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仕事日記
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2004
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INDEX
 
4月1日(木)下北沢アートホール アートーン(映画館)リニューアルオープンパーティ
小井政都志(ベース)松山修(ドラム)
原田芳雄さん、ウノアキラさんなど久々の人と多く会えた。原田大五郎という役者さんがアルトサックスで参加、公開中の主演映画の主題曲とアナザーユーをセッション。普通にうまいので取材したら大学時代はジャズ研だったそうである。

その映画もだが、山岸宅で会ったミッチの出てるジャズ映画も観なくては。

4月2日(金)瀬木貴将ネイチャーワールド 原宿・ブルージェイウエイ

4月3日(土)瀬木貴将ネイチャーワールド 原宿・ブルージェイウエイ
 
4月6日(火)
田中忠。昭和18年に田中平次郎の三男、第六子(末子)として生まれた。
家族全員に可愛がられて育つ。特に戦争中中国本土の鉄道駅長だった父は、毎日なにを忘れても忠へのお土産だけは欠かさなかった。

中学卒業と同時に退役していた父の家計を助けるため、美容院を経営する姉の下へ上京。
ジャズとコーヒーが大好きという当時としてはモダンな青年期を過ごす中、24歳の折にたまたま訪ねた大阪の姉宅で、そこの長男がジャズに興味があると聞き、2〜3日後のオスカー・ピーターソンのコンサートに連れて行き、帰りがけにLPを買い与えた。その甥はその夜を境にのめりこみ、やがてプロミュージシャンになる。

“平凡でありつづけることがいかに非凡なことであるか”が口癖で、自らを律し、わけへだてなく周囲に愛をあたえつづけた。

2004年3月28日にくも膜下出血。4月2日永眠。菩提寺などの関係で6日に葬儀。5日の夕方から真夜中まで娘たち、そのいとこたちが集まって遺体の傍らでずっとピアノその他を演奏した。
4月7日(水)M's w/strings ブルースアレイジャパン
里見紀子 1st Vlin
佐藤桃子 2nd Vln
成谷仁 Vla
蒲谷克典 Vc
1.blue in green(trio)
2.quiet moon(ending bass solo only with strings)
3.creopatra~anthony
4.peri’s scope
5.antarctica peninsula(sayama new song)
6.the boy next door
7.account please (Koi new song)
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1.yakusoku(satomi’s tune by just quartet)
2.mood indigo
3.cherokee
4.maruenda qua(sayama new song)
5.p-bop
6.extended play
7.solar(trio)
encore:the song is ended
大変よく出来た。いっぱい働いたし。ただやはりアレンジャーの耳になって、いつものM'sへの入り込みようとは様子が違っていて微妙。
4月9日(金)三好トラセッション 新宿ピットイン
バカボン鈴木、鶴谷智生
鶴谷の新曲がすごくいい曲。コジカナツルでライブレコーディングしたばかりだという。あちらでどんな演奏になってるのか興味深い。
このトリオはなんだかサウンドが独特で、なにより気持ちがいいから時々新宿でやる出し物にしよう。
4月10日(土)広坂通りイベントにてソロ
もっきりや平賀さんに誘われて金沢の花見イベント。桜はほぼ葉になっていたが、出番待ちの間に散策した兼六園は落ち着いた。小倉城、熊本城、和歌山城その他いっぱい見学したが、この金沢城跡は別格に好きである。何十年も通っているのに、もっきりやと兼六園がこんなに近い(歩いて5分)とは知らなんだ。

