ジブリ新作は「サティン・ローブ」!!海外で制作!!
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スタジオジブリの新作は「サティン・ローブ」で、海外スタジオで制作されることが判明した。「サティン・ローブ」は、砂漠を舞台とする同名の冒険ファンタジー小説を原作とし、ジブリが海外で設立した新スタジオ「サハラ・ジブリ」が制作を担当する。米林宏昌氏をはじめとするジブリのスタッフが現地に移籍し、現地スタッフとともに制作、世界同時公開を目指すという。
世界展開を視野に据えた、スタジオジブリの新しいチャレンジが、いま始まる! |

発表された「サティン・ローブ」のイメージスケッチ。
したたかな商人との駆け引きが繰り広げられるシーン。中央がヒロインのユーラ。
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★砂漠を舞台とした冒険ファンタジー「サティン・ローブ」が原作!
驚きのニュースが舞い込んできた。ジブリの次回作品の詳細と制作場所が明らかにされたのだ。スタジオジブリは31日の記者会見で、同社が手掛ける新作の名前は「サティン・ローブ」であることを発表した。しかも、海外で設立した新スタジオで制作しているという。
「サティン・ローブ」とは、12歳の少女ユーラを主人公とする冒険ファンタジー小説。ユーラは、砂漠の王国サティン・ローブ<輝くような緑の森と湖に満ちた地>を甦らせる力をもつ一族の巫女。母の形見の腕輪を持ち、王国を復活させるため「輝きの石」を探しに旅立つ―、というストーリーだ。作者は浅見理恵氏(イラストは田川聡一氏)で、日本発の児童文学として8カ国語に翻訳されてロングセラーになっている。
「ユーラ。時がきたら、それを腕にはめ、輝きの石を探しにいくのです。この地を真のサティン・ローブとするのです」
「私は選ばれし巫女なんだ。もうあともどりはできない」(本文より)
話の展開はファンタジー小説としてオーソドックスなもので、それゆえ世界中で親しまれる素地を持っている。ジブリは、この世界観を忠実に再現するという。
★ジブリの新体制!サハラ砂漠に立ち上げた「サハラ・ジブリ」で制作!
「サティン・ローブ」の最大の特徴は、ジブリ史上初めて、海外スタジオでの制作になるということだ。2013年9月、宮崎駿氏が長編アニメーション制作からの引退を発表したことに伴い、ジブリは制作体制の立て直しの最中にある。宮崎駿氏の引退後、どのような形で作品制作を続けていくかについては、ジブリ自身も試行錯誤をしていると伝えられており、制作部門はいったん解体され、日本国内での制作体制は未だ整っていない。そのため、当分の間長編の新作は作られないのではないかというのが専らの観測であった。
しかし、ジブリは世界展開を睨んだ布石を打っていた。それは、このたび初めて明らかにされた海外スタジオの存在である。
31日の記者会見で鈴木敏夫プロデューサーが明らかにしたところによると、ジブリは海外の制作拠点として「サハラ・ジブリ」を設立していた。その存在は今まで極秘とされていたが、宮崎駿氏の引退に備え、これまでに時間を掛けて準備されていたという。「ジブリ」は「サハラ砂漠に吹く熱風」を意味するところはよく知られており、「サハラ・ジブリ」も、砂漠の国に立地しているとのことである。
「サティン・ローブ」は、「サハラ・ジブリ」が初めて制作する作品となり、スタジオジブリの今後を占う重要な試金石と位置づけられている。
★米林宏昌氏が「サハラ・ジブリ」に移籍、現地スタッフに秘伝を伝授!
