆとりは無いが心配無い」などと、自立した生活を送っている実態が明らかになった。
 調査結果によると、「今後だれかと一緒に暮らしたいか?」の問いには、「今のまま一人暮らしでよい」が71%を占め、2位は「子ども」だった。経済的な生活面について「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」が25.1%、「家計にゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」が52.9%と両者で78%を占め、比較的安定した生活基盤があることがわかった。

内閣府高齢社会対策 > 「一人暮らし高齢者に関する意識調査」結果について(H15.7.16)

コエンザイムQ10の抗加齢作用に疑問符
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/257568
     MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2003/07/17 
 2001年食薬区分の見直しに伴い、今までは医薬品であった「コエンザイムQ10」が健康食品として出回っている。これは、うっ血性心不全の治療薬としての「コエンザイムQ10」もまだ存続している。

 抗酸化作用を有することから、コエンザイムQ10は、「人間の元気の源」「活性酸素による害を抑え、健康維持、老化防止、さらに美肌等の美容効果も期待できる」などと宣伝されて売られている。健康食品で販売されているコエンザイムQ10の服用量は、100mg程度/日であるが、医薬品としての服用量は30mg/日だ。健康食品からこれを摂ると、医薬品として服用した場合の3倍以上とることになるという、奇妙な現象が起こっている。

「2015年の高齢者介護」研究会報告書、厚労省がホームページで公開
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/257456
     MedWaveトピックス 2003/07/16 
 厚生労働省は7月15日、高齢者介護研究会がこの6月26日にまとめた報告書「2015年の高齢者介護 高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて」を同省のホームページで公開した。高齢者介護研究会は厚労省老健局長の私的研究会としてこの3月に設置され、検討テーマは、「平成16年度を終期とするゴールドプラン21後の新たなプランの策定の方向性、中長期的な介護保険制度の課題や高齢者介護のあり方」というもので、10回にわたって討議した内容をまとめたもの。

厚生労働省検討会等 > 「2015年の高齢者介護

100歳の言葉、みずみずしく 回想療法、記録を本に
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200307150240.html
     Asahi.com健康福祉・高齢 2003/07/15
 100年の人生はなだらかではないが、100歳の言葉はみずみずしい。東京郊外の病院で、「100歳」の男女5人が、高齢者向けの心理療法のひとつ「回想法」に基づき対話を重ねて、子供時代、結婚、仕事、戦争・・・来へ。「生きることを恐れないで」と、若い世代を励ますように、対話の記録を本になるという話題。

2003/07/13
女性の平均寿命、85歳超える 厚労省まとめ
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200307110401.html
     Asahi.com健康 2003/07/12
 11日に厚生労働省がまとめた02年の簡易生命表によれば、日本人の平均寿命は女性が85.23歳、男性が78.32歳となり、共に過去最高を更新した。女性は初めて85歳を超え、世界一の水準で長寿化が進行している。2002年に生まれた赤ちゃんのうち、男性は54% 強、女性は76%が80歳まで生きられるというもの。

厚生労働省トピックス>「日本人の平均余命平成14年簡易生命表

要介護者の2人に1人が痴呆 昨年9月現在 厚労省調査
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200306260315.html
     Asahi.com健康 2003/06/26
 要介護認定者(要支援含む)314万人のうち約半数の149万人が「何らかの介護・支援を必要とする痴呆高齢者」とする昨年9月時点の推計を、厚生労働省が26日に公表した。そのうち痴呆の影響があるのは、在宅の要介護認定者では1/3(210万人中73万人)、特養など介護保険対象の施設にいる高齢者では8割にのぼるとしている。

厚生労働省トピックス>「平成13年度 介護保険事業状況報告(年報)

  http://www.health-station.com/n20.html
   Health Media >> News&Topics〜「最近の痴呆予防の取り組み」2003/04/17
 4月17日、都老人総合研究所(東京都板橋区)で、痴呆予防講演会「ちょっと気になるもの忘れ〜最近の痴呆予防の取り組み」が開催された。超高齢化時代を迎え、痴呆症対策における食生活との関連を探るレポート記事。

▼脳のシミ、「アミロイドβ蛋白」説が有力

     アルツハイマー病の発症の原因は、加齢と共に脳内に蓄積される老人斑の主成分であるアミロイドβ蛋白質であるとみられている。アミロイドβ蛋白質は、凝集性が強く、強い毒性で神経細胞にダメージを与えるという。
▼アルツハイマー症の周辺症状
     アルツハイマー症に必ずみられる中核症状:
      ・新しいことを覚えられない、以前のことを思いだせない、
      ・物の名前が出てこない、
      ・品物をみても何だかわからない、
      ・段取りや計画が立てられない、
      ・服の着方や道具の使い方がわからない、など。

     アルツハイマー症の周辺症状:
      ・抑うつ状態、いらいらして落ち着かない、
      ・不眠、一人にされると落ち着かなくなる、
      ・無目的に歩きまわる、
      ・ささいなことで声を荒げたり、手を挙げたりする、
      ・夜中に急に騒ぎ出したりする、など。

▼飽和脂肪、トランス脂肪の摂取との関連も指摘
     アルツハイマー症が発症と、日頃の食生活との関連はどうなのか?。
      最近の研究では、飽和脂肪とかトランス脂肪の摂り過ぎが発症リスクを高めるという米国の研究者の報告(Neurology'03/2月号)がある。
     この他、オランダの研究グループによれば、HDL(善玉)コレステロール濃度が低いのもリスクを高めると報告している。
▼痴呆症は、もはや老人病ではない
     米国をはじめ、日本でも、若年性の痴呆症が問題になりつつあるという。
     現在、米国でのアルツハイマー病患者は、推定約400万人。そのうち、5%〜10%が65歳以下の若年性アルツハイマー症といわれる。2050年にはアルツハイマー病患者は1400万人に増え、若年性は15%近くに達するものと予測されている。
     若年性の原因は、遺伝子DNAの異常に原因があると見られているが、老人性より進行が早く、数年のうちに重症となり、診断から10年以内に亡くなるケースもあるという。
予防できる可能性も アルツハイマー病
  http://kk.kyodo.co.jp/iryo/category/nousinkei.html
     共同通信社医療新世紀 > 脳神経 2002/ 6/11
 アルツハイマー病は予防できるかもしれない―。治療も予防もできないとされていたが、実は食生活や運動などと関係しているらしいという調査結果が次々と報告されてきている。

▼遺伝的要因
 1993年、「アポリポタンパクE」という、アルツハイマー病の危険因子が発見され、大きな話題となった。個人で異なる遺伝子タイプによって、この病気のかかりやすさが分かるのだが、遺伝的素因だけでなく、環境因子もかなり影響しているらしいということが判った。

