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仕事日記
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INDEX
 
3月2日(火)ジャーペンファンコンサートリハ
金子飛鳥、桑山(accordion)と4人の特別セッション。
みんな自力がすごいし、予習はしてきてくれるし、プロデューサーとしてこんなにやりやすく楽しいセッションも珍しい。このセットは上品だし、クオリティも高いし、なにかと使いまわしできそう。企画立案の末沢さんに感謝。
3月3日(水)ファイナルファンタジー ジャズバージョン録音byピアノソロ
作曲家の江口さん(まだ若い)という人がずっと僕のファンだったという縁で、ヤマハからビクターから知り合いをフルに使ってやっと僕にたどり着いてくれたのが、南極ツアーに行く前々日。このテの仕事の常として締め切りが厳しいんだろうから残念ながら、と思っていたら、アレンジも日程もすべて合わせてくれて実現した。

自分ではRPGはやらないし、今時の流行りモノにもアニメやゲーム音楽にもアンテナを張れずにいるので、こういう形と機会で学習できるのがとてもありがたい。続いている人、売れているものにはやはり何か光るものが入っていると感じた。

自分としては、やはりエバンスボイシングやストライド系のものが出来がよく、チャレンジャブルなアレンジと演奏(ひとり7拍子)はちょっと自身がない。
3月4日(木)ゴールドベルク変奏曲CD発売取材
初めてクラッシックの評論家にインタビューを受けて、最初ちょっと緊張したが、随分と好意的に聞いてくれていたので嬉しかった。

伊藤タキオレコーディング 深沢サウンドアライブ
坂田明さんと久々に会う。学君の娘(=孫)と、ひな祭りをやったばかりだそうである。
タキオさんにお寿司をご馳走になりながら南極話に花。
3月5日(金)ピアノ選定
ミューザ川崎に納入するピアノの選定に浜松ヤマハへ。With小川範子、林、小林。

小林さんはホールを設計した40代の素敵な女性。僕たち二人の弾くのを聞いてジャッジに参加するのが主目的だが、小学校以来やめてたピアノをこの何年間か再開したそうで、ベートーベンのソナタならたいていのものは弾く。練習室など一般素人に弾いてもらうピアノも選ぶので、いい判断基準にもなった。小川さんはさすがにすごい。リスト、ドビュッシー、ラフマニノフなど名曲が次々出てきて楽しい。などと言っている場合ではなく、C3を3台9つから、S6を2台4つから、そしてなんといっても大ホールで使うCSを1台4つからピックアップするのは、ある種の責任も感じて難航した。

7月1日のオープニングの切符が取れた、と小川さんがおっしゃるので“ホールアドバイザーなのに招待してもらえないの?”と聞くと、“それはそれ、これはこれ。川崎市は昔から革新行政だからその辺はすごくクリーンなのよ”と地元っ子らしい解説ともプライドともとれるお返事。あわてて切符の手配。

行き帰りの新幹線でイギリスの生活事情など聞き、楽しかった。ミンスパイの話が面白かった。
3月6日(土)M's 平塚駅ホール“ラスカ”セミファイナルfor 伊太山弦楽団
1.creopatra~anthony
2.it might as well be spring
3.blue in green
4.extended play
5.take five A trains
ひさびさのM'sやはり面白い。最近は構成などに気をとられていた節もあったが、今日は一拍ずつ楽しんでやれた感じで良。
3月7日(日)M's 可児市文化創造センター小劇場(虹のホール)
1. autumun leaves
2. my favorite things
3. さんぽ(トトロ)
4. 即興(お題拝借)
5. wish you
―――――――――休憩――――――――――
6. request
7. request
8. request
9. take five A trains
――――――――本編終わり――――――――
encore:
可児のスタッフが一丸となりつつ、しかも一人一人の役割分担を踏まえて頑張ってくれたのが嬉。照明、音響、舞台、とそれぞれの持ち場のプロもすごくレベルの高い人々を揃えていて、素晴らしいホール環境だといえる。
prisca morotzy with M's 名古屋・スターアイズ
レストランに入るときにはあれとこれを食べようと注文してしまい、テーブルに並んでみると食べきれない。これを諺では“your eyes are bigger than your stomack”という。雪村いずみさんに教わった話。同じことが仕事のとり方にも言える。
可児でのコンサートの話をいただいた時に、じゃぁその流れで名古屋を入れるか、となり、翌日に決めてから、7日は昼公演だとわかり、その夜もライブにして2デイズやろうぜ、ともりあがった。しかし実際にその動きをしてみると結構きつかった。
3月8日(月)prisca morotzy with M's 名古屋・スターアイズ
2デイズの二日目はライブレコーディング。プリスカすこし緊張気味。ライブレコ−ディングのジンクス。いい演奏はどこかミスがある。傷のない曲は全体にスケールが小さい。