2014年末、「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の監督を務めた米林宏昌氏がジブリを退社したというニュースが流れ、「リストラされたのでは?」「何らかの責任をとらされたのでは?」など、様々な憶測を呼んだことは記憶に新しい。ジブリの生え抜きで、次世代のジブリを背負う後継者と目されていた米林氏の退社は、ジブリの制作部門の解体を印象づけた。
だが、米林氏は「サハラ・ジブリ」へ移籍していた。本人が強く志願しての移籍だったという。現在、現地採用のスタッフとともに制作に励んでいると伝えられる。米林氏の移籍によって現場の志気は大いに上がり、制作スピードは倍増、制作レベルも底上げされたという。驚くべきことに、既に完成していた部分も、物足りない所は作り直すことまで行われているそうだ。妥協を潔しとせず、ひたすらクオリティを追求するひたむきさは、日本国内のスタッフにも大いに刺激になっていると伝えられる。
このたび、「サティン・ローブ」の設定資料の一部が明らかにされたので見てみよう。「サハラ・ジブリ」の現地採用スタッフが描いたものである。下図をご覧いただければ分かるように、設定は日本語で書かれている。ジブリによると、海外スタジオの共通語は英語であるが、より高いレベルの技術を身につけるため、スタッフ達は自主的に日本語をマスターし、いつの間にか日本語で作られるようになってしまったとのことである。ヒロイン・ユーラのキャラクターデザインは、原作イラストの雰囲気を保ちつつ、ジブリ歴代のヒロインの血筋を引き継ぐ正統的なスタイルを確立しており、さらに砂漠の国に立地する「サハラ・ジブリ」ならではのテイストまで加味されていて、それらが高度に調和していることが分かる。これを見た米林氏は基礎レベルの高さに驚嘆したという。もちろん、これでもレベル的には発展途上であり、米林氏の惜しみない秘伝の伝授によって、さらなる進化を遂げつつあるとのことだ。

ヒロイン・ユーラの設定資料。
ジブリの正統的ヒロインの血筋を引き継いでいる。
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同じく、主要登場人物・ナズンの設定資料。
凛々しく活力にあふれた性格で、正統的ヒーローの素質が充分。
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「サティン・ローブ」のイメージボード。
ユーラとナズンの出逢いのシーン。
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「サティン・ローブ」のイメージボード。
躍動感あふれるハイライトシーンの一つ。
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上映時間は180分が予定されており、かなりのボリュームである。日本国内で制作されると、映画興行上の理由で企画段階から2時間前後に圧縮されがちな例が多いので、ここに海外制作のメリットが見出される。
「サティン・ローブ」は2015年夏に完成の予定で目下制作が進められている。多国語版を同時進行で進めており、全世界で同時公開される予定だ。既に世界中のジブリファンから熱い視線が注がれており、公開への期待が高まっている。
スタジオジブリの新時代を切り拓く「サティン・ローブ」に要注目だ!
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高畑勲監督が次の新作長編を準備中であることを明らかになった。31日の「サティン・ローブ」に関する記者会見の席で、鈴木敏夫プロデューサーがほのめかしたもの。正式タイトルは未定であるが、「生類憐れみの令」を元に構成されたオリジナルの物語として構想されており、制作期間は20年、2035年(平成47年)の完成・公開を予定しているという。
ジブリ以外では不可能といえる20年もの製作期間。げに恐ろしきはジブリなり! |

発表された「生類憐れみの令の物語」のイメージイラスト。
将軍・綱吉を中心に様々な人物の思惑が複雑に絡み合う群像劇になりそう。
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★引退宣言をしなかった高畑勲監督、既に次回作の企画に着手!
宮崎駿監督は長編作品からの引退宣言をしたけれども、高畑勲監督はしていない。まだ引退はしないの?それとも宣言することなく引退してしまったの?ー そんな素朴な疑問を持つ向きも多かったと思われるが、ついに回答が出た。すなわち、高畑監督は現役続行、しかも新作長編のシリーズに取りかかったというのだ。
このニュースが発表されるや、世界中を驚きの反応が駆けめぐった。何しろ、高畑監督は今年80歳、宮崎駿監督よりも年上であり、世間ではとっくに隠居生活をしていても不思議ではない年齢なのだ。しかし、ジブリ関係者によると、高畑監督の創作意欲は衰えることを知らず、「かぐや姫の物語」を完成させた後、ますます強まっているという。
★「生類憐れみの令」をベースにしたオリジナル作品!
どのような新作が作られるのか。残念ながら31日時点では正式な発表はなされていないが、高畑監督に近いスタッフが匿名を条件に語ったところによると、そのタイトルは「生類憐れみの令の物語」になるという。江戸時代中期、徳川幕府の第5代将軍である徳川綱吉氏が発した政令として有名で、歴史の授業で習ったことを覚えている人も多いだろう。
「生類憐れみの令」そのものは、「お犬様」と揶揄されるように、犬が手厚く保護されていたイメージが強く、野犬に野生動物に襲われた場合などにおいても抵抗すれば罰され、ついには蚊や蝿をうっかり殺してしまっても適用されたため、「天下の悪法」としての悪名が名高い。
しかし、高畑監督によると、それは一面的な見方に過ぎないという。実際には、犬だけではなく猫や鳥、魚類・貝類・虫類などの生き物、さらには人間の幼児や老人にまで及んでいた。ここから生まれた悲喜こもごもの様々なエピソードは豊富な資料として残されており、体系的な研究はまだまだこれからという。
★制作期間は20年以上、2035年に完成予定!高畑勲氏「100歳は通過点」
現在、高畑監督は、膨大な資料を丹念に読み込んでいるところで、ここから膨らませてオリジナルストーリーとして構成する作業を続けているという。その制作期間は20年間が見込まれている。「かぐや姫の物語」の制作期間が8年であったことを考えると、2倍以上にわたる気の遠くなるような長さだ。順調に進んだ場合の完成予定は2035年(平成47年)で、この時高畑監督はちょうど100歳になっている。経営基盤が盤石のジブリでなければあり得ない。
「かぐや姫の物語」のスポンサーでもあった氏家齊一郎氏は、「人類史上に残る作品を作って欲しい」という遺言を残している。「かぐや姫」は、内容的にも技術的にも画期的な業績となったが、「生類憐れみの令の物語」は、それを遥かに超える高みを目指している。まさしく人類史上に残る作品に仕上がることが期待されている。この構想が進むにつれ、宮崎駿氏は引退を激しく後悔し、引退宣言の撤回と現場復帰を画策しているという。ジブリの今後にも大きな影響を及ぼしつつある。
高畑監督は、「100歳は通過点に過ぎない」と話している。鈴木敏夫プロデューサーによると、高畑監督は「生類憐れみの令の物語」を完成させた後の次回作まで視野に入れている。前作の「かぐや姫の物語」と会わせた三部作で究極の完成形になるらしい。高畑監督の引退はいったい何年後になるのか?80歳にしてますます盛んな創作意欲のパワー。完成が今から楽しみだ!
