馬券人生(私が経験した馬券の世界)

昔の記憶、何とか手帳
20年以上前の記憶だと思いますが、どこかの場外馬券売り場近くのビル。
中に入ると若い女性10名ほどが電話オペレータをしていました。
担当の男性が近づいてきて「いらっしゃいませ」。

もう記憶がさだかではありませんが、競馬予想用の??手帳を販売している会社です。

担当者いわく、いま終わったレースも的中しましたよ。
それってどんなものですか?
ちょめちょめを使った簡単でよく当たる競馬予想法で新聞にも載っています。

見せてもらえますか?
だめです、中身はお見せできないです。見せたら秘密が分ってしまいますから。
とても安いですから是非購入していってください、役にたちますよ。
はあ、そうですか。

試しに次のレース予想はなんですかね?
とんでもありません、直前のレースはお教えできませんよ。
当然でしょう?

買ったのか買わなかったのか覚えていませんが、値段は2、3千円だったみたい。
退室するときは若い女性電話オペレータが全員で「ありがとうございました」。

しかし、これだけの人数の女性を雇っているのですから、それなりに利益を出していたと言うことになります。
私が話しているとき(前か後か記憶は不明)他のお客がおりましたから。
恐るべし競馬ビジネス、インチキでも資本を投入すれば稼げるのだ。

競馬電卓(SUPER MATE)
それは『スーパー・メイト』競馬専用コンピュータです。
これも相当に古いですが太陽電池でいまでも動きますし説明書も全部揃っています。

まず、デジタルカメラの写真をご覧下さい。
   

販売場所に出向いて購入しました、小さな事務所でたしか1万円だったと思います。

使い方は、
●競馬場コード ●レース種目 ●1・2・3番人気の枠順を入力するです。

それからボタン DP1 DP2 DP3 を押すと3種類の買い目が表示されます。
つまり、全部で 3種類x4点=12 の買い目です。

たしかに競馬場にいって簡単に使えるのですが、買う目が多すぎて苦労させられました。
結局はそのまま押入れの中に入り忘れ去られました、と言うことです。

まあこれの買い目で大金を突っ込むことはなかったのでよしですが、
その後は本格的にもっと危険な領域に突入していきました、笑、私も馬鹿です!

馬券予想を買う
競馬の神様、大川慶次郎をご存知でしょうか?

大川氏は競馬新聞の記事も担当しておりましたが、別の予想販売も始めたのです。
私は大川慶次郎が居るならば、まともな情報だろうと考えてしまいました。

「1日1レースの推奨レース」と言う宣伝で、購入金額は5万円払いました。
レース日に電話をかけると録音テープを聞かされます。
その内容は競馬新聞でも堅いレースを選んでいるようでしたが、さらに5点も買い目があるのには参りました。

そんな買い目ならば競馬新聞でも簡単に知ることができる話しで、5万も出して買う予想ではありません。
購入金額の5万円は、もはや完全に回収不可能な金額になりました。

私が荒れると予想したAJCC(ユーワジェームス・安田富男)が超1番人気、そのレースが推奨レースでした。
結果は3着にも着ませんでした。この予想屋は使えない、大川なのに!
運よく私はここの予想で大金を賭けることは1度もありませんでしたが、予想屋に支払ったお金は死にました。

やはりやるからには、独自の情報を作らないとだめだ!!!と、言うことでどんどん深みにはまってゆくことになります。

追伸:
予想内容をテープ録音してつい最近まで残っていたのですが破棄しました。
また、そこからはいまだに定期的にカラー印刷の郵便物が送られてきます。
10年以上たっていると思うのですが、それでも利益を出せるようです。

ウインカーブック
ここにあるので買ったようですが全く記憶がありません、とうぜん購入金額も記憶がありません。
その内容を書いてみましょう、わずか12ページですが書き出すとなると大変です。

ハガキより小さいサイズで表紙と本文で全12ページですが手帳部分があり分厚くなっています。
正確にサイズを書きましょう、縦165mm x 横80mm です。
この当時は単勝と枠連のみでウインカーブックは枠連予想について書いてあります。

