[マルチプロジェクターヘッドランプの組込]
純正のディスチャージヘッドランプユニットに、マルチプロジェクターヘッドランプを組み込みます。
[写真19] |
|
 |
- 出来上がったバックプレートおよびステーです。(写真19)
- 3D CADによるレーザー加工のため、寸分の狂いもありません。
- バックプレートには、例によってカーボン調のカッティングシートを貼ってみました。
|
[写真20] |
|
 |
- バックプレートに、ヘッドランプ本体を取り付けます。(写真20)
- バックプレートに、ハウジングとリフレクターをサンドイッチして固定する形になります。
- ビスには、走行中の振動による緩みを防ぐため、ネジ止め剤を塗っておきます。
|
[写真21] |
|
 |
- バックプレートに、取付ステーを固定します。(写真21)
- 取付ステーの先には、固定リングを瞬間接着剤で固定し、純正のリフレクターから取り外したコネクタを押し込みます。
- ステーの取り付けには、M3mmのボルトを使います。ボルトには、必ずスプリングワッシャーを入れておきます。
- 取付ステーおよび固定リングには、±1mmの遊びを持たせてあり、位置を調整できるようになっています。
- この時点では、まだ仮組みとし、完全には固定しません。
|
[写真22] |
|
 |
- 純正のヘッドランプユニットに、マルチリフレクターヘッドランプを組み込みます。(写真22)
- バックプレートの上側の2ヵ所のコネクタは、ユニット本体のボルトに捩じ込み、下側のコネクタは、制御用モーターのシャフトに押し込みます。
- バックプレートがユニット本体に干渉しないよう、取付ステーの位置および長さを調整し、各部のクリアランスを見ます。
- 位置が決まったら、取付ステーのボルトにネジ止め剤を塗り、しっかりと固定します。
- ユニット本体の2本のボルトおよび制御用モーターのシャフトには、グリスを塗っておきます。
|
[写真23] |
|
 |
- ヘッドランプユニットの裏側です。(写真23)
- HIDバーナーのコネクタが飛び出しているため、純正のカバーを取り付けることができません。
- そこで、φ100mmのアクリルパイプ使って、純正カバーのベース部を55mm延長します。
- ただし、純正カバーのベース部はφ90mmあるため、そのままではアクリルパイプを取り付けることができません。
- そこで、純正カバーのベース部の左右2ヵ所を削り取り、アクリルパイプを取り付けられるようにします。
- つぎに、アクリルパイプを、2液式のプラスチック用接着剤を使って固定します。
- さらに、アクリルパイプの外周部3ヵ所を、M2mmのビスを使って固定します。
- 純正カバーのベース部とアクリルパイプとの隙間は、コーキング剤を流し込んで防水します。
|
[写真24] |
|
 |
- アクリルパイプにカバーを付けます。(写真24)
- φ100mmのアクリル板の外周部3ヵ所を、M2mmのビスを使って固定します。
- アクリル板の外周部には、スポンジシートをドーナツ状に切り出したものを貼り、アクリルパイプとの間を防水します。
|
[写真25] |
|
 |
- ヘッドランプユニットを、コーキング剤を使って防水処理します。(写真25)
- この処理が不完全だと、しばらくすると「涙目現象」が発生してしまうので、特に慎重に作業します。
- コーキング剤は、セメダインさんの変成シリコーンシーラント「POSシール」(ブラック)を使いました。
- まず、コーキング剤をユニットの外周部に流し込み、ヘラを使って伸ばしながら、厚さが均一になるようにならします。
- つぎに、クリアカバーを、ユニットと平行になるようにゆっくりと押し込みます。
- コーキング剤が足りない部分は、適宜補充します。はみ出した部分は、ヘラを使って取り除きます。
- 1日ほど静かに置き、しっかりと乾燥させます。
|
[写真26] |
|
 |
- 組み込み完成です。\(^o^)/(写真26)
- ヘッドランプユニットとクリアカバーとの間を確認し、コーキング剤が痩せている場合には、補充しておきます。
|
[ヘッドランプユニットの取付]
いよいよ大詰めです。マルチプロジェクターヘッドランプを組み込んだユニットを、ボディーに取り付けます。
[写真27] |
|
 |
- フロントバンパーを取り外し、ヘッドランプユニットを取り付けます。(写真27)
- ユニット裏側の純正カバーを延長した部分がボディーと干渉するため、フレームの一部を削ります。
- 削った部分は、必ずタッチアップペイントを塗っておきます。
- フロントバンパーを取り外すためには、まずフロントタイヤを下ろし、アンダーカバー・左右フェンダーカバーを外します。
- つぎに、フェンダーカバーの奥に隠れている、左右それぞれ2ヵ所あるナット・1ヵ所あるボルトを外します。
- 中央部にある左右2ヵ所のボルトと左右2ヵ所のクリップを外すと、フロントバンパーがフリーになります。
- フロントバンパーやフェンダーを傷付けないよう、脱着は必ず2人で行います。また作業中は、エッジ部にガムテープを貼って保護しておきます。
- 取り外すべきボルト・ナットは、全部で40個ぐらいあり、かなり痺れる作業です。(*.*)
- (エアツールがないと辛いです)
|
[写真28] |
|
 |
- ヘッドランプユニットを取り付けた状態です。(写真28)
- ハーネスやコネクタ類を元に戻し、各種ランプが正常に点灯すること、またオートレベリング機能が正常に動作することを確認します。
- せっかくフロントバンパーを外したので、「このまま一気にインタークーラーも!」と思ったのですが、時間が無かったので諦めました。
- ちなみに、ボディーを保護しているオレンジ色のものは、「マイ・フェンダーカバー」です。(^^ゞ
|