●2000年4月1日 エイプリルフール記事
Article for the day of April Fool 2000

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「もののけ姫」ホームページ用

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「もののけ姫」の続編制作へ!!


★名称は「もののけ姫2」 、2002年夏公開予定
★DLPデジタル上映、立体映像、マルチストーリーで制作費は最低100億円
★徳間社長、「世界同時公開で配収5000億円を目指す」と豪語



3月31日、配収113億円の日本新記録を樹立した「もののけ姫」の続編が制作されることが明らかになった。徳間康快・徳間書店社長(77)によると、続編の名称は「もののけ姫2」(もののけひめツー)で、従来の映画の概念を打ち破る数々の新機軸が打ち出されるという。公開は2002年夏の予定で、全世界に同時配給される。



続編制作の決まった「もののけ姫」。迫力の戦闘シーンも倍増するか?


映画の概念を打ち破る新機軸の数々
1300万人の観客を動員し、社会現象とまで言われた映画 「もののけ姫」。その続編の計画がついに始動した。「もののけ姫」は宮崎駿監督が「最後の作品になる」と口にし、引退作とも言われた作品。しかし、宮崎駿氏は「まだ区切りがついていない、何も納得していない自分に気付いた。」と"引退"を撤回。「もののけ」ブームの再来を熱望する徳間社長の熱心な働きかけもあり、導き出された答えは「もののけ姫」の続編だった−。
徳間社長は「これはただの続編ではない。映画の概念をも超える全く新しい映画を創る」と述べ、数々の新機軸が打ち出された続編となる。
・DLP技術によるデジタル上映
「もののけ姫2」は全編フルデジタルで制作されるが、今回から上映をもデジタル化される。すなわち、フィルムを使った従来の映写機ではなく、ハードディスクに蓄積した映像データをデジタル映写機を使って直接スクリーンに投影する新型式となる。この技術は、米テキサス・インスツルメンツ(TI)によるデジタル投影技術(DLP:デジタル・ライト・プロセッシング)が採用されるという。このデジタル映写機は2000年1月現在で世界にまだ18台しかないが、2002年夏までのは世界の主要映画館にひととおり普及することが予想されている成長株だ。従来のフィルムでは、長期間の上映に伴い傷やホコリが目立つようになるが、デジタルでは基本的に劣化がない。画質も従来のアナログなフィルムよりも解像度・彩度とも大幅に向上し、きわめて鮮明な画質が実現するという。徳間社長は「デジタル映写機は『もののけ2』との相乗効果を生み、世界中の映画館は一気にデジタル化するだろう」と述べ、その将来性を持ち上げた。
・立体映像
「もののけ姫2」では、デジタル上映に加えて立体映像でも楽しむことが出来る。普通に見たときは普通の画面であるが、専用メガネをかけると絵が立体的に飛び出してくる。それも、一昔前の青・赤分解の二重画像とは異なったリアルなもので、偏光レンズを通して右目用と左目用に分けられた画像を立体視する仕組みだ。「登場人物が飛び出してくるというより観客が登場人物の中に入っていくような感じ」であり、あたかも登場人物に囲まれたかのような体感が得られるという。「スクリーンと観客席の境界が消滅する(徳間社長)」という言葉も、あながち誇張ではなさそうだ。
・最大1677万通りのマルチストーリー
従来、一本の映画は一つのストーリーと決まっていたが、「もののけ姫2」はその概念も崩し去ることになりそうだ。すなわち、幾通りもの多彩なストーリー展開をたどり、ラストシーンも毎回異なってくるというのだ。現在はまだ構想段階ではあるが、最も大きな展開だけでも16通りの流れがあり、サブストーリーごとのカテゴリーで分けるも256通りもの流れになるという。さらに、細かなシーンやセリフの違いまで分類すると、組み合わせは最大で実に1677万通りにも達する。つまり、映画館が異なれば当然ストーリーが異なり、同じ映画館でも上映時間によって結末が異なってくるわけだ。ストーリー展開はシーンごとにコンピューター制御によって乱数的に組み合わされ、ハードディスクから随時出力されるので、次にどのような展開になるのかは誰にも予想できないという。すなわち、全く同じストーリー展開を2回見ることはほとんど不可能であるとも言える画期的なシステムで、映画評論家泣かせの映画になりそうだ。