▼環境因子の関与
 昨年報告された米国の研究では、人種的にアルツハイマー病になりやすい遺伝的素因を多く持つアフリカ出身者を対象に行われ、アフリカに住む人と米国在住者の発症率を比べた結果、米国在住者の方が2.5倍もかかりやすいことが判明。環境因子が関係していることが示された。
 さらにアルツハイマー病と血管因子との関係も再び注目されてきている。フィンランドの21年間の追跡調査では、中年期に高血圧やコレステロール血症があると、老年期にアルツハイマー病になりやすいという結果が分かった。オランダの約2万人の2年半の食事とアルツハイマー病の関係を調べた調査では、魚の摂取が発症を抑制するとの結果が出ている。

▼初期には効果?
 後天的因子のうち、特に食事に注目して5年前から住民の調査を実施してきた自治医科大大宮医療センターの植木彰教授によれば、「驚くことに、アルツハイマー病の患者さんは、魚と野菜の摂取が少なく、肉だけを好む傾向だった。ビタミンC、Eやミネラルなどの取り方も有意に少なかった」という。
 同教授によれば、魚が持つ脂質の不飽和脂肪酸が重要とみており、アルツハイマー病初期とみられる軽度認知障害の患者には、魚と野菜を徹底的に取らせているという。

アルツハイマー、新ワクチンで原因物質除去
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030617so13.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/06/17
 飲むだけでアルツハイマー病の原因とされる物質が除かれるという、新たなワクチンの開発に、愛知県大府市の国立療養所中部病院長寿医療研究センターの研究チームが成功した。18日から名古屋市で始まる日本老年学会総会で発表される。マウスを使った実験では、課題だった副作用もなかったという。アルツハイマー病は脳に「βアミロイド」という物質が溜まることで、神経細胞が死滅し、記憶障害などが起きるとみられている。

アルツハイマー病のAAVワクチンが開発、疾患モデルマウスで効果と安全性を確認  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/253335
     MedWaveトピックス 2003/06/20 
≪アルツハイマー病に関する気になるページ≫ 

ぼけ予防協会
    http://www.mainichi.co.jp/life/bokeyobou/

痴ほう症 アルツハイマー病 医療情報公開
    http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/

飲酒でアルツハイマー予防は誤解[食と健康]
    http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20030203A/

アルツハイマー痴呆症、イチョウ葉エキスが改善
    http://www.health-station.com/topic43.htm

アルツハイマー
    http://www.naoru.com/arutuhaima-.htm

アルツハイマー病の新治療法、初期試験の結果は良好
    http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20030417308.html

理化学研究所・脳内のβアミロイド分解系路を解明
    http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2000/000201/index.html

理化学研究所・孤発性アルツハイマー病の原因解明に大きく前進
    http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2001/010521/index.html

理化学研究所・アルツハイマー病の原因となる酵素の働きを新たに発見
    http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2001/011120/index.html

科学技術振興事業団・アルツハイマー病発症における神経細胞死の解明に向けて
    http://www.jst.go.jp/pr/announce/20030513/


2003/07/05
喫煙者はβカロテン入りサプリメントを飲むべきではない、とUSPSTFが勧告
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/255673
     MedWaveトピックス 2003/07/04 
 米国予防医療専門委員会(USPSTF)は6月30日、ビタミンA、C、Eや葉酸などによる癌・心血管疾患予防効果には、十分なエビデンスがないとする勧告を発表した。この内、体内でビタミンAに変化するβカロテンについては、喫煙者などに癌を誘発する恐れがなどがあり、βカロテン単剤、あるいはβカロテンを含むビタミン剤は、癌や心血管疾患の予防目的では摂取すべきでなくという。この勧告の根拠となった臨床研究の解析結果の一部は、 Annals of Interenal Medicine誌7月1日号に掲載された。
「地中海食」は長寿の元、ギリシャのコホート追跡研究が示唆
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/254914
     MedWaveトピックス 2003/07/01 
 野菜や果物、魚を沢山食べ、肉や乳製品は少なめ。オリーブオイルをたっぷり使い、そして食事と共にワイン。そんな地中海地方の伝統的な食習慣を守っている人は、長生きする傾向があることが、ギリシャの前向き研究から明らかになった。欧米では「地中海食」が健康に良いとして人気メニューの一つとなっているが、大規模な前向き研究で死亡率の違いが確かめられたのは初めて。研究結果は、New England Journal of Medicine(NEJM)誌6月26日号に掲載された。

▼論文:「Adherence to a Mediterranean Diet and Survival in a Greek Population

みそ汁に乳癌の予防効果か、日本のコホート追跡研究が示唆
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/254696
     MedWaveトピックス 2003/06/30 
 みそ汁を3杯/日以上飲む女性は、ほとんど飲まない人よりも、乳癌になる確率が4割少ないということが、日本人の中高年女性約2万人の追跡研究から明らかになった。みそ汁などの大豆食品に含まれる「イソフラボン」という成分に、乳癌を予防する効果があるためとみられている。研究結果は、Journal of the National  Cancer Institute(JNCI)誌6月18日号に掲載された。

▼論文:「「Soy, Isoflavones, and Breast Cancer Risk in Japan」

▼厚生労働省の多目的コホート研究「JPHC」研究概要パンフレット(PDF)


2003/06/29
「文化系」の趣味を持つ高齢者はボケにくい−−米調査
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/254154
     MedWaveトピックス 2003/06/26 
 75歳以上の高齢者500人を20年間追跡した米国の痴呆に関する調査で、読書やチェス、楽器演奏など「文化系」の趣味を持つ人は、そうした趣味を持たない人よりも痴呆になり難く、散歩や水泳などの「運動系」の趣味の有無は、痴呆になるかどうかとは無関係だった。研究結果は、New England Journal of Medicine(NEJM)誌6月19日号に掲載された。

▼論文:「Leisure Activities and the Risk of Dementia in the Elderly

白内障の目薬、「科学的根拠無し」 厚労省研究班
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200306240140.html
     Asahi.com健康(医療・病気ニュース) 2003/06/24
 白内障は、目の中でレンズの役目をしている水晶体が濁り、視力が低下する病気。老化と関係が深く、80歳以上のほとんどに症状が見られる病気。この白内障の治療法について、進行を抑える目的で使われている目薬や飲み薬は、「有効性に関する十分な科学的根拠がない」とする初の診療指針を、厚生労働省の研究班がまとめた。人工レンズの移植手術を唯一の治療法と位置づけている。
痴ほう・パーキンソン病予防にカルシウムと運動が有効
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030624so15.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/06/24
 海外では近年、山歩きや散歩、ストレッチなどの運動を1ヶ月程度続けると、パーキンソン病や痴ほう症が改善したとする報告が増えている。また約4300人を追跡調査した海外の研究では、運動習慣がある人は、ない人に比べて痴ほう症になる割合が半分程度だったという背景を踏まえ、海藻や牛乳などカルシウムが豊富な食事や日々の運動が、パーキンソン病や痴ほう症の治療や予防に役立つことを筑波大医学系の須藤伝悦博士らが動物実験で初めて明らかにしたことにより、生活習慣の大切さが改めて注目されそうだ。

