福岡自然農塾よりお知らせ

2023年 自然農見学会のご案内
耕さず、草や虫を敵とせず、肥料農薬を必要としない
生命の営みに、ひたすら沿う農……
昨日今日、庭の梅の花の蕾が、ようやく、一輪二輪とほころび始めました。 昨年より少し遅い開花です。
自然界は、時至れば、必ずや、その営みを成し、繰り返しています。 春が来れば、地上も、地中もあらゆる、生命(いのち)達が、目覚め、ふくらみ、 私達の気付かないところでも、違(たが)えることなく、各々の生命(いのち)を営み続けています。
例年より、遅い開花、例年より多い風雪、例年より、長く暑い夏。 このごろでは、気象や自然界のあらゆる場面で、小さな、あるいは、大きな変化が続いていますが、 それは、この地球が、おかしくなったのではなく、 この地球上の、いたる所で起きている、私達、人の営みが、そうさせているためだと言えます。
自然界そのものは、生命の営みの理どおりに、静かに、休まずに在り、 そして、人間の営みのその結果に応じている、そのように思います。
東北の3.11の災害の時、日本中の原発が、稼働を停止したその時、国内の電力は、足りていたという事実がありながら、今まさに、新しい原発を造り、古い原発は、壊れるまで稼働されるという、恐ろし い方針が定まりました。このことのみならず、憂えるばかりの人間の選択は、限りなく‥‥‥です。
若い生命、新しい生命に出会うと、今、私の目の前に広がる、 美しい山々が、空が、水が、変らずあり続けることを、願わずにはいられません。
人の驕りを捨て、本来、持っている、私達の能力を、今後はいかに使うか‥‥‥、 覚悟をもって、この大きな課題に、取り組み、達成してゆかねばと感じています。
幸いにも、3.11の後、自然農に興味を持ち、農的暮らしをしたいと志を抱いて、 この学びに来られる方が、少しずつ、増えてきています。
この学習会は、未来を語り合う、論じ合う‥‥‥そういう、場所ではありません。
その答えとなるところを、はっきりと認識し、より具体的にイメージし、
そのための術(すべ)を学ぶところです。多くの人は、今を生きる私達人が、
本当はどうあらねばならないか、うすうすは、わかっているのだと思います。
一見、不可能にも思える、その変革は、まずは、「私」という1 人の人間の中からです。 大地に、種を降ろすと、小さく弱々しい生命が、生長し、花を咲かせ、実らせるという、 いのちの営みに、いのちの不思議に、素直に感動し、共感します。 とらわれを外し、喜びの中で、私もこの自然界の一部なんだという、謙虚な思いから、 はずれずにいたいと思います。
自然農に出会って、農的暮らしを始めて、はや、33 年が経ちました。 いつの間にか、次の世代に、引き継ぐことも、視野の中に入るように なっています。
この自然農の世界が、一人でも多くの人に届きますようにと、願っています。
生命の営みに、ひたすら沿う農……
昨日今日、庭の梅の花の蕾が、ようやく、一輪二輪とほころび始めました。 昨年より少し遅い開花です。
自然界は、時至れば、必ずや、その営みを成し、繰り返しています。 春が来れば、地上も、地中もあらゆる、生命(いのち)達が、目覚め、ふくらみ、 私達の気付かないところでも、違(たが)えることなく、各々の生命(いのち)を営み続けています。
例年より、遅い開花、例年より多い風雪、例年より、長く暑い夏。 このごろでは、気象や自然界のあらゆる場面で、小さな、あるいは、大きな変化が続いていますが、 それは、この地球が、おかしくなったのではなく、 この地球上の、いたる所で起きている、私達、人の営みが、そうさせているためだと言えます。
自然界そのものは、生命の営みの理どおりに、静かに、休まずに在り、 そして、人間の営みのその結果に応じている、そのように思います。
東北の3.11の災害の時、日本中の原発が、稼働を停止したその時、国内の電力は、足りていたという事実がありながら、今まさに、新しい原発を造り、古い原発は、壊れるまで稼働されるという、恐ろし い方針が定まりました。このことのみならず、憂えるばかりの人間の選択は、限りなく‥‥‥です。
若い生命、新しい生命に出会うと、今、私の目の前に広がる、 美しい山々が、空が、水が、変らずあり続けることを、願わずにはいられません。
人の驕りを捨て、本来、持っている、私達の能力を、今後はいかに使うか‥‥‥、 覚悟をもって、この大きな課題に、取り組み、達成してゆかねばと感じています。
幸いにも、3.11の後、自然農に興味を持ち、農的暮らしをしたいと志を抱いて、 この学びに来られる方が、少しずつ、増えてきています。