能書きによりますと、
「ユウキプロモーションとアメリカ競馬研究家マイクシモンズの協力で完成した画期的な競馬能力数値表」
だそうです。

<使用解説>
ご使用の際には競馬専門誌・自己予想等をすべて加味してから中心馬を決定してください。
全戦全勝の馬、騎手がないようにこのウインカーブックの数値表、九星表の選定も100%の確率ではありませんが、自分の勝負感も大切にしより効率の良い馬券購入ができるよう常に携帯して下さい。

<必勝法10の心得>
第一章: 開催当日、競馬場の天候・馬場状態に合わせて適する馬を捜せ。
第二章: 新馬戦〜900万以下のダート戦に限り、調教で格上馬と合わせ先着、もしくは併入した馬を狙え。
第三章: 中心馬が仮に逃馬であればレース展開上、差馬・追馬を狙い、追馬が中心馬の時は逃馬、先行馬を狙え。
第四章: 混合レースで牡馬牝馬が同頭数位ならば中心馬は牡馬であり、牡馬の頭数が少なければ中心馬は牡馬、牝馬の方が少なければ中心馬は牝馬です。
第五章: 休養明けでも鉄砲実績ある馬は狙い、又休養明け2〜4戦目の馬は特に狙いどころです。
第六章: 前走の着順が2・3・4・5・6着の入着馬で、前走の人気が1〜2番人気の馬で特に1番人気馬は狙い目。
第七章: 騎手の乗り変わりは見習騎手よりベテラン騎手に乗り変わった時に狙え。又主戦騎手に乗り変わった時が狙いごろになる。
第八章: 右回り、左回りの適正を調べ、更に距離適正を調べる事。
第九章: 前走の調教タイムと今回の調教タイムの比較をする。特に上がりタイム全体のタイムが良くなり馬なりで好時計をマークすれば特に狙い目だ。
第十章: 前走G1・G2・G3(グレードレース)に出走馬で1400万以下のレースに出走してきた馬を狙え。

次に「お願い」が書かれていますので紹介します。
この競馬の必勝法の10の心得を忘れず上記の事をお守り下さる様お願い致します。
自分の予算を守り一攫千金を狙わずマイペースで余裕をもって馬券購入をして下さる事をお願い致します。

<九星表><数値表><方位指定数値表> がカラー印刷されております。
これだけで後は何もありません、とてもシンプルです。

写真だと文字が不鮮明で読めないのでテーブルを作成したのが下記です。
一白二黒三碧四緑五黄六白七赤八白九紫
4R1R4R1R2R3R2R1R1R
6R2R5R3R3R5R4R6R3R
7R6R6R4R7R7R5R8R5R
9R9R10R10R9R9R8R10R10R
11R10R12R12R10R10R12R12R11R
当日の本命・中穴・大穴までの優先勝負指示レースとなっております。

ゲートNo白1黒2赤3青4黄5緑6橙7桃8
A超確1-42-53-64-85-76-87-88-1
B確信1-5
1-6
2-3
2-1
3-5
3-7
4-6
4-2
5-6
5-4
6-7
6-1
7-1
7-4
8-3
8-5
C大穴1-32-73-24-35-26-27-58-2
ゾロ目1-12-23-34-45-56-67-78-8
★軸枠の同枠に前走の着順が1着〜5着の馬がいる時はゾロ目を買って下さい。

N.S.E.W方位指定数値表
距離別発馬位置の関係で若干、目の出方が異なる為、方位指定数値表を開発中です。
現在、まだ完成しておりませんので使用しないで下さい。
尚、完成次第皆様にご案内申し上げます。

<まえがき>
諸外国の過去のレースを24年間研究をおこない独自の統計学を算出し的中率85%を実現しました。
利用法に関しては一つ頭に入れておかなければならない事があります。まず情報を得る事と馬券で儲かる事は分けて考えるようにして下さい。
テレホン予想・新聞の情報によってもたらされる人気指数は貴重です。
大勝負を避け、勝負するレースを絞り投資額を設定します。
余計な雑音に惑わされず買い目も3点以内にまとめて、投資額も各レース均等に流して下さい。

