JMAI 2000
インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞 2000
Japan Mystery Award on Internet 2000

ハサミ男 殊能将之著

あき +3点
とっても 読みやすかった。
←ネタバレ サイコな感じが 好みに合いました!
  ラストのどんでん返しには 読んでて「んん?」とちょっと混乱。
後半は 一気に読み上げましたー。 

むむむ +5点
←ネタバレ とにかく、上手い。安永知夏を最初から「ハサミ男」として描いているのだが、1人称であり、その性癖などが、あまりにも男性的な為に、読んでいる方も日高が「ハサミ男」であるという誤解をしてしまう。殆ど最後に近いところで突然日高に「安永知夏さん」と呼びかけられるので、一瞬何が何だかわからなくなる。度重なる自殺未遂の方法や、アルバイト先での態度、男言葉を使い、ハサミを刺しやすいようにマニアックなまでに削る性癖…その全てが男性と誤解をさせてしまう。殊能のデビュー作ということだが、恐るべき新人。自作に期待大。

小池 啓介 +3点
←ネタバレ 単純に面白い。自殺願望を持ったサイコキラーってのが楽しい。核心となるネタ(ここは、もっとあからさまに「どうだこの野郎」くらいの勢いでやってもらえるとよかった。伏線こそが読みどころなのかもしれないけど)より、下手すると笑える。

中島景行 +4点
←ネタバレ 素直に騙されてしまった。題名からして既にミスリードしているし、おもしろかった。

タカアキラ +5点
←ネタバレ ハサミ男の招待がわかって愕然とするあの感覚、ひゃーだまされたー。
アレを誰かと共有したくて職場で貸しまくりました。
劇中の「知ってるつもり」ネタにカルトな(うそです)海外作家が登場したのかSFファンの間で話題になっていた模様ですが該当シーンでは自分の胃の中からニコチン臭が漂ってきそうでそれどころではありませんでした。次回作に期待が高まります

平野まどか +3点
←ネタバレ とりあえず、引っ掛かったし、納得が行ったので、OK

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インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞2000実行委員会