福岡自然農塾とは
はじめに
福岡県糸島の地で、耕さず、肥料農薬を用いず、草々虫を敵とせず、 お米の実りを手にする自然農の実践、学習が始まったのは1992年です。自然に沿い従い、いのちに応じ任せてのお米作り、野菜作り、食べ物作りは、 私達のいのちを健やかに約束してくれるものであり、深い喜びと大いなる安心へと誘ってくれるものであります。
環境汚染、資源の消費、食の安全性等々における諸々の問題をも根本から解決して、農的生活を永続可能にしてくれるものでもあります。 このすばらしい自然農の世界を、まだ知らぬ人々にも紹介するべく、 田畑の見学と実習、また言葉による学びを通して、多くの人々と多くの学びを重ねてまいりました。
あゆみ
福岡自然農塾は、1992年に自然農の実践家である、奈良県桜井市の川口さんにおいで頂き、 福岡の糸島の標高400mの唐原(とうばる)という、 糸島半島を見下ろす棚田で自然農のご指導をして頂いたのが始まりです。それから2006年までの14年間、1年に春と秋の2回、 川口さんを糸島にお招きしての自然農の学びが続きました。
1997年ごろからは、自然農を求める人に応じて、福岡で自然農を実践するメンバーが中心となり、 年6回の見学学習会(田畑の見学と言葉による学び)を続けています。
また、この間、自然農を求める人に応じて、「川口由一 自然農の世界」(ドキュメンタリー映画)の上映会や全国の自然農実践者の学習会である、 「妙なる畑の会全国実践者の会」を数回開催してきました。
2009年からは、若いスタッフも増え、更なる見学学習会の充実と後継の育成を図っています。
スタッフのメンバーは、各自の農園で、自然農による自給や、 営農の実践に取り組むとともに、各々松国学びの場、一貴山学びの場、花畑学びの場、上の山学びの場で自然農の指導を行っています。
これまでに開催した学び
「自然農見学学習会」の開催1992年 :川口さんに糸島においで頂き自然農のご指導をして頂く
1992年〜2005年:1年に2回、川口さんをお招きしての自然農の学び
1997年〜:福岡の自然農を実践するメンバーが中心となり、年6回の見学学習会を開催
2010年 :年6回の見学学習会に加えて、テーマ毎(自給、営農、自然農の理)の特別企画を開催
「妙なる畑の会全国実践者の会」の開催
1997年夏 福岡(第6回)
2002年秋 福岡(第11回)
2006年秋 福岡(第15回)
2011年秋 福岡(第20回予定)
「川口由一 自然農の世界」(ドキュメンタリー映画)の上映会」の開催
2002年春:川口さんと山下惣一さんの対談と上映会
2002年秋:川口さんと今森光彦さんの対談とスライド上映会
2003年春:川口さんと島村菜津さんの対談と上映会
2003年秋:川口さんと竹熊宜孝さんの講演会と対談
2004年春:川口さんと甲野善紀さんの対談
その他に川口さんをお招きしての上映会を4回開催