一見、不可能にも思える、その変革は、まずは、「私」という1 人の人間の中からです。 大地に、種を降ろすと、小さく弱々しい生命が、生長し、花を咲かせ、実らせるという、 いのちの営みに、いのちの不思議に、素直に感動し、共感します。 とらわれを外し、喜びの中で、私もこの自然界の一部なんだという、謙虚な思いから、 はずれずにいたいと思います。
自然農に出会って、農的暮らしを始めて、はや、33 年が経ちました。 いつの間にか、次の世代に、引き継ぐことも、視野の中に入るように なっています。
この自然農の世界が、一人でも多くの人に届きますようにと、願っています。

2023年 年間学習内容
見学学習会の一日の流れ
9:00 集合・受付(松国学びの場−糸島市二丈松国 )
9:30 開始
午前中は松国学びの場の見学と畑の実習を行います。その後、一貴山へ移動して昼食をとっていただき、 午後は、鏡山農園と一貴山学びの場の見学、田んぼの実習を行います。見学実習終了後は、言葉を交わし ながらの学習会となります。参加者の皆さんの質問等に応じ、また、自然農の世界について、深いところ から視野を広げてあらゆるテーマで話し合いたいと考えております。
17:00 終了
●参加費: 1,000 円9:30 開始
午前中は松国学びの場の見学と畑の実習を行います。その後、一貴山へ移動して昼食をとっていただき、 午後は、鏡山農園と一貴山学びの場の見学、田んぼの実習を行います。見学実習終了後は、言葉を交わし ながらの学習会となります。参加者の皆さんの質問等に応じ、また、自然農の世界について、深いところ から視野を広げてあらゆるテーマで話し合いたいと考えております。
17:00 終了
●持ってくるもの:軍手、帽子、長靴、あればノコ鎌、弁当( 11 月は不要 )、水筒
*毎回、種の交換コーナーを作りたいと思います。余分に採れた種を皆で持ち寄って分け合いましょう。

福岡自然農塾各学びの場と農園

福岡自然農塾(代表:鏡山 悦子)とは、松国、一貴山、花畑の3ケ所の学びの場と農園を総称しての名称です。 見学学習会においては、主に松国と一貴山がその対象となります。 個々に農園等を見学されたい方は、必ず前もってご連絡ください。
松国自然農塾
◆所在地 福岡県糸島市二丈松国◆代表 村山 直通[TEL 090-7927-2726]

一貴山(いきさん)自然農塾
◆所在地 福岡県糸島市二丈一貴山◆代表 鏡山英二[092-325-0745]

鏡山農園
◆所在地 福岡県糸島市二丈一貴山◆代表 鏡山悦子[092-325-0745]

木下農園
◆所在地 福岡県糸島市加布里◆代表 木下まり[090-8418-5801]
自然農に切り替えて今年で29 年目になりました。糸島半島の海沿いの温暖な地域にあります。 田んぼは2 反2畝ありますが、そのうち8 畝程でお米を作っています。 畑は7 畝で、自給用の米と野菜はほぼまかなっています。 食卓を囲む家族の人数も少なくなり、作付面積を少なくしたり、周りの方にお分けすることも増えました。 農園の周囲は慣行農法の田に囲まれています。 獣の害はあまりありませんが、カモの食害や、潮風の害が、まれにあります。 また、近隣の田と水を入れる時期の調整など、ここなりの工夫も要します。 醤油、味噌、豆板醤、マスタード等、自然の恵みを手作りして日々楽しんでいます。
花畑(はなはた)自然農塾
◆所在地 福岡市南区花畑3丁目◆代表 村山直通[090-7927-2726]
都市の中の自然農学びの場です。現在28名が約2反の畑で学んでいます。 下記の日程で見学会を開催しています。
<花畑自然農塾見学会>2023年の予定
3/1(日)、5/7(日)、7/2(日)、9/3(日)、11/3(祝)、2023 年1/7(日)
集合場所:福岡市南区花畑3丁目 花畑小学校正門付近
集合時間:午後1時30分 (参加費無料)