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スタジオジブリは31日、同社の直営事業として保育園の経営に乗り出すことを発表した。昨年より続いている経営見直し戦略の一環として、経営の多角化に乗り出すというもの。同社の社員向けの託児施設を拡張し、一般の子どもも募集するという形態をとり、名称は「小金井の森ジブリ保育園」になる予定とのこと。このニュースが発表されるや、入園の申し込みが殺到しているという。
ジブリが育成する新しい世代の子供たちから、未来のアニメ作家が生まれるか?
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公開された「ジブリ保育園」のイメージカット。
ジブリの世界観をベースに、子ども達が伸び伸びと遊べる環境が作られている。
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オオトリ組の帽子(試作品・正面)
クラスごとに異なるデザインが用意される。
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オオトリ組の帽子(試作品・側面)
園児たちも大喜びしそう。
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★ジブリ社員のための託児所を拡張する形でリニューアルオープン!
驚きのニュースが飛び込んできた。スタジオジブリが保育園経営に乗り出すのだ。これまで主に劇場用長編アニメーション映画を作っていたスタジオとしては畑違いもいいところで、記者会見の場は一瞬「????」マークの嵐になったという。
しかし、これまでのジブリの制作体制を考えると、それほど畑違いではないことが分かる。なぜなら、スタジオジブリは既に自前で社内託児所を作っていて一定のノウハウが蓄積されており、今回はそれを拡張するだけの話だからだ。
よく知られているように、スタジオジブリの強みは「社員の福利厚生」の充実にある。正社員として雇用され安定的な身分が確保されていることにはじまり、結婚・出産も奨励され、子どもを持ったお母さん社員も存分に実力を発揮出来るよう、会社ぐるみで面倒を見ていたという実態がある。社内託児所は福利厚生の一つで、ジブリの第5スタジオに隣接する敷地に運動場が設けられ、子ども達が歓声を上げて走り回っている風景もよく見られる。お母さん社員は安心して仕事が出来る上、他の制作スタッフも子ども達に癒され、パワーをもらって仕事に取り組めるという好循環が生み出されていた。
「ジブリ作品の大ヒットの背景に託児所あり」という訳である。
★ジブリの経営多角化の一環、豊かな情操教育&才能の発掘を目指す!
このたびの決定は、ジブリの経営多角化の一環として、社員の子どもだけではなく一般の子ども達にも門戸を広げ、事業の柱の一角に据えるということになる。
子どもの遊び場は、スタジオジブリのキャラクターがふんだんに使われ、子ども達が自由に遊べるようになっている。その多くは、ジブリのスタッフが仕事の合間に手作りしたものであるという。ジブリ美術館でおなじみのねこバスはもちろん、まっくろくろすけのボールプール、ムスカの積み木でブロックタワーを作って遊ぶことも出来る。
もちろん、ジブリ作品の世界観に接しているだけではない。むしろ、ジブリ以外の要素も積極的に取り入れているのだという。意外に思えるかもしれないが、子ども達はジブリ作品を託児所内で見ることはない。世の中のお母さんが「トトロ」のDVDを子守代わりに使っていることが多いが、それに頼ってしまってはいけないという考え方に基づいている。だから、情操教育の王道とも言える、実際に見て、触って、いじってみるという体験を最重視している。これを基本に据えつつジブリの世界観にも触れることによって創造力を刺激し、才能の発掘につなげることが出来たら、という願いも込められているという。
★入園申し込みが殺到中!次世代のアニメ作家が育つか?