2003/06/22
「お年寄り」って…65%「70歳以上」 朝日新聞世論調査
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200306190385.html
     Asahi.com健康 2003/06/20
 「お年寄り」と聞いて何歳以上を思い浮かべるか?。朝日新聞社が実施した全国世論調査(面接)では、65%の人が70歳以上の年齢を挙げた。82年の同じ調査では、70歳以上が47%、70歳未満は51%だったことからも、「お年寄り」の境界線が、ぐっと高い年齢へ移ったことになる。
『バイアグラ』を追撃する新薬の開発
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20030619301.html
     WIRED NEWS > 最先端医療 2003/06/17
 パラティン・テクノロジーズ社は、現在『PT-141』と呼ばれる新薬の有効性を実際の性生活で検証するため、テストに参加してくれる患者を集めている。。PT-141は経口薬ではなく鼻内噴霧薬であり、いろいろな面でバイアグラとは違っている。同社の研究者たちの調査によると、バイアグラを飲んでも勃起を達成できなかった多数の患者が、PT-141では成功したという。
アルツハイマー、新ワクチンで原因物質除去
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030617so13.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/06/17
 飲むだけでアルツハイマー病の原因とされる物質が除かれるという、新たなワクチンの開発に、愛知県大府市の国立療養所中部病院長寿医療研究センターの研究チームが成功した。18日から名古屋市で始まる日本老年学会総会で発表される。マウスを使った実験では、課題だった副作用もなかったという。アルツハイマー病は脳に「βアミロイド」という物質が溜まることで、神経細胞が死滅し、記憶障害などが起きるとみられている。

アルツハイマー病のAAVワクチンが開発、疾患モデルマウスで効果と安全性を確認  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/253335
     MedWaveトピックス 2003/06/20 
速足ほど低い死亡率…米の糖尿病男性調査
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030617so15.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/06/17
 糖尿病の大半を占める2型の糖尿病患者では、日ごろ速足で歩いている男性の方が、ゆっくり歩いている男性より死亡率が低いことが、米ハーバード大チームの研究でわかり、米医学誌に発表された。 糖尿病患者の身体活動と死亡率との関連を詳しく分析した研究は、これまでほとんどなかったが、糖尿病と診断された30歳以上の男性3058人の協力で、体を動かすことと死亡率との関係を14年間にわたり調査したもので、この間に355人が亡くなった。 

2003/06/15
内閣府、高齢社会白書を公表、高齢化率は18.5%に  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/252223
     MedWaveトピックス 2003/06/13 
 内閣府は6月10日、2003年度版高齢社会白書を公表した。白書は2部構成で、第1部は、2002年度の高齢化の現状と高齢者対策の実施状況、第2部では2003年度に実施予定の高齢社会対策と関連予算について報告しており、高齢化に加え、少子化により総人口が減少する中で、前年に引き続き、高齢者の社会参加を促す対策に力点を置いているのが特徴。
内閣府・「高齢社会対策ページ」 > 平成15年版「高齢社会白書」
     平成15年版高齢社会白書は、「平成14年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施の状況に関する年次報告」、「平成15年度において講じようとする高齢社会対策」という2つの部分から構成されている。
     「平成14年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施の状況に関する年次報告」では、
    第1章は、基礎的な統計資料等を用いて高齢化の状況について報告し、
    第2章は、平成14年度に政府が講じた高齢社会対策の実施の状況について、高齢社会対策大綱の構成に沿って報告している。
     また、平成15年度におけるる高齢社会対策について明らかにしている。
女性の長生きは加齢が遅いから?  老眼の進行、男性より3〜6歳遅いことが判明 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/251980
     MedWaveトピックス 2003/06/13 
 6月に東京・有明で開催された日本抗加齢医学会において、東京慈恵会医科大学眼科の高橋洋子氏が報告に拠れば、加齢と共に老眼が進み、目の調節力が落ちていくが、女性では、男性に比べて老眼の進み方がかなり遅いことが明らかになった。45歳以上では老眼の進行が5〜10歳遅く、平均寿命の伸びとの関連が示唆された。東京歯科大学眼科教授の坪田一男氏は、「女性は加齢の進行自体が遅いという可能性を示す興味深いデータだ。」と、コメントとしている。
年を取ると楽しい記憶が残りやすい−−心理学者 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/251596
   ----日経ヘルス ニュース 2003/06/11 
 カリフォルニア大学アービン校の心理学者スザン・ターク・チャールズ博士が、雑誌「実験心理学」に発表した報告によると、30歳以下の若い人は人生の暗い側面の方が、より強く記憶に残るが、年齢を重ねるにつれて、逆に明るい記憶だけが生き残り、暗い思い出は消えていくという。

2003/06/08
中年からの「食える資格」 若い者に勝つ勉強法
  http://www.asahi.com/job/special/TKY200305290225.html
     Asahi.com仕事・資格 >週刊朝日・AERA 2003/05/23
 「資格」をとるには膨大なエネルギーを要する。それを生かすのも難しい。でもあきらめてはいけない。資格を武器に、半ばにさしかかった人生を変えていくことはできる。

●49歳・行政書士
 営業一筋20年の人脈・ノウハウ活用 開業3年目で待遇アップの元信金マン

●47歳・社会保険労務士
 大手スーパーサラリーマン生活に見切り 独立5年で売り上げ5000万円 売れっ子事務所の主に

●42歳・司法書士
 コネなし・カネなし38歳失業男が難関資格にスピード合格・開業するまで

●37歳・ファイナンシャル・プランナー
 化学メーカー営業だったが、人生を見据えて決断し、社労士も合格

●60歳・弁理士
 JT役員退任後57歳で資格ゲット。老いても難関突破できた“頭づくり”の秘訣

ガンと性格は、関係なかった…東北大チーム
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030605so13.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/06/05
 「感情を抑え、我慢するタイプの人はガンになり易い」などと唱える学説に対し、東北大は大規模な疫学調査を行い、ガンを発症するかどうかは性格に影響されないとする分析結果を東北大の研究チームがまとめ、性格との因果関係を否定した。
高齢女性のホルモン療法はアルツハイマー病を呼ぶ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/250160
   ----日経ヘルス ニュース 2003/06/03 
 65歳以上の女性が、エストロゲンとプロゲスティンの合剤で女性ホルモンを補充する療法を行うと、アルツハイマー病やその他の痴呆症にかかりやすくなると言う報告が、5月28日発行の「米国医師会雑誌(JAMA)」で発表された。
厚労省、リーフレット「SARSの基礎知識」を掲載
  http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/03/tp0318-1m.html
     厚生労働省重症急性呼吸器症候群(SARS)関連情報 現在発生中の重症急性呼吸器症候群による健康危害を防ぐために 2003/06/04
 厚生労働省は6月4日までに、ホームページに、「SARSの基礎知識」をまとめたリーフレットを掲載した。