制作費は最低100億円
これだけの新機軸を打ち出すのであるから、当然制作費は膨大な額になる。徳間社長は「これまで稼いできた利益を全部投入してもいい」と喝破し、制作費は最低でも100億円という大胆さだ。さらに徳間社長は「徳間グループの全ての資産を担保にするくらいの度胸がなければダメだ」とまで言い切っており、最終的にはいくらかかるか「誰にも見当がつかない」という。これには、常識では考えられない驚異的な制作体制を敷くことで世間の話題を集めれば充分元がとれるという読みもあるようだ。

全世界にも同時公開 配収目標5000億円
制作費がケタ外れなら、配収目標もケタ外れだ。「もののけ姫2」は全世界での同時公開を前提として構想されている。音声チャンネルには標準で日本語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・アラビア語・中国語・広東語・韓国語の10カ国語が用意され、さらに増やすことも可能であるという。配収目標も日本円換算で史上空前の5000億円という。徳間社長は「2002年は世界中が『もののけ2』一色になる。ハリウッドは軒並み閑古鳥が鳴くだろう。」とも述べ、その自信のほどをのぞかせた。

ゲームソフトも発売 キャッチフレーズは「プレステ2にはもののけ2」
また、徳間社長は「もののけ姫2」公開に合わせてプレイステーション2用のゲームソフトも発売する計画があることも明らかにした。DVDの容量には一定の制限があるため、ストーリー展開は最大でも65000通り程度に収まりそうだが、それでも一人で全てのストーリーを体験するのは不可能なほどのバリエーションだ。「映画館ではただ見ているだけだが、プレステ2でプレイすると、自らの意志でストーリーを変えていくことも出来る」という。キャッチフレーズはズバリ「プレステ2にはもののけ2」とし、全世界的に一大キャンペーンを打って宣伝活動を行うという。徳間社長は「もののけ2を買わずしてプレステ2を買ったことにはならないと言わしめるほどヒットするだろう。プレステ2本体が1億台売れれば、もののけ2ソフトも1億本売れるに違いない」とまで言い切った。

徳間社長は「21世紀のエンタテインメントは『もののけ2』が切り開く。全てのエンタテインメントは『もののけ2』から始まる」と豪語、早くも地球的規模での完全制覇を高らかに宣言した。





※今日は4月1日です。It's April fool! 1998年版 1999年版





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「耳をすませば」の続編制作へ!!



★名称は「耳をすませば2」 、2002年夏公開
★ジブリ若手が結集「近藤喜文氏の遺志を継ぐ」
★留学先のイタリアが主な舞台、クレモーナ市も全面バックアップ
★日本人サポーターが紡いだ続編の制作秘話



続編制作の決まった「耳をすませば」。今度はイタリアが主な舞台となる。


3月31日、1995年の邦画配収1位を記録した「耳をすませば」の続編が制作されることが明らかになった。徳間康快・徳間書店社長(77)によると、続編の名称は「耳をすませば2」(みみをすませばツー)で、天沢聖司が留学したイタリアが主な舞台となるという。公開は2002年夏の予定。

続編の舞台はイタリア
「耳をすませば」は柊あおい女史の漫画を原作とし、1995年にスタジオジブリによって劇場映画化された作品である。中学生の純粋でひたむきな青春を余すことなく描ききり、日本中に爽やかな風を吹き込んだことは記憶に新しい。そして、このたびその「耳をすませば」の続編が制作されることになった。
続編の主な舞台はイタリア。中学を卒業した天沢聖司は、バイオリン職人のプロを目指してイタリア・クレモーナ市にある工房へ留学する。その工房にはドイツからルシータという少女も留学に来ており、一緒に修業に励むうちルシータは聖司に恋するようになる。聖司は既に雫と将来を約束していたからルシータの求愛を拒み続けるが、ルシータのあまりの熱心さに心が揺らぎ始めていた。
一方、雫は日本の高校に進学していた。ある日、雫は地元商店街の福引きで特等のイタリア旅行を引き当てる。聖司との再会を目指してイタリアへ向かう雫。クレモーナに到着した雫がそこで見たものは・・・?

