何度も読んでいるうちにある種の違和感を感じてきましたので、その中のいくつかをピックアップしましたが、私なりの考察及び結論づけをします。


● 「ひふみ預言」は予言書 ● -----------------
ざっくばらんに「ひふみ預言」は予言書ですから、エキサイティングな事しか書いていないわけです。

エキサイティングな事とは、ドラマチックと表現してもよいですが、物理的に大きな変化が起きることを言います。

例えば、地震・津波・火山の爆発・ウイルス性の病気の蔓延・家畜や動物の病気の蔓延・戦争・テロ・経済破綻・地球が破滅する・宇宙船が降りてくる・宇宙人に会う・等々という出来事ですが。

これらの出来事を想像させることで、人間の気持ちを大きく引きつける、そしてエキサイトして満足させられてしまう。
つまり、そのエキサイティングを煽る・楽しんでもらうことが目的ですかね。

  〇 予言とは 〇
   過去にノストラダムス・マヤ・2012年の黙示録など色々な予言がありましたが、それら全てでその通りになった(進んだ)ことは一度もないのが事実でしょう。
   つまり予言というものは、そおゆうものなんだと捉える必要があるのですよ。

   エキサイティングな視点で見ると何~んにも起きていないわけです。


● 宗教書 ● -----------------
「ひふみ預言」から予言の部分を取り除くと残るのは、宗教書ですか。つまり、人間をコントロールする為の書物と言うことになりますが、どうなのでしょうか?

 荒の巻からは、そのような記述ですからね。

例えば、
 地震の巻 第一帖
(われわれの一切は生れつつある。神も、宇宙も、森羅万象のことごとくが、常に生れつつある。太陽は太陽として、太陰は太陰として、絶えず生れ続けている。一定不変の神もなければ、宇宙もない。常に弥栄えつつ、限りなく生れ…)


● 少し説明 ● -----------------
これまでの解釈で違和感を感じるのは(第一巻 上つ巻)から(第一二巻 夜明けの巻)までに書かれている日文です。(第一三巻 荒の巻)以降にはないです。

簡単にその理由を説明すると、前半は予言で、後半はあの世の仕組み、を書いているからでしょう。


● 未来って決まっているのかい ● -----------------
もしも未来が確定しているのならば、人生に(生きている)意味があるのでしょうか? したがって現実には他の選択肢だって無限に存在するわけです。 (だって無かったらおかしいでしょう。)
そこで私的には、「ひふみ預言」は未来のひとつを提示(知らせる)しただけのものと結論付けました。 いや考えることにします。

未来は自分で変えられると考える(思う)、そうしないとエキサイティングな事だけを考えているに留まり、自分の人生が全く先に進みません。
また、エキサイティングな出来事・情報に惑わされる事は「本当の身魂磨き」することを考えたときに、我欲以外の何物でもない事になりませんか。


● 私の見解(意見) ● -----------------
「海の巻 第一五帖」には、「…この神示八通りに読めるのぢゃ、…」 と書かれております。 これ文言をそのまま受け取るなと、解釈しても良いのかな~と考えているところです。

  〇 専門書 〇
   「ひふみ預言」は30巻もある巨大な読物ですのでとても俯瞰などできようもありませんが、先に上げたいくつかの疑問点から見ると、おや、と感じます。
   これ本当に神様(日津久の神or国常立大神or豊雲野大神)から降ろされた予言なのでしょうか?ね。 どうにもこうにも予言のレベル(程度)が低すぎると思いませんか。

   エキサイティングな事を煽って人間をコントロールするように書かれているとしか、今の私には見えません。
   本来ならば「身魂磨き」についてを沢山記述するべきではないでしょうか。 そうすればより多くの人間を救済できますから。

   ひふみ預言(一二三神示)や宗教の専門家でもない人間が深入りするべきではない専門書だと認識するのが正解ではないですかね。

   「ひふみ預言」に書かれている予言を解読できて、例えば、地震やデホルトの年月日が的中できたとして、それが何になるんですか。
   ただ我欲を満足させるだけではないですか? それとも自分だけ上手く立ち回りたいのでしょうか。


● 「ひふみ預言」の予言 ● -----------------
これは予言ではなくて、闇の支配者の予定表(スケジュール)ではないでしょうか? と言うのが私が到達した考えです。



● 私の結論 ●
「ひふみ預言」の神様は、何故(どうして)こんなにも神憑りしたがっているのでしょうか、不思議でしかたがありません。

私には、陰に隠れて「 舌なめずりしている化け物 」がチラチラと見え隠れしているように感じられます。
これを書いたのは絶対に神様じゃありませんね。しかし「 世の元の生き通しの神 」とはどんな化け物(神)なんでしょうか。

今の世の中は本当に闇の支配者に完全にコントロールされてしまいました、と考えるのが正解のようです。
苦笑いしかできません、本当にどうすればよろしいのでしょうか、お手上げです。が、やられる前にこれに気がついたことは、まだまだ希望がある証しでしょう。

尚、念のため、これはあくまでも私の見解です。 各人それぞれに捉え方が違っていて当然ですから。
私の場合には、ひふみ預言の洗脳から完全に抜け出たと言うことですね。