2003/06/01
経験生かし第二の人生 シニアに広がる“講演”デビュー
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200305290181.html
     Asahi.com健康 福祉・高齢 2003/05/29
 定年前後のシニア世代に“講演デビュー熱”が高まっている。企業などに講師を紹介する民間団体の登録数は、発足2年で450人を超え、シニア講師派遣のNPO(非営利組織)も4月に生まれた。長年の経験が人に役立つ。その喜びが講師の魅力。話術を磨く講座も開かれ、「出番」に備える。招く側にとっても、実務が学べて好評のようだ。

東京スピーカーズクラブのページ


2003/05/25
高齢からの運動開始でも効果は大、総死亡率が48%減少
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/247993
     MedWaveトピックス 2003/05/21 
 高齢女性に対する米国の大規模コホート研究で、運動をしないで過ごしてきた高齢者でも、新たに運動を始めると顕著に死亡率が低下するという調査結果が明らかになった。研究結果は、米国医師会雑誌Journal of American Medical Association(JAMA)2003年5月14日号に掲載された。
カイロプラクティックが脳卒中を誘発−米調査
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/247936
     MedWaveトピックス 2003/05/21 
 首を左右にひねるなどの手技で知られるカイロプラクティック(整体の一種)に、脳卒中を誘発する恐れがあることが、脳卒中患者を対象とした米国の症例対照研究から判明した。カイロプラクティックにより、首の動脈が裂ける(椎骨動脈解離)タイプの脳卒中が6倍以上増えるとの見積もりになるというもので、調査結果はNeurology誌5月13日号に掲載された。

2003/05/18
高齢者の増税、確実に 政府税調、税制改革の中期答申案
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200305130290.html
     Asahi.com健康 2003/05/13
 首相の諮問機関である「政府税制調査会」は、13日の基礎問題小委員会で、今後数年間の税制改革のあり方を盛り込む「中期答申」の取りまとめ作業に入った。膨らみ続ける社会保障負担を賄うため、 高齢者に手厚い税制を見直し、世代間の税負担格差を解消する方針で答申が纏められることで、高齢者層の所得税増税につながるのは確実な情勢。
お年寄りはもっと難聴の検査を 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/246198
   ----日経ヘルス ニュース 2003/05/12 
 高齢者の難聴は、加齢によるもので仕方が無いと決めてかかっているために、簡単に治療できるのに、十分検査されていない、とシアトルの耳の専門医が、「米医師会雑誌(JAMA)」で報告した。少しずつ聴力が失われていく神経性の難聴は、通常の健康診断では見逃され易いが、10項目の質問と、オーディオグラム検査で精密に検査できるので、早期の治療も可能になるという。
松下電工、ネット上で要介護者の不便をバーチャル体験 
  http://health.nikkei.co.jp/news/kai/kaiCh.cfm?id=20030430e3m3000r30
     NikkeiNet いきいき健康 介護ニュース 2003/05/01
 松下電工は介護専門サイト「介護知恵モール」内に、仮想現実(バーチャルリアリティー)技術のコンピューターグラフィックス(CG)を使ってを、右半身不随の要介護者の姿をアニメーション表示して自宅の風呂やトイレで感じる不便差を疑似体験できるページを立ち上げた。

▼松下電工の「介護知恵モール」>住いの「危うい」疑似体験
  http://www.roomnavi.com/chie/index.html


2003/05/12
【SARS速報】高齢者で高いSARS死亡率、潜伏期間は10日を超える場合も 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/245889
     MedWaveトピックス 2003/05/09 
 Lancet誌ホームページ上で香港のSARS流行に関する疫学的な解析論文が早期公開された。推定死亡率に関しては、WHOの推計と大差ないものの、潜伏期間に関しては、WHOの「最大10日」とは異なり、感染者の5%で潜伏期間が14日を超えるとの結果になている。
60歳以上の場合は、43.3%〜55.0%、60歳以下の6.8%〜13.2%を大きく上回っている。

▼Lancet誌の論文タイトル:「Epidemiological determinants of spread of causal agent of severe acute respiratory syndrome in Hong Kong」
  http://www.thelancet.com/journal/vol361/iss9368/full/llan.361.9368.early_online_publication.25595.1


2003/04/13
【SARS速報】高年齢者ほど重症化しやすい−−香港の報告から
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/241112
     MedWaveトピックス 2003/04/09 
 香港中文大学医学部のNelson Lee氏らは、香港Prince of Wales病院における138人のSARS患者について、各種データをまとめ、4月7日付けのNew England Journal of Medicine誌(オンライン版)に発表した。その中で、SARSに罹った場合、重症化するリスクを高める要因として三つあることを明らかにした。@高年齢、A血液中の好中球数が多い、BLDH(悪玉コレステロール)の値が高い、こと。

2003/04/06
長生きの秘密は気候と食生活?――2000年 市区町村別の平均寿命調査
  http://health.nikkei.co.jp/news/rep/
     NikkeiNet いきいき健康 リポート・追跡
 厚生労働省はこれまで都道府県別だった住民の平均寿命を、初めて全国約3300市区町村別に集計し て公表した(データは2000年の国勢調査がベース)。この統計によると、男性の長寿地区は、岐阜県和良(わら)村の80.6歳、女性は沖縄県豊見城(とみぐすく)村の89.2歳。今回の統計で、都道府県別調査で指摘されていた「気候と食生活」が長寿の背景にあるという傾向が改めて浮かび上がった。

▼長寿、女性は沖縄、男性は静岡に集中

     女性では、沖縄県が都道府県別で見ても、86歳と全国トップ。今回の市区町村別の調査でも県内の市町村が上位30位中の1/3を占めた。背景として、「温暖な気候と、緑黄色野菜を多く取る独特な料理と、食塩の摂取量も少ない」ということか。