戦禍を隔てた60年の恋も実る!
「耳をすませば」続編では、西司郎とルイーゼの恋も描かれる。第二次世界大戦前、ドイツに留学していた西司郎は、ルイーゼという女性と恋に落ちた。二人は将来まで誓っていたが、戦争の危機が迫り、司郎は帰国を余儀なくされる。戦争が終わっても連絡がとれず、そのまま音信不通になってしまっていた。
さて、聖司の修行の様子を見るためにイタリアへ赴いた司郎は、クレモーナの工房でルシータと会う。その瞬間、司郎はルシータがルイーゼの孫娘であると確信する。ほどなく、司郎とルイーゼは60年の時を超えて再会を果たし、司郎が持っていた雄猫のバロンとルイーゼが持っていた雌猫のメロンは二人で永遠に共有することになった。ドイツに永住することを決めた司郎は、地球屋を聖司に譲り渡す。修業を終え、プロのバイオリン作りになった聖司と一緒に地球屋に住むことになるのは、雫か?それともルシータか?

続編の制作秘話
「耳をすませば」続編には、実はサッカーと深い関わりがある。Jリーグの中田選手がセリエAのペルージャでプレーすることになり、日本人が現地で観戦する機会も増えた。その日本人サポーターの一人である本名一生君(20)は中田選手のファンであると同時に「耳をすませば」の大ファンでもあり、現地の民家に泊めてもらう先々で「耳をすませば」のビデオを積極的に紹介していた。クレモーナ市長を親戚に持つラーチ家も「耳をすませば」に感動し、早速市長に紹介したところ、市長も大変感動したという。その頃、たまたまクレモーナ市を訪れていた徳間書店の営業担当者に「続編制作はぜひクレモーナで」という市長の意向が伝えられ、それが徳間社長の耳に入って話はトントン拍子に進んだという。今年の5月には現地へジブリの取材チームが派遣される予定で、クレモーナ市も全面的にバックアップすることになっている。サッカーが紡いだ縁もあり、続編では工房にあるテレビにセリエAの試合が映し出されるシーンが挿入され、アナウンサーの声として本名一生君も特別に出演する。

制作にはジブリ若手が結集「近藤喜文氏の遺志を継ぐ」
「耳をすませば」の監督を務めた近藤喜文氏は1998年1月に急逝し、その才能が惜しまれたが、続編では近藤氏の遺志を継いだ若手が結集して制作が進められることになっている。フレッシュな才能が「耳をすませば」の新たな世界を切り開いていくという、チャレンジ精神あふれる作品になりそうだ。





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「となりの山田くん」ホームページ用

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★名称は「となりの山田くん2」 、2002年夏公開予定
★大宇宙を舞台とした、スーパーSF大活劇
★リベンジに燃える鈴木敏夫プロデューサー、「今度こそ成功する」
★徳間社長、「配収目標80億以上。前作の赤字を帳消しにする大黒字は確実」と豪語!





続編制作の決まった「となりの山田くん」。前作とは一転してSF大活劇となる。

3月31日、平成11年夏に公開された「となりの山田くん」の続編が制作されることが明らかになった。徳間康快・徳間書店社長(77)によると、続編の名称は「となりの山田くん2」(となりのやまだくんツー)で、前作のイメージを覆すSF大活劇となる。公開は2002年夏の予定で、全世界に同時配給される。