スタジオジブリは、「高い関心を持ってもらうのは有り難いが、あまり過熱しすぎないようにして欲しい。子どもはどんな環境でも、たくましく育つものだから」とコメントしている。
ジブリの世界観に近いところにいながら、そこにどっぷりと浸かってしまうことなく、それぞれの才能を大きく伸ばせるようにする―ジブリ保育園の願いである。ジブリ保育園から巣立っていった子ども達の中から、第二、第三の宮崎駿氏が出現する日が来るだろうか。今後の動向に要注目である。
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人気急上昇中のパズルゲーム「Q」が、ジブリとコラボすることになった。「Q」とはリリースから僅か一ヶ月で1000万ダウンロードを突破した話題のゲーム。ジブリとのコラボバージョンは「ムスQ」と呼ばれ、基本的な遊び方は同じであるが、画面にムスカが出てきて特有のセリフをしゃべることがポイント。この「ムスQ」のベータ版が発表されると、わずか3日で100万ダウンロードを突破したという。
トレンドのゲームも、ムスカの参戦でパワー倍増だ!
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開発中の「ムスQ」の画面例。
ムスカが登場し、プレイ状況により様々なセリフをしゃべる。
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同じく開発中の「ムスQ」の画面。
挑発的なセリフで、プレイヤーの攻略心を刺激する!
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★人気急上昇中のパズルゲームにムスカが参戦!その名も「ムスQ」!
2015年の大ヒット番付の有力候補として人気急上昇中の「Q」。株式会社リイカが提供するAndroid/iPhone向けアプリで、画面をなぞり、物体を作りってお題をクリアしていく形式の、シンプルだが中々難しいと評判の超難解パズルゲームである。リリース直後から記録的なペースでダウンロードされ、今や通勤電車の中でやっていない人がいないほどの人気となり、社会現象にまでなりつつある。
その「Q」が、何とジブリとコラボすると発表された。本家の「Q」は赤い球を壁に当てるなどの単純明快さがウリであり、キャラクターが登場する場合も、お相撲さんやモアイなどがシンプルにデザインされるものであったが、ジブリとのコラボバージョンでは、「天空の城ラピュタ」でおなじみのムスカが登場する。
★ムスカが煽り文句を連発してプレイヤーを挑発!
もちろん、ただ登場するだけではない。ムスカ特有のセリフを連発してプレーヤーを挑発するのだ。
「流行りのアプリは嫌いですか?さあやってみなさい」
「攻略への道が開けた、来い!!」
といったセリフならば心地よいものだが、何度も失敗すると
「こんなレベルもクリア出来ないのですか?先が思いやられますな」
「見ろ、リトライ数がゴミのようだ、わっはっはっは」
などとしゃべり、攻略意欲をかきたててくれる。
一定レベル以上をクリア出来ると、
「ここからがアプリの中枢だ。これまでのゲームはガラクタに過ぎん。聖域へようこそ」
としゃべってプライドをくすぐってくれるが、なかなかクリア出来ないと
「バカどもにはちょうどいい目くらましだ」
などとさらに挑発しにかかるのだそうだ。
ちなみに、最終ステージをクリアすると、
「あ〜あ〜目がぁ〜目がぁ〜!!」
というムスカの断末魔がお目にかかれるというが、まだその段階にまで到達出来た者はいない。
★本家の「Q」に迫る勢いで人気急上昇中!世界展開も視野に!
このゲームは「ムスQ」という、これまたシンプル?なネーミングが与えられ、現在提供されているものはベータ版で、まだ正式にリリースされたものではない。しかし、発表からわずか3日で、100万以上のダウンロードを記録したという。
「ムスQ」をプレイしたプレイヤーは、「この『ムスQ』は、何と言ってもムスカがしゃべるので中毒性がある。一日中プレイしても飽きることがない」とコメントしている。
まだベータ版であるにも関わらず、本家の「Q」に迫る人気を獲得しつつあり、正式リリースされた暁には、一ヶ月以内に5000万ダウンロードに達するのではないかと予測するアナリストもいる。
さらに、「ムスQ」は世界展開も視野に入っている。ゲームアプリの世界はグローバルな競争が激しく、よほどの特徴がないと注目すらされない。ここで、世界的に知名度の高いジブリとのコラボレーションは、世界へ売り込むにあたっても有利に作用するだろう。既に英語版、フランス語版、ドイツ語版、スペイン語版など、各国語バージョンの開発も同時進行しており、本格的に展開されれば、最終的に10億ダウンロード越えを記録するかもしれないという気の早い予言をするファンまでいる。
世界中のジブリファンも注目する「ムスQ」。ムスカがアプリの世界を制覇する時も遠くない!
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