M'sはあまりゲストを入れたくないユニットだが、プリスカとは何故か相性がよいみたい。ふるさとはプレトリアだというので“take us to south africa”と言ってみたらすかさず“OK,8月25日空いてる?”と返ってきたので驚いた。大統領夫人の肝煎りで音楽祭があるのだという。行けたらいいな。
3月9日(火)M's 大阪・Mr. kelly's

autumun leaves
the boy next door ……5拍子のバラードが妙に気持ちいい。痛痒い所をカリカリと掻いているような、、、
my favorite things
quiet moon……………intoro出損ねたらしばらく修復できず。珍しい。
I love you
It night as well be spring
Setembro
Don’t let me down
------------------------------------------------------------------
blue in green
peri’s scope ………………単純なコード進行なのにいくらでもアドリブできる不思議な曲。エバンスのすごさか。
Littele girl blue
Wish you
Maguenda qua ………………佐山新曲 for with strings especially MOMO chan
Extended play
Swingin’ on a star
Encore : take five A trains
なんだか気持ちが入りにくいと思っていたが、調律のピッチがちとよろしくない。科学的な認識より気分のほうからダメになっていくのは悪い癖。

3月10日(水)M's 大阪・Mr. kelly's
blue in green
my favorite things
mood pop
prei’s scope
daddy blue ………………………久々にやったらやっぱり面白い曲である。
Extended play ………………再調律してもらえたのでよかった。
Wish you
Solar ………………………どんどん手について来て良。
The Boy next door
Don’t let me down
Floatin’ time
In your own sweet way
Smoke gets in your eyes
Take five A trains
Autumun leaves
無理を言って調律師にきてもらった。“ほら、ここがね、、、”と指摘すると“合うてますやんか” と。これでは話が進まないので、出来る範囲でお願いします、と。きっとあなたが普段弾いてるのより、ここのピアノは鳴りがいいから、と自信たっぷりにおっしゃるので、自分の耳かなぁ。こんなことは初めてだなぁ。
3月11日(木)M's 枚方市立菅原公民館
creopatra~anthony
floatin’ time
It night as well be spring
Setembro
Joy spring
Swingin’ on a star
blue in green
don’t let me down
Wish you
Extended play
My favorite things
Autumun leaves
Encore : take five A trains
瀬木と回ったときの担当、楠本さんたちの尽力でM'sコンサート実現。嬉。スタッフ一同懸命に働いてくれて感謝。
3月12日(金)ミューザ川崎 6台ピアノ打ち合わせ
山下洋輔、島健、国分弘子、塩谷哲、小原孝。来年1月29日の本番までそろわないスケジュールを縫っての打ち合わせ。いい感じで和気藹々。山下さんには特に助けられた。
M's 神戸・クレオール
my favorite things
peri’s scope
wish you
in your own sweet way
maguenda qua
blue in green
solar
mood pop
swingin’ on a star
extended play
the boy next door
autumun leaves
take five A trains
初めてだがとてもいい店。後日有名な“ソネ”も客で行ってみたがこちらのほうが好みかな。天井も高く、スタッフ一同謙虚に真摯に音楽と向き合っている感じがとてもよかった。

