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メンテVOL.297 CIMAマルチプロジェクターキセノンヘッドランプ移植記(4/4)

[装着比較]

 おそらく日本初!(世界初?)となる、CIMAマルチプロジェクターキセノンヘッドランプの移植が、遂に完成しました。\(^o^)/
 純正のディスチャージヘッドランプと比較して、どの程度優れているか、非常に楽しみです。

[写真29]
  • 消灯時の状態です。(写真29)

[写真30]
  • スモールランプを点灯した状態です。(写真30)
  • 高輝度白色LEDポジションランプの「改良型豪華V6仕様」が、青白い妖しい光を放っています。
    (ロービーム側は間接照明となっています)(笑)

[写真31]
  • CIMAマルチプロジェクターキセノンヘッドランプを点灯した状態です。(写真31)
  • もの凄く明るいです。というか、眩し過ぎです!(^-^)
    (こんなんで公道走っていいんでしょうか?)

[写真32]
  • 純正ディスチャージヘッドランプの配光パターンです。(写真32)
  • HIDバーナーは、PIAAさんの「スーパーコバルトHIDバルブ」です。

[写真33]
  • CIMAマルチプロジェクターキセノンヘッドランプの配光パターンです。(写真33)
  • 前照灯の規定どおり、下方向に非常に鋭くカットされています。
  • 純正ヘッドランプでは、光軸の延長線上が特に明るなっていますが、CIMAマルチプロジェクターでは、濃淡のムラが少なく、全体に均一に明るくなっています。

[写真34]
  • 純正ディスチャージヘッドランプで、路面を照らした状態です。(写真34)

[写真35]
  • CIMAマルチプロジェクターキセノンヘッドランプで、路面を照らした状態です。(写真35)
  • およそ死角というところがなく、直近から遠方までムラなく路面を照らしています。
  • HIDバーナーから放たれた光が、合計14個のレンズによって収束され、路面に均一に配光されていることが分かります。
  • 右前方への光はきちんとカットされているため、対向車に眩惑を与えることもありません。
  • まさに、理想的なヘッドランプとなっています。(^-^)

[インプレッション]

 さて、いよいよ移植した複眼を付けて、街中を走ってみました。すれ違う車のドライバーや街を行き交う人々の視線は、すうっとヘッドランプに吸い寄せられ、つぎの瞬間、
   「なんじゃこれは?」(松田優作風)
という不思議な表情をされます。(というか、そんな気がします)(^^ゞ

 それもそのはずです。CIMAの複眼を持つARISTOは、世界にまだ1台しかいないのですから。(2002年5月時点)

[写真36]
  • 昼間のフロントマスクです。(写真36)
  • GT-R純正色のガングレーメタリックが、異様なまでのアグレッシブなイメージを醸し出しています。
  • Vitz RSのヘッドランプのように、「可愛くて速い(?)」を狙ったのですが、かなりコワイ顔になってしまいました。(^^ゞ
  • ブラックアウトではなく、ボディー同色でも良かったかも知れません。

[写真37] (マウスカーソルを画像の上に!)
  • 夜間のフロントマスクです。(写真37)
  • 眩し過ぎです、直視できません!(^-^)
  • これで、見知らぬルートのナイトドライビングも、安心してできるようになりました。

[おわりに]

 構想6ヶ月、製作2ヶ月。「新型CIMA複眼移植プロジェクト」、遂にここに完成いたしました。1通のメールに端を発した計画ですが、自分でもまさかここまでできるとは思っていませんでした。当初想定していた以上の光量と配光パターンを持った、理想的なヘッドランプを得ることができ、たいへん満足しています。

 CIMAマルチプロジェクターキセノンヘッドランプの移植にあたり、「トヨタビスタ店」「トヨタカローラ店」の皆さま、またここにお名前を挙げることができないご関係の皆さまには、職人の道楽にご協力いただきまして、本当にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。m(__)m

[おまけ]

 ヘッドランプが若干上向き気味だったため、ディーラーさんにて光軸を調整していただくことにしました。

[写真38]
  • 光軸調整用のライトテスターです。(写真38)
  • ヘッドランプ前方の四角い箱に光を集め、スクリーンの明暗分解線に合わせて傾きを調整します。
  • コンピュータと連動しており、非常に正確に光軸を合わせることができます。
  • 当然ながら、照度(cd;カンデラ)も測定することができますが、最も明るい部分は、ロービームとしては「とんでもない数値」が出ていました。(^^ゞ

 取り付け後、ある方をとおして、移植したCIMAヘッドランプの車検適合性について、○○陸運事務所の検査官に確認していただきました。その結果は、
   「きちんとした取り付けと取り付け高さ、照度等が基準を満たしているのであれば、問題はない」
とのことでした。

 規制緩和によって、ずいぶんと考え方が変わったものですね・・・。これで安心して公道を走れます。\(^o^)/
(ただし、他の地域の陸事では、必ずしも合格となるとは限りませんのでご注意ください)

 おしまい!

[これまでのレポート]

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