これこそが21世紀の「グローバル・スタンダード」
日本映画史上最高の配収を記録した「もののけ姫」をも上回る制作費をかけ、鳴り物入りで封切られた「となりの山田くん」。しかし、その人気は期待を裏切り、10億円に満たない配収しか挙げられず、興行的に失敗に終わったことは記憶に新しい。しかし、ここに「となりの山田くん」のリベンジ計画が秘かに進行していたのだ。「このまま終わらせない。『となりの山田くん』の本当の魅力を知ってもらうまでは!」という敗者復活に燃える鈴木敏夫・スタジオジブリプロデューサー(50)の意気込みに徳間康快・徳間書店社長(77)が共鳴し、ここに「となりの山田くん」の続編制作が正式に決定した。
前作では、70以上もの小エピソードを組み合わせた構成をとり、日常における家庭のささやかな喜びを表現しようとしたが、支持を広げることが出来なかった。鈴木プロデューサーは、この失敗を教訓とし「ジブリの原点に戻ろう。これからは子供のための映画をつくっていこう」というコンセプトのもと、続編では全編を貫く大がかりな脚本を組み上げ、非日常世界の感動と興奮を演出することに決めたという。鈴木プロデューサーは、「21世紀を迎え、人々が本当に求めている普遍的な娯楽の王道を提供したい。『となりの山田くん2』こそ、真のグローバル・スタンダードになる」と抱負を述べた。

大宇宙が舞台、スーパーSF大活劇!
のぼるが夏祭りの夜店で買ってきたヒヨコが突然しゃべり出した。そのヒヨコは、実は銀河系の中心部に位置するウコッケ星からやってきた宇宙人だった!ウコッケ星は、隣のバンパイア星人からの侵略を受け、滅亡の危機に瀕している。そこで、助っ人を頼むために使者が地球に遣わされたのであった。のぼる、のの子は公園の地下に隠された宇宙船に乗り込み、ウコッケ星を救うため宇宙へ向かう。
順調に見えたバンパイア星人も意外に苦戦していた。ウコッケ星人が地球へ助っ人を獲得してきたのを知ったバンパイア星人は危機感を抱き、あわてて地球へ急行して山野しげと藤原先生をスカウトする。
そして決戦の時がやってきた。ウコッケ星人+のぼる・のの子軍団とバンパイア星人+しげ・藤原先生軍団がぶつかり合う。その決戦方法は、なんとトランプの「ババ抜き」だった!息詰まる駆け引き。ほくそ笑むしげ。果たしてのぼるに勝算はあるか?ウコッケ星の未来はいかに?

「5枚の動画」を駆使、制作費・宣伝費は50億円以上
前作は確かに興行的にはふるわなかったが、水彩画を思わせる色調の特殊な映像をフルデジタルで制作したことは高く評価された。特に、水彩画調の塗り残しやはみ出しを意図的に表現するため、実線以外に内線(キャラクターの線の内側に描く色指定のための線)とリンカク線(背景部分が白く抜けてしまわないように色をつけた線)を合わせた「3枚の動画」の試みはアニメーション制作史上に残る画期的な試みであった。
続編では、これにさらに2枚の動画を重ね合わせ、「5枚の動画」にグレードアップするという。そのため動画の制作枚数は単純に4割以上増える計算になり、2時間弱の全編で20万枚に迫る空前の規模の作画枚数が予想されている。そのため、制作費も最低30億円が見込まれている。これに宣伝費20億円を投入し、合計50億円以上のビッグ・プロジェクトになるという。徳間社長は「画期的な作品には相応の宣伝費が必要だ。前作では宣伝費をケチったために知名度が広がらず、失敗に直結した。今度は同じ失敗は繰り返さない。この宣伝を見ない日本人はいないくらいにまで徹底的な絨毯爆撃敵宣伝戦術を断行する。」と怪気炎を上げた。
なお、前作で好評を博したDTS(デジタル・シアター・システム)という6チャンネルのデジタル音響システムも踏襲される。前作のイメージは残しつつ、舞台とストーリーが大幅に変わるという、予め想像できない展開には関心が集まり、前評判を盛り上げそうだ。

配収目標は80億円以上
徳間社長は、「『となりの山田くん2』は最低80億円の配収を上げるだろう。宣伝次第では100億の大台も夢ではない。これまでの損を取り返し、次なるスタジオジブリの黄金時代の礎になる資金を稼ぎ出すに違いない。と豪語、早くも続編の大成功を高らかに宣言した。





※今日は4月1日です。It's April fool! 1998年版 1999年版




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