終わって大阪天満へ前乗り。枚方から交野の5Km移動する間に川崎と神戸に寄って来たことになる。
3月13日(土)ジャズ絵本 交野ふれあいセンター(?)
ジャズ絵本恒例のマタニティコンサートも最終回。毎回地元のミュージシャンと対バン、可能な限りはセッションもするのだが、今回はシャンソン歌手と“愛の讃歌”
3月14日(日)M's 今治“84”
blue in green
peri’s scope、、、、小井ソロ秀逸
floatin time
it might as well be spring
the boy next door
I love you
Wish you
Don’tlet me down
My favorite things
Mood pop
Peach
In your own sweet way
Autumun leaves
Take five A trains、、、大坂ぐいぐい。
アップライトながら全曲よく歌えた。終始メロディアスに、アドリブというよりどんどんその場で作曲してる感じになれてよかった。小井が抜群に調子よい。

サンジェルマンのハタさんが新居浜から来てくれた。嬉。いっしょに来てたバンド仲間の人がキーボードマガジンの連載のファンだといって、事細かに語ってくれたのがエンカレッジだった。目前に現れた初“連載ファン”である。
3月16日(火)ジャーペンファン ウイズ フレンズ 高松・香川県県民ホール
ジャーペンファン(二胡)
金子飛鳥(Vln)
桑山哲也(ボタンアコーディオン)
リハの時から感じていたが、この面子はとにかく品がいい。音も、人も、口も。その上、技術は最高級で、予習も復習も行き届いている。飛鳥と桑山君に至っては、なおかつ本番での冒険も厭わないのだからすごい。僕たちも楽しめたが、お客様がたもきっとだと思う。

よく言われる“音楽にさほど馴染みのない人も楽しめる云々”というのはこういうのがいいんじゃないか。
3月17日(水)
銀座ケネディハウスに、出演100回記念の加山雄三さんを訪ねるが果たせず。ファンクラブと歓談して後、神谷満実子との打ち合わせに四谷へ。広島お好み焼き“凡”は名ドラマー石松元(ハジメ)さんのお兄さんのお店。オープンしたのはサンヨーホールコンサートのシリーズがあった頃だから十四、五年前だろうか。打ち上げに良く使っていたものだが、ここんとこご無沙汰。相変わらず美味しい。この店が繁盛したのを受けて、元さんのほうも奥沢に店を出し、息子さんを中心にやはり流行っているらしい。
3月18日(木)瀬木セッション 銀座スィングシティ
瀬木貴将 、越田太郎丸 、永原元(perc)
マット抜きのネイチャワールド。これがアコースティックでなかなかよろしい。ベースが入って、元ちゃんがドラムに座ってもこの感じは出せるはずなのだが、永原君はドラムになると“中華料理”の渾名のごとく強火一辺倒なのでハードロックになる。ほんの少しのヤワな音楽性を身につければ相当いいと思うんだが、そうなると別物になるんだろう。現に、、、、。ペドロ・アスナールの新譜に転採用された瀬木貴将ネイチャーワールド+ペドロのセッション(しかもアルバムの冒頭曲)についての評価はペドロ本人も含めて日本にはすごいドラマーがいるなぁ、ってことらしいから、とにかく一つの個性、それも不器用なほど突き詰まった個性というものが海をも越える説得力に結びつくんだろう。
3月19日(金)
バカボン鈴木 、鶴谷智生