     男性では、平均寿命が最も長かった岐阜県和良村では、「1960年代からの定期検診による、ガンの早期発見などに努めていることや、自然に恵まれた環境も影響しているのではと分析しているが、人口2400人のこの村では、住人の1/3が65歳以上と高齢化が進んでいることも数値上昇につながっている。

     都道府県別で注目されるのは静岡県。温暖な土地柄で、新鮮な魚介類を食べていることと、医療機関も充実していることが背景にあり、男性のトップ30位に7つの市と村が入った。

▼中高年の死亡率が影響
     平均寿命が短かったのは、男性では、大阪市西成区の71.5歳、女性は長野県天龍村の80.9歳だった。
    西成区の場合は、低賃金労働者が多く住み、40代から60代の中高年男性の死亡の割合が全国平均の2倍以上となっていること、4位の神奈川県横浜市の中区も「同様の理由」だ。
     女性場合の長野県天龍村では、出生数が非常に少ない割に死亡した乳児が多かったためという特殊な事情がある。
     短命の下位30位に入った市区町村を都道府県別に分析してみると、男性の場合は10位以内のうち半分が青森県内に集中しており、漬物など塩分の多い食事をとっていることから、脳卒中が発生しやすいという事情があり、さらに冬場の積雪の影響もあり、運動不足につながりやすい点もあると分析している。
▼同じ地域の男女に差
 今回の調査結果では、同じ地域に住む男女の平均寿命が必ずしも連携していないことも明らかになった。
例えば、沖縄県の市町村を見ても、男性では上位30以内に大里村(79.5歳、28位)だけしか入っていない。これは沖縄県の場合、男性のアルコール摂取量は九州と並んで高いことからも、アルコールや喫煙の習慣が、同一市区町村内の男女で寿命が異なる理由の一つと見ている。

平均寿命の高い市区町村は、男では関東・中部地方に多く、女では北陸・中国地方に多くなっている中、沖縄県にも 多くみられる。
市区町村別 平均寿命の分布
市区町村別平均寿命 男
クリックして拡大できます。
市区町村別平均寿命 女
クリックして拡大できます。

筆者コメントマーク
 食生活が、寿命に影響を与えているというところは、このホームページで毎度お馴染みなことですし、気候も精神生活に影響を与える結果として寿命に影響を与えていることも何となく納得できます。しかし今回の調査結果で、最も注目したいのは、静岡県の例です。

 温暖な土地柄で、新鮮な魚介類を食べていることともさることながら、医療機関が充実していることが背景にあると、分析されているところです。

 これからは、医療機関を充実させるような行政がしっかりしている事が寿命の面で重要な要素ということになれば、今までの様に土建の利権に群がる首長さんを選出しないという住民自身の意識が居住地区の平均寿命に影響を与える事になるということにつながるのですね。このような意識が、どの時期に何処まで浸透するのか、注意して見守っていく必要がありそうですし、この種の話題も今後は取り上げていく必要がありそうですね。


2003/03/31
痴呆症老人の友はロボット−−現在臨床試験中 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/236394
   ----日経ヘルス ニュース 2003/03/17 
 カリフォルニア州の痴呆症老人のケアセンターで、現在、ロボットの介護効果について臨床試験が行われている。カメラとスクリーンが付いていて、一種のテレビ電話の役割を果たしているロボットで、患者が医師、看護人、病院のスタッフなどのとの間で、リアルタイムで、相手の顔を見ながら会話ができる。

2003/03/16
高齢者の健康と介護の総合展「シルバーサービス展」が開幕
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/235767
     MedWaveトピックス 2003/03/12 
社団法人シルバーサービス振興会が主催する、高齢者の健康と介護をテーマにした総合展示会第13回「シルバーサービス展2003」が、3/13〜15までの3日間で東京・池袋のサンシャインシティにおいて開幕する。出展予定社数は119社、223コマ。入場は無料。キャッチフレーズは、「ビジョン、見えていますか?」で、健康や財産に不安を抱える高齢者に対して、将来ビジョンを描ける情報入手を訴える。

社団法人シルバーサービス振興会

「パソコン上で健康管理、ワイヤレス体脂肪計などタニタが発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/235206
     MedWaveトピックス 2003/03/10 
 タニタは、ワイヤレス通信機能を備えた体脂肪計、血圧計、歩数計と専用パソコンソフト、ワイヤレス受信装置から構成される家庭用健康管理システム「ヘルスプラネット」を4月21日に発売する。

タニタ の 「トピックス」での紹介記事


2003/02/23
男のガンのトップは前立腺ガン−−米国  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/231838
   ----日経ヘルス ニュース 2003/02/21 
 米がん協会(American Cancer Society )は2月13日に、米国における女性のガンのトップは、乳ガン。男性のトップは前立腺ガンで、今年(2003年)は、22万900人が前立腺ガンと診断され、うち2万9000人が死亡するだろうとの予測を発表した。
ハイブリッド車椅子が登場−−進化する障害者機器 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/231835
   ----日経ヘルス ニュース 2003/02/19 
 両手、両腕を使って、巧みに操作する車椅子に、腕の力を補助増幅する機能がついたハイブリッドタイプが登場。ジョンソン・エンド・ジョンソン社が、「アイ・グライド」(I−Gride )の商品名で、米国で売り出した。
スズキ、高齢者向け電動4輪車「スズキセニアカー『ET4E』」を発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/231457
     MedWaveトピックス 2003/02/17 
 スズキは2月14日、高齢者向けの電動4輪車「スズキセニアカー『ET4E』」を発売した。同社が以前から販売している同タイプの「ET4A」よりも、バッテリーを小型化して軽量化を図り、価格を抑えた。また、大型のリヤリフレクター(車体後部の反射板)を装備、ハンドルの切れ角を増大させ小回りをより効くよう改良。

スズキセニアカーのホームページ


2003/02/16
  http://www.wakagaeri.com/learning/learn_12.html
   ----日本臨床抗老化医学研究会 > 抗老化医学の基礎 > 抗老化医学を知る 
筆者コメントマーク
100歳以上の長生きするための、具体的な処方箋です。 今すぐ実践をすることで、ガンやその他の病気に罹る理するを軽減することで達成が出来るというものです。 あなたは、もう実践していますか?