ザッハトルテというふざけた名前の京都からきたバンドと一緒になった。とてもよい。立命館大学の“多国籍音楽サークル”の仲間が発展してできたバンド。ギターの弾き語りのウエッコ。アコーディオンのトマル。チェロのヨース毛(本当にこういう表示なんである)。なんともいえぬヨーロッパの味わいがある。日本に雅楽が根付いてないように、パリの街角にシャンソンはあふれていないように、ヨーロッパに行ったからといって彼らのようなケルティッシュないしポルキィな音楽は今時聴けないだろう。
彼らを聴いたフランス人がパリの人々に聞かせたいと言って招聘してくれたというから嬉しいではないか。アルバムも出ていて“お茶の間ヨーロッパ”。オリジナル曲も多い。ふざけたタイトルやネーミングでカモフラージュした真摯で高度な演奏はこれからどんどんファンを増やすだろう。
4月14日(水)新中野・無寸亭 YUJI個展観
昨年の月猫絵本音楽会での創作絵本の絵を描いてくれたYUJIさんの個展だというのでバスに乗って行ってきた。
吸い込まれるようで、それでいて逆に無限に広がるような独特の世界に浸れて楽しかった。噂にきいてた巨大絵本のパフォーマンスもビデオで観れて良かった。日本公演だったが、初演と同じフランスの女優さん。結構な有名どころらしいのだが、1時間(僕がみたのは抄版で20分ほど)を暗記(というのかどうか)で語りっぱなし、というのはある意味一人芝居以上にすごいんじゃないだろうか。たった一人でログドラム、トロンバマリーナ(多分そうだろう、だとしたら、トランペットの原型の長尺の古楽器をどこで仕入れるんだろう)からピアノも弾くし、シンセやエフェクターも自在に操っていたミュージシャンがすごかった。
4月15日(木)
11時〜 東京芸大奏楽堂モーニングコンサート。ラーションのサックス協奏曲、ベートーベンのバイオリン協奏曲。
きれいなホールに妙齢の客層がほぼ半分を埋めている。地道な音楽ファンは多いということか。初めてのキャンパスはとても気持ちよく、居心地もよい。学生たちがそれなりに当世風なのも微笑ましい。庭の木立や行き交う人のそこはかとない品のよさに比して、学食は国立や尼北程度あるいはそれより雑然としているかも知れない。

14時〜 旧奏楽堂木曜コンサート。5人のピアニストがそれぞれ一曲ずつ。
滝廉太郎も学んだという所期校舎は風合いもよく往時を忍ばせるが、小規模な林の中という落ち着いた環境にいまやブルーテントが立ち並んでいる。学校関係者とやむを得ぬ野宿生活者、どちらにとっても不幸なことである。

18時〜 ロード・オブ・ザ・リング完結編。

22時〜 GH9。鈴木良雄トリオ+峰厚介。

盛りだくさんのオフだった。ジャズが一番。
4月16日(金)M's 鹿島・スクラッチ
my favorite things-----落ち着いて出来た
floatin’time-----ちょっと早めのいい感じで失踪する切なさが出た
peri’s scope-----トゥーファイブをアウトしていくアレンジがうまくいった、ワンコーラスごとがよいようだ
wish you 
the boy next door-----5拍子がスムースになってきた
swingin’ on a star
blue in green-----きつーい縛りの中での自由闊達さが出てきた
account please-----ブリッジからの戻りをスムースにする工夫を要する
cheek to cheek-----大坂昌彦の新アレンジ。Ebフリジアが面白い。フラット三つと六つ、そしてシャープが五つの同居。
the song is ended-----ナマっぽい音場ではアルコが生きる
extended play
the in crowd-----男性客のたってのリクエスト、M'sのジャズロックも面白いかなを思ってやってみたら別段のことはなかった。そのために応えたわけではないが“CD買うからさぁ”と仰っていたのにステージが済むとさっさとお帰りになった。帰り際に“ボーカルが好きなんだよねぇ”とのたまったそうである。
don’t let me down
take five A trains

潮来の大田園地帯を背景にもう20年近く開いてるというから驚き。吉良のインテルサットを思い起こさせるが経営は大川さんという女性。これだけのことを続けるのだから芯の強くないはずはないが微塵もその気配を出さず鷹揚な構えを崩さない。人物である。
4月18日(日)瀬木DUO 北九州
一部が押尾コータロー君のソロ。
二部がわれわれのDUO、アンコールで3人の共演。

かに満載もすごかったが、その打ち上げ会場になったお店のご主人がその朝みずから釣ってきたという鯵と鯖。いわゆる一本釣りの関鯵,関鯖というもので、いままでそこそこの御料理屋さんでいただいていたのとは3ランクくらい違う。