北新地のうどん屋で本番前の軽食事。と思ったのに、あまりにうまいのでビールにつまみ、挙句にてんぷらうどんライスまでいってしまい、演奏の集中力に難。

ピアノのメンテ、PAの充実などさすがにワンランク違うところを目指してるのがいい。梅田桜橋の狭い一角にMr.Kely's、Don Shop、のほかにも2,3軒ジャズハウスがあってさながらバーボンストリートの様相を呈しているのに驚いた。
3月20日(土)南佳孝 大阪ブルーノート
会話に身が入ってしまってずーっとしゃべってる客ってのはいるもんで、僕も時にそうなることがあるから無碍には否定するものではない。それはそれでライブの楽しみだしね。静かにきかなきゃ、と緊張して見守られるよりよっぽどいい。ただ周りの迷惑になっているのに気がつかないとね。気がつかないくらい熱中してたら、お店の人が注意しなくちゃいけません。
3月21日(日)黒葛野敦司セッション NHKセッション505
 
3月22日(月)Four Hands Groove 目黒・ブルースアレイジャパン
小島のグルーブは相変わらず凄まじい。

二部の途中でデジピの故障。連弾になったのも楽しいハプニング。そのあとはフェンダーローズとスタインウエィのデュオとなり、最後は僕がローズに回って、ほとんどメロディとアドリブラインのみの“On Fire”。小島はひとりFour Hands でこれまたすごかった。何をどう弾いてるのかわからないが、強力なグルーブとエッジの起ったピアノの鳴りが空間を埋める。“海の上のピアニスト”の、手が残像で何本にも見えるシーンのようだ。あちらはダビングと映像処理だが、こちらはナマライブなんだから恐れ入る。
3月23日(火)伊藤タキオ 原宿・ブルージェイウエイ
坂田明(As,Cla)
小林光(Bass)
山中信人(津軽三味線)
大儀見元(Perc)
堀越や米谷師匠がいないのは寂しいが、これはこれでいい面子。歌伴ぽくない、多喜男さんも含めた緊張感のあるセッション様相が良。
3月24日(水)サウンドインAst
松本某(ベース)
伊丹雅博(ギター)
市原康(ドラム)
赤坂某(作曲〜アレンジ)
赤坂さんは国立の後輩で、初対面は立川“1001(センイチ)〜国立音大生にバイトさせて客に歌わせる絨毯スナック”だったというのを初めて知って驚き。
3月25日(木)松田昌デュオ 新宮市民会館
“こんな田舎にようこそ”と多くの人に言われた。なんのなんの、素晴らしい緑と川の理想郷ではないですか。土岐でよく会っていた馬場夫妻と会えたのも嬉。紀州の殿様のお膝元だっただけに、明治維新で徳川勢力を分断するために県境の設定や鉄道関係もわざと不便にした形跡あり。
3月26日(金)???(DUOユニット)レコーディング タワーサイドスタジオ
とても声の良い男性の多重録音に合わせて好きにピアノを重ねるという大変楽しい仕事。クイーンのカバーで、車でぶっ飛ばしてたら最後にゃ死んじゃったっていう歌らしい。
3月27日(土)M's+里見弦カルリハ
自宅で弦のアンサンブル(ビオラの成谷君欠席)がとても贅沢な気分。譜面作りも間に合ってよかった。
3月28日(日)
横浜ヤマハに新人ピアニスト(アニメミュージックからソロアーティストデビュー、僕の高校の同級生の女性がマネージメント)のコンサートにご招待を受けたら、服部克久先生と会えてよかった。ほぼ弾き語りなんだが、ファンサービスで一曲昔習ってたクラッシックの曲を、といって弾いたのがラ・カンパネラだったのには驚いた。

そのまま高円寺に駆けつけて山岸を含むWRBBを次郎吉で観。この深いビートはやはり今時にはないものだ。僕はスガシカオのバンドとキリンジのバンドが当代では一番うまいと思っているし好きでもあるんだが、それでも松本〜小堀のうねりには程遠い、と改めて思った。吉弘ともいっぱい喋れて楽しかった。
3月29日(月)
小倉に芝居を観に行った。読み猫能祖将夫さんの脚本初挑戦とあっては見届けざるを得ず、東京での日程がどうしても合わないのでこの日のオフを使って小倉城の花見も兼ねてたのしい休日にした。贅沢〜。
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