<利用法>
○赤色六白・九紫の開催日
この開催日は、大穴の出るレースが多く、C大穴を含め4点買いが望ましい。

○緑色四緑の開催日
この開催日は、比較的おだやかなレースが多く、赤の指示レースは4点勝負。その他の指示レースは1〜2点で勝負が出来ます。

○開催日が薄緑色の九星指示の時
この開催日は、大穴、中穴、本命レースが均等に出るので赤の指示レースは4点・緑の指示レースは1〜2点・薄緑の指示レースは2〜3点勝負が望ましい。

[九星別優先勝負指示レース]
赤の指示レース
大穴の指示レースであり、このレースは4点買いで勝負。

緑の指示レース
その開催日の勝負レースであり、C大穴4点目までの指定買目より、当日の人気の高い枠を選び1〜2点で勝負。

薄緑の指示レース (テーブルに色を付けていません)
比較的おだやかなレースでありC大穴4点目までの指定買目より、当日の人気の高い順に枠を選び1〜3点で勝負。

[数値表の見方]
○ゲートNo=枠の色指定、軸枠指定を示す。

○A超確=連複の一番強い買目を示す、一点買いの時にご利用下さい。又当日の人気が低くても、この指定買目はお買い下さい。

○B確信=2点目、3点目の買目を示す。

○C大穴=4点目の買目を示す。大穴の出そうなレースで特に使用します。九星表をご覧になり開催日の九星に合わせ赤色の指示レース及び赤色の九星指示の時は特に大穴の出るケースが多くできるだけ4点目までお買い下さい。

○ゾロ目=軸枠の同枠に前走の着順が1着〜5着の馬がいる場合はゾロ目も買って下さい。

<使用方法>
(1) 新馬戦から未勝利までのレースは前走の着順が2、3、4、5着の入着馬をピックアップしその中から人気の一番高い馬を選びその枠を軸枠にする。

(2) サラ3才400万下〜サラ3才オープン及びサラ4才400万下〜サラ4才オープン戦に限り前走の着順が2、3、4、5着の入着馬をピックアップしその中から人気の一番高い馬を選びその枠を軸枠にする。

(3) サラ4才とサラ5才以上の混合レースは前記(2)と同様前走の着順が2、3、4、5、6着の入着をピックアップしその中から人気の高い馬を選びその枠を軸枠にする。

(4) サラ5才400万下〜サラ5才上オープン戦までのレースは前走の着順が3、4、5、6着の入着馬をピックアップしその中から人気の一番高い馬を選びその枠を軸枠にする。

(5) 前記(1)〜(4)に該当する馬がいない場合は(1)(2)(3)項に関し6、7着馬。又(4)項に関しては1、2着馬をピックアップしその中から人気の一番高い馬を選びその枠を軸枠にする。

(6) 新馬戦の場合はなるべく回避し軸を選ぶ場合は自分の勝負感で軸枠を決定して下さい。

<枠連の出し方>
○軸馬が決定したら数値表をご覧になりゲートNoより該当する枠にあてはめて下さい。

○1点買いの場合はA超確の指示のみ買って下さい。

○通常使用する場合はA超確、B確信までの3点でお買い下さい。(九星により六白、九紫及び赤色の優先勝負レースは除く)

○買目を出来る限り絞りたい方はゾロ目を含む指定買目5点の対抗枠の中から前走の着順が1着〜5着までの入着馬のいる枠のみお買い下さい。

○軸枠の同枠に前走の着順が1着〜5着の馬がいる時はゾロ目も買って下さい。

<馬券購入にあたって>
競馬は『あせらず』『さわがず』自分自身の勝負感も大切に出来る範囲の予算を組み立て、一攫千金を狙わず、あくまでもマイペースで余裕をもって馬券を購入される事をお勧め致します。

ウインカーブック
テーブルと一通りの説明を記載しましたので、使うことも可能です。
が、あなたは使ってみますか?