その店の二人の息子さんのうちの次男が、先に同じ町の反対側のなんとかホールで行った伊太地山弦楽団の主催チーム員にして音響担当者だった。嬉しい再会。そのご兄弟の友人とも後輩ともいえるケイタ君はベーシスト。
地元で最も人気があり、大阪あたりまでは遠征もしていたというロックバンドに所属していたが、すこし前に解散し、いまは地力をつけるのと趣味を兼ねてバッハなど練習しているというから関心する。面構えもいい22歳。こういう人は周囲が放っておかないだろうから、やがて何らかの形で我々の耳にするところとなるだろう。楽しみである。
4月19日(月)千葉ヤマハ
薄井店小林さんに口説かれての講師業初日。小倉から飛行機が飛ばず4時間遅刻。向いていない事というのは運も付いてこないものである。大きいことから小さいことまで事故めいたものには遭遇しているが、本番はなんとかなってきたものだが、先生業には神通力がないようだ。
バスケットのフリースローも野球の打率も、外れるほうが多いとしたら、外し方のタイミング、マージャンでいえば振り込んで負けを拾っておくタイミングがいい、ということはある。負け方のうまい人が勝つ。勝ちっぱなしのひとは全勝優勝目前の相撲が怪我に見舞われるようなことが待っている。、、、、回りくどい言い訳。
4月20日(火)ヒダノセッション 横浜・ドルフィ
ヒダノ修一 太鼓
土井啓輔 尺八
土井さんには驚いた。コルトレーンとかソニーフォーチュンとやってるみたい。ヒダノ君のキープやフィルもすごくやりやすいし、ソロは勿論一品である。下手なジャズセットよりフリーになれる気がした。ユニット化したい。
4月21日(水)M's 銀座・スィングシティ
 
4月22日(木)佐山セッション 目黒・ブルースアレイジャパン
本田雅人 As,Ss
バカボン鈴木
国場幸孝
1.dream a while
2.sand witch 2-3-2
3.remark you made
4.sbatotto
5.you hide something (佐山雅弘 新曲バラード)
6.tough
1.floatin' time
2.rumba
3.pooh song
4.Ode to ???
5.Caribian love affair (バカボン鈴木)
6.Concrete
あいかわらず本田がすごい。これだけの難曲揃いをペラリと吹いてしかも新しい。刺激されること多し。ユキタカもよく予習してきていて即戦力。ただし僕はというとあまりにもラクに弾け過ぎて、やはり過去の何かをやるというのはよくない。この面子ならこの面子なりの“今”なことにチャレンジしなくてはいけない。
4月24日(土)ハッシーバンド 米子・いまずや
広原かおり エレクトーン
ハッシー ドラム
マスターのケンちゃんと久闊を叙す。ハッシーは前にやった時より丁寧で、胸に迫るほどひとつひとつを大事に叩いている。一音も聞き逃すまいとプレイできたのでよかった。阿佐田哲也杯のマージャンみたい。小脳がピリピリする疲れと快感。
4月25日(日)伊太地山伝兵衛商会 東京倶楽部
伊太山伝兵衛
浜中祐司 gi
種子田ひろくに key
石井康二 bass
国場幸孝 dr
バンドをもう一度組みたいくらいに楽しかった。みんなの成長が如実に体感できた。ユキタカは歌のバックにすごく才能がある。これは放っておいても近い将来我々は始終かれの名前を耳にすることになるだろう。
4月26日(月)タキオバンド 札幌市民会館
民音コンサート。米谷師匠健在。土井さんも素晴らしかったが、米谷さんの王道の音色に泣く。タケミの秋田長持ちに涙腺をやられる率はいまだに10割である。

タキオさんとジャズユニットをやろう、と盛り上がる。オニのおにぎり(谷川俊太郎さんの詩でタキオさんに歌ってほしくて作った曲)がやっと日の目をみるか。
4月28日(水)伝兵衛DUO 新潟・ジャズフラッシュ
マニアックなファン(中年男性ばかり)と楽しく飲む。
イザワさんが新しく開いた喫茶店を訪ねた。木造平屋の日本間にテーブルと椅子。幕末の日本住居に外人をもてなしたのもかくや。
4月29日(木)伝兵衛DUO 金沢・もっきりや
興津和美グループのソロライブに、無理矢理伝兵衛DUOをねじこんでもらってのパフォーマンス。即返とあたたかい受け入れに感激もつかの間、エリザベスバンドに混じってまぁいっぱい弾かされること。いや楽しかった。ボーカルゲストのたっちゃんの思い切りの良さや、どらむのボブがまたうまい。

いわさきちひろ美術館の松本さんと知り合って、なにかやろうと約す。
4月30日(金)リハ猫 新宿村スタジオ
なんどか来てるがやはり落ち着かない。ピアノの裏にびっしり埃。演出助手のさおりちゃんとたんねんにお掃除。
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