▼あなたの寿命をのばすためのアドバイス 

    ◎心臓血管疾患の予防のために、
    • 総コレステロール値を200以下、LDL値を150以下、HDL値を45以上に保つ。
    • エアロビクス運動を週3〜4回、筋力運動を15分行う。
    • 40歳を越えたら、年一回、心臓血管検査(心電図と血液検査)を受ける。

        → これで、心臓発作で倒れる危険性がなくなり、寿命は13年延る。

    ◎ガンを予防するために、
    • 定期検査(人間ドック)を受ける。

       → ガンは、早期発見によって90%治癒できるから、寿命は3年延びる。

    ◎卒中を予防するために、
    • バランスのとれた食事を摂る。
    • 体重増加に注意して、適正体重を維持。
    • ストレスの少ない生活を心がける。

        → 血液の流れがよくなり、血圧も低下するので、脳卒中の予防になる。

    • 抗酸化剤やマグネシウムを摂る。
    • 葉酸、ビタミンB6とB12,panothenic acid, ビタミンCを加える。

        → 強くてしなやかな血管を維持できるので、寿命は2年延びる。

    ◎成人性糖尿病を予防するために、
    • 理想体重を維持する。
    • 運動を心がける。
    • 栄養価のないもの、糖分や脂肪分、澱粉質の多い食品を避ける。

        → 寿命は1.4年延びる。

    ◎抗老化プログラムを成功させる秘訣は、
    • 病気の予防と早期発見。
    • 交通事故で死ぬ確率を下げる為に、小型車ではなく重量が約1600kg以上の車に乗り、必ずシートベルトを着用する。

≪抗老化医学を知る≫ ≪老化に関する学説≫
  http://www.nhk.or.jp/100banzai/
   ----NHK 総合TV 毎週土曜日 1時50分〜
 漫画 サザエさんの「波平」の声の 永井一郎さんがナレーションを担当する、全国各地の100歳の方を紹介する番組。 さすが、100歳ともなると、皆さん良い顔をしていますね。

にっぽん百歳ファイル
   http://www.nhk.or.jp/100banzai/file/index.html

国民生活センター、一部の歩行補助車は安全性に問題ありと指摘
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/230441
     MedWaveトピックス 2003/02/10 
 国民生活センターは2月6日、足腰が弱っている高齢者らが歩行の補助、手荷物の運搬、休憩時の腰掛け等として利用する、歩行補助車の安全性・耐久性に関するテスト結果を公表した。この中で、一部にハンドルの安全性や強度、座面の安定性などの問題がみられる、又ブレーキやストッパーは高齢者には扱い難いものがあり、ブレーキも効きが弱くなるものがあったと報告している。

国民生活センターの「歩行補助車の安全を考える報道発表資料(PDF)

高血糖は記憶力を低下させる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/230389
   ----日経ヘルス ニュース 2003/02/10 
 血糖値が高いと、もの覚えが悪くなり、記憶が薄れてきやすいと、ニューヨーク大学のアントニオ・コンビット博士らが、「米国立科学アカデミー紀要」で報告した。
長寿のワケ奄美に探る 食・住・遺伝、調査始める鹿児島県
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2003020300406.html
     Asahi.com健康・医療 > 健康ニュース  2003/02/03
 長寿世界一の本郷かまとさん(115)や120歳まで生きた故泉重千代さんを生んだ地・奄美群島の秘密は何か?。鹿児島県が長寿者たちの健康状態や食生活、海との関わりまで分析調査を始めた。遺伝学的にも研究する初めての試みで今夏にも結果をまとめる予定。

2003/02/12
テロメア長が余命を決める? 米の高齢者対象研究が示唆
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/230158
     MedWaveトピックス 2003/02/07 
 染色体の両端にある「テロメア」は、高齢者ほどその長さが短いことは知られていた。この「テロメア」が年の割に長い人では、年の割に短い人よりも長生きする傾向があることが、高齢者を対象に行われた米国の研究でわかった。初めて余命との関連が示唆された。
  http://www.bookclub.kodansha.co.jp/Scripts/bookclub/intro/intro.idc?id=32577
     講談社・BOOK倶楽部書籍・雑誌日野原重明の本 
“長く効く”ED治療薬が欧州などで発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/230107
     MedWaveトピックス 2003/02/07 
 Lilly ICOS社は、勃起障害(ED)治療薬のタダラフィル(商品名:Cialis)を、英国や独など欧州主要5カ国とオーストラリア、ニュージーランドの計7カ国で発売したと発表した。服用から1日以上過ぎても性行為成功率の改善作用を持つなど、効果が長続きする点が特徴。

2003/02/01
アルツハイマー 酒に弱い人は要注意 日医大で原因の一端解明
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/200301/30-1.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学  2003/01/30 
 酒に弱い人の方が、痴ほう症状を起こすアルツハイマー病になりやすいメカニズムの一端を、日本医科大老人病研究所の太田成男教授らの研究チームが解明した。アルコール分解にかかわるアルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)が、脳内の神経細胞死をもたらす体内の低分子化合物を解毒する作用を併せ持つためで、酒に弱い人はこのALDH2の働きが弱く、解毒が不十分になるという。

酒を飲んだとき体内で働く酵素がアルツハイマーを抑制 
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2003013000469.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2003/01/30 
 酒を飲んだ時に働くアルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)が、アルツハイマー病と関係が深いとされる別の有毒物質も分解することを29日、日本医科大学老人病研究所(川崎市)の太田成男所長らが明らかにした。酒に弱い人はこの酵素の働きが弱く、結果としてアルツハイマー病になりやすくなるとみられる。
ビタミンAの過剰摂取 骨折の危険性高める
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030128so13.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 医療ニュース  2003/01/28
  ビタミンAを取りすぎると、骨折する危険性が大幅に増すことがスウェーデンの研究チームの調査でわかった。ビタミンAは、不足すると視覚障害などが起きることが知られているが、研究者は「ビタミンAの栄養補助食品(サプリメント)の摂取は、適切にすることが大切だ」と指摘している。
コーヒー好きの女性、大腸がんの危険度半分 岐阜大が疫学調査
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/200301/19-1.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学  2003/01/19 
 コーヒーを毎日1杯以上飲む女性は、まったく飲まない人に比べ、大腸がんになる危険度が半分以下だった――。こんな調査結果を、岐阜大医学部の清水弘之教授(がん疫学)の研究グループがまとめた。「なぜか」は未解明だが、コーヒーが大腸に何らかのよい効果を与える可能性を示しているという。

【ヘルスケアエキスポ2003速報】 TOTO、公共トイレシリーズで「パウチ・しびん洗浄水栓」も展示
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/229140
     MedWaveトピックス 2003/02/01 
 ヘルスケアエキスポ2003の展示会でTOTOは、公共トイレ用の新製品として、パブリック用背もたれ、パブリック用折りたたみシート、収納式多目的シートなどを出展した。その中の「パウチ・しびん洗浄水栓」は、バリアフリー商品の普及に注力する同社の姿勢を反映した商品の一つだ。

