立川駅南口ラーメン屋凪

2006年10月28日

立川駅南口駅ビルAreareaの三階、ラーメンスクエアにあるのがラーメン屋凪。
つい先日2006年10月6日に開店したばかり。
「凪」と言う店名はずいぶんと変わった名前だ。
店の前に置いてある自動販売機で食券を買う。
どれにしようかとボタンを見ると「ラーメン」の文字がない。
さてと思って眺めてみると「黒豚」とか「赤豚」とか書いてあってスープがいろいろ選べるらしい。
名前からして「凪豚」700円というのが標準みたいなので、これにする。
店の中に入ってみると、正面に厨房があるが、厨房の間口が狭くて、厨房に面したカウンター席は三席しかない。
カウンターも高い位置にあり、椅子は背の高いストールだ。
店は板張りの和風の内装で、床も板張り。テーブルと椅子は黒を基調にした配色で、照明も和風だ。
カウンター席は壁際にもあるが、これはかなり幅が狭い。
左奧が、テーブル席になっていて、ラーメン屋にしてはテーブル席が多いが、テーブルは小さい二人がけをふたつづつ繋げて四人がけにしている。
家族連れでも入れるテーブルの配置だ。
厨房の奧には、店員が三名ほど。
凪の染め抜きのはいった手ぬぐいを頭にまいて、黒いTシャツも胸に凪のマーク。
黒地の前掛けにも、手書きで凪のマークがある。
すぐ目の前右側から、湯気が立っていてそこで麺をゆでるらしい。
注文が入ると、店員が「麺入ります」と大声を掛けて、できあがるとまた「麺出ます」と大声をだすので結構うるさい。
店の奥大きなステンレスの浴槽のような鍋に豚の骨が大量に水を被って入ってるのが見える。
厨房の奧には他に店員もいるのに、調理をしているのはカウンター前の一人だけ。
麺を鍋に入れては、ゆであがると、具を載せている。
他の店員はそれぞれ役目が違うらしい。
程なくでてきた麺、丼は普通のしろいラーメン用の丼だが、店の名前凪が赤い文字で入ってる。
まずは具を確認。
焼き豚がかなり大きく厚みもある。それに小ネギを刻んだのがひとつかみ。それにゆでたモヤシがひとつかみ。
ラーメンには定番のメンマがない。
それによくよく見ると普通のラーメン店にくらべてスープがかなり少なめだ。
随分とシンプルな具だが、焼き豚に自信があるらしくそれで名前も「凪豚」となってるらしい。
麺を箸ですくうと、細めの真っ直ぐな麺。
ゆで加減はやや堅め。
だが食券を渡すとき、麺のゆで加減を聞かれるので、ゆで加減は調整してくれるらしい。
一通り麺の味を確かめてから、焼き豚と箸ですくってみる。
やはり普通の店の焼き豚より一回りも大きくて、その上厚みもかなり厚い。
煮るとき凧糸で巻き込んでいないらしく、脂身が真っ直ぐはいった細長の焼き豚。
やや歯ごたえがあり、豚肉らしい食感があってなかなかよくできた焼き豚だ。
スープは豚骨をベースにして濁ってうす茶色だが、このスープ臭みがないのにこくがあり、微妙に味の奥行きのあるバランスのよく取れたスープだ。
豚骨の味を上手くいかしていて、それでいて深みのある味わい。
これだけのスープの味はなかなか出せる物ではない。
絶品という言葉を使ってもいい味だ。
席を立って、もう一度店の中を確かめると、ちょうど一番目につく所に小さなテーブルがあり、袋入りの椎茸、生節、干した小魚などが無造作においてある。
これが味の秘密らしいが、材料が判っただけでは、この味真似できる物ではない。
具が少なめなので700円はやや割高だが、スープの味は十分にそれだけの価値のある仕上がりだ。

2006年11月5日
前回は、基本の凪豚ラーメンを食べたので、今回はトッピング追加の海老豚850円を頼んでみた。
出てきたのは、前回の凪豚ラーメンに、海老団子が載っていて、その上に乾燥海老の粉を振りかけた物。
海老団子は、普通におでんにはいってるような海老団子で味付けもなく箸で割ると中に小さな海老が入ってるだけ。
普通に食べて、特に印象もなくスープも飲んで終了。

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