TOTO > プレスリリース 01/08/01

【ヘルスケアエキスポ2003速報】 パラマウントベッド、ずれや圧迫感を減らす背上げ制御システムをベッドに初めて搭載
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/229142
     MedWaveトピックス 2003/02/01 
 ヘルスケアエキスポ2003の展示会でパラマウントベッドが出展した、ベッドの背上げ時に発生する体や姿勢のずれ、背中などへの圧迫感を軽減する、ベッドの折り曲げ部が伸びて曲がる機構「キューマラインボトム」と背上げ制御システム「KIND motion(カインドモーション)」を搭載した新ベッド。体や姿勢のずれが少なくなるため、長座位などの姿勢が取りやすくなるという。

パラマウントベッド > ”快適な背上げ制御システム”カインドモーションを開発(2002.11.12)

快適な背上げ制御システム KIND motion(カインドモーション)を開発...(2002/11)


2003/01/19
百歳のピアニスト
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/226224
     MedWaveトピックス 2003/01/16 
 約11年前の1992年3月に百歳のピアニストを記念するコンサートがアメリカで企画されました。これは百歳の記念に親戚・友人が集まって演奏会を開くのではなく、百歳でなお現役のプロのピアニスト・ミエチスラフ・ホルショフスキーが、音楽の殿堂カーネギー・ホールで、譜面なしに2時間ピアノを弾き通すというものでした。
毎日一杯やる人には心臓発作が断然少ない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/225807
   ----日経ヘルス ニュース 2003/01/16 
 アルコール飲料の種類を問わず、毎日適量飲んでいる人は、心臓発作を起こすリスクが小さいことが大規模調査でわかった。ハーバード大学公衆衛生学部(ボストン)のエリック・リム助教授らの報告。しかも、アルコールの効用は、年齢、喫煙、運動、食事、心臓病の家系などの要因とは独立した要素だったという。
中年太りで寿命が3年縮む 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/225687
   ----日経ヘルス ニュース 2003/01/14 
 30歳代半ばから40歳代半ばで、BMIが25以上30未満の太り気味になった人は、男女ともに普通の体重の人に比べて、寿命が3年短くなる。

 ▼ BMI=(体重Kg)÷(身長m)^2

スモーカーは魚介類を! タウリンが血管を若返らせる
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/225692
     MedWaveトピックス 2003/01/14 
 たばこを吸うと血管の動脈硬化が進むことが知られているが、魚介類などに豊富に含まれるアミノ酸、タウリンを摂取すると、硬くなった血管が元に戻ることがわかった。必要なタウリン量は1日1500mgで、魚介類ならほぼ一食分に相当するという。研究結果はCirculation誌1月28日号に掲載予定。

▼論文のタイトル:
Taurine and Vitamin C Modify Monocyte and Endothelial Dysfunction in Young Smokers

抗酸化力が高い「スウィーティー」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/224686
     MedWaveトピックス 2003/01/07 
 冬に八百屋やスーパーの店頭で見かけることが多いスウィーティーは、強力な抗酸化作用が特徴だ。抗酸化成分のポリフェノールの量は、グレープフルーツを上回る。また、βカロチンの酸化を防ぐ作用も、スウィーティーの方がグレープフルーツより強力。

▼日経ヘルス2月号のFRONTLINEより
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_saizen1.html
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/index.html


2003/01/13
老化に関する研究の最前線と、腸内細菌が老化に関与する可能性 
  http://www.nyusankin.or.jp/new/isobe1.html
       (社)全国発酵乳乳酸菌飲料協会最近の乳酸菌情報>長寿医療研究センター・老化機構研究部の磯部健一
■DNAがラジカルや紫外線などによって傷害されることが老化につながる
▼老化とはどのようなものか、なぜ老化は起こるのか?
    老化のメカニズムにはさまざまな説がある。有力視されているストレス説は、次の3つに分けて考えることができる。

    @活性酸素などの“ラジカル”と言われる物質が関係するもの。
      このラジカルがたんぱく質や脂肪、遺伝子を傷つけて、老化の原因となる。普通は、このような物質が多量に出ると細胞は死んでしまうが、これに対して身体は様々な防御システムを持っていて、SOD(superoxide dismutase)やカタラーゼと言われる物質の防御システムがうまく働いて、身体は維持されている。
    A紫外線や放射線といった外部からのストレス。
      紫外線はDNAを傷害するが、これに対しても、身体はDNAを修復する酵素などの防御システムを持っている。
    B微生物の感染
      微生物の感染でも、身体はラジカルを出すが、外敵である微生物を攻撃するためにも出す。ラジカルは身体にとって害をなすだけでなく、一種の免疫でもあり、出し過ぎてしまうとDNAを傷つけてしまわないようにSODが防御システムとして出てくる。つまり、身体は一方でバクテリアを殺そうとしながら、一方では行き過ぎを抑えている。
▼ラジカルという物質がクセモノなのか?
     ラジカルだけが老化の原因では無い。

     紫外線や放射線などはDNAを直接傷害し、これに対する防御システムは、がん抑制遺伝子のp53というのが有名だが、この遺伝子からつくられるたんぱく質が傷害されたDNAの修復を助けている。がんの抑制もし、老化の防御もする。

     その他に、p21というたんぱく質が働くと傷害された細胞が分裂を中止し、その間に遺伝子が修復されるということが起こる。又、細胞が余りに強く傷害されると細胞の修復が不可能になる時は、細胞が自殺(アポトーシス)する。この自殺を助けるのもp53。その他、GADDと呼ばれるたんぱく質や“ヒートショックたんぱく質”なども重要な働きをしていると考えられているが、その機能はまだ完全には解明されていない。

     このように、DNAなどの損傷が次第に溜まって増えてくるのが老化のメカニズムの一つだと言えるから、老化を遅らせたり抑えたりするためには、身体の防御システムをどのように活性化するか重要になる
■カロリー摂取が少ないことが長寿につながる
▼年をとると免疫力が衰えるのは?
     哺乳類のような高等動物の免疫系には「細胞性免疫」という、リンパ球(T細胞やB細胞など)が関係している免疫系がある。加齢と共にこのT細胞の機能が落ちる。

    「T細胞」は、感染などで外から抗原が入ってきたときに反応して増え、「B細胞」が抗体をつくるのを助けたり、「T細胞」自体が感染細胞を攻撃したり、腫瘍ができたときにその腫瘍をやっつけたりする細胞だ。

     加齢と共に、この「T細胞」の中の、抗原にまださらされていない未熟T細胞の比率が落ちてしまうから、新しい抗原が入ってくると、それに十分に対応できなくなってしまう。

     例えば、インフルエンザ等は頻繁に新しい型が出現するが、新しいインフルエンザの感染が起こると、高齢者の身体はうまくそれを攻撃することができなくなってしまう。
▼T細胞そのものが老化する
     免疫の老化とは、主として「T細胞」自体の老化だと言えるが、もう一つは、自己免疫が増えるという現象も生じる。
     自己免疫とは、慢性関節リウマチやSLE(全身性エリテマトーデス)、慢性の甲状腺機能低下症である橋本病などの、自分の身体を抗原と見なして攻撃してしまう病気。これらの自己免疫は、免疫の老化と考えられている。
     ところが、橋本病のように甲状腺の機能が低下すると長生きするかもしれない。つまり、甲状腺の機能が低下するとエネルギー代謝が低くなるからで、マウスの実験ではエネルギー代謝が低下すると長生きすることがわかっている。その理由としては、あまりカロリーを摂取しないとラジカルが少なくなってDNAへの傷害が減るのではないかと考えられているが、それが正しいかどうかは未だ明らかではない。
▼たんぱく質の摂取は老化を遅らせるのに有効なのか?
     高たんぱくが良いか、低たんぱくが良いかは、寿命に関しては関係無いないことが実験で判っている。

     要は、カロリーの摂取が少ないことが大切だということ。但し、人間の活動や栄養のバランスの点から見れば、もちろんたんぱく質の摂取は重要だ。
     今、言えることは、微量元素を含めていろいろな栄養を適度に摂ることだ。そして老化を遅らせるためには紫外線や放射線にあまり当たらないこと。
     ラジカルは微生物感染によっても作られるが、全ての細菌などから遠ざかればいいかというと、これは逆だ。つまり、免疫は、感染によって鍛えられていないと力を発揮しないから、あまりクリーンな環境で育つのも問題があるということにある。
■腸内細菌に対する抗体が、自己免疫の原因になっているかもしれない
▼腸内細菌のバランスが健康には大切
     腸内にはいろいろな細菌があり、それに対して、身体は様々な抗体をつくり出している。
    腸管の表面には上皮細胞があるから、これがバリアになり通常は細菌そのものは細胞内に入れないようになっているが、加齢により、このディフェンスシステムが正常でなくなると、細菌が中に入る危険性が増加する。その他にも、生体ではIgA(免疫グロブリンの一種)という抗体が出て、細菌の過剰増殖を抑えている。
     一方で、腸内細菌によって便がつくられている様に、身体と細菌は共存している。また、加齢と共に自然抗体が増加する。これは、ある種の腸内細菌の糖鎖に対する抗体と言われており、何が原因かはよくわかっていないが、老化とともにこの抗体が増えてくる。
     この抗体が、前述の「自己免疫」に関係していると考える研究者もいる。  また、前述の防御システムの一つであるヒートショックたんぱく質のHSP60やHSP65に「T細胞」が反応して抗体ができるのも、腸内の細菌が関係していると云われている。
     腸内のバリアが弱くなって抗体ができ易い状況になった場合に、その抗体が自己に反応するようになり、自己免疫に関係してくる可能性が考えられている。動脈硬化もある種の自己免疫が原因の一つと考えられており、これにも腸内細菌が関与しているかもしれない。
     いずれにしても、腸内細菌のバランスは大切だとは思うが、どのような状況が身体にとって本当に良いかは、未だ十分に判っていないのが現状だ。

筆者コメントマーク
 ここまで老化に関する解析が進んでいるのならば、それを可能な範囲で実践することで積極的に老化防止を行おうというのが、現在筆者の立場です。その実践内容を下記します。
1.腸内細菌の善玉菌となる乳酸菌の一種を意識的に多量に摂取しています。

    乳酸菌TH-69 1000〜4000億個/日を摂取し続けてまる14年。
    お蔭で、免疫力が維持できているのか、風邪も引き難く、例えひいてもこじらせることが無く、慢性便秘症を克服し、毎日が快調・快腸です。
2.ラジカルの発生を抑制するために、野菜果物ベースの複数の酵素を含有するサプリメントの摂取。
    11種類の果物と、13種類の野菜を丸ごとジュース粉末にしたサプリメント「フレッシェンモア」は、製造工程において一切加熱処理を施していない製造方法とすることで、酵素が破壊されていないために抗酸化力が強いのでラジカルの発生を抑える力が強いという、このサプリメントを目下 3カプセル/日 摂取し続けている。
 果たしてこの健康法の効果が出るのは、後10年以上は掛かるでしょうが、疑うよりも先ずは実践することでは無いでしょうか。お蔭で現在の年齢51歳よりかは、5歳程度は若く見えているという周囲の意見ですので、まったく効果が無いわけではないようです。持論は、35歳を過ぎたら老化を意識するべきで、対策は早ければ早いほうが良いと思います。
 この種の情報が皆様の健康のために役立つことを願っています。 その他に、この老化防止策よりももっと良いサプリメント等の情報が御座いましたならば、ご教授いただければ幸いです。

2003/01/03
  http://www.nikkansports.com/news2/health/27/he27_18.html
     日刊スポーツ>特集>健康病気はどこまで防げるか (医療ジャーナリスト・小野隆司)
 健康寿命とは、平均寿命から病気や障害で健康に過ごせない期間を差し引いたもの。日本人の健康寿命は女性77.2歳、男性71.9歳で、共にWHO加盟国191カ国中トップ。
 平均寿命から換算すると、女性は約7年、男性は約5年間、病気などで過ごしていることになり、脳の老化防止に努めれば健康寿命はさらに延びるはずという。
 スウェーデンのP・S・エリクソン博士が再生しないと考えられていた脳の神経細胞が増殖するという画期的な発見をした。このことは脳の老化を防止する方法もあるということになる。
 神経細胞の増殖は、ES細胞(胚性幹細胞)が関係している。体のどこの部位でもすべての細胞になるという特殊な細胞で、神経にも神経幹細胞として存在している。 この細胞は、何らかの刺激があると次第に分化して神経細胞を必要としている場所で神経細胞になるというもの。
 何らかの刺激とは、ラットによる実験では運動と訓練(迷路訓練)が神経細胞を増殖させている。人間でも運動と頭を使う訓練が神経細胞の活性化に重要なはずであり、リハビリがなぜ効果を上げるのかの科学的根拠にもなっている。
 脳の健康を保つことは健康寿命につながる。

神経幹細胞の場所

     新しい記憶の形成に関与する海馬と脳室(脳の内部にある腔所)の下にある上衣下(じょういか)と呼ばれる部分にあるとされている。大脳皮質や前頭葉、後頭葉の神経細胞も増えるかについては結論が出ていない。


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