立川駅南口ラーメン屋一蘭

2006年10月22日

立川駅南口を降りて、場外馬券売り場方面にしばらく歩くと、ラーメン屋一蘭の看板が見える。
だけどこのラーメン屋ちょっとと言うか、かなり変わってる。
店の間口が狭く、中が見えないのでちょっと見たところパチンコの景品交換所と間違えてしまうような入り口。
だが、よくよく見ればラーメンの品書きが貼り付けてあり確かにラーメン屋に違いない。
すぐ目の前の自動販売機でまず食券を買うのだが、なんとラーメンのボタンが一つしかない。
それに追加のトッピングは、焼豚とネギとキクラゲ。
あとは、ゆで卵に、替え玉に御飯のボタンのみ。
これだけラーメンに徹底してる店も珍しい。
ドアを開けて狭い間口に入ると、電気式の掲示板がまず見える。
空いてる席が自動的に表示される。
カウンター席12席、テーブル席2、4、2の全部で20席だ。
席が空いてるのを確かめて、中にはいると目の前は細い通路でカウンター席が並んでる。
異様に狭い店内だが、それはカウンターと厨房を板で仕切ってるためで、その上カウンターの席同士にもしきりがあり、テーブル席の小部屋に仕切られている。
照明も薄暗くて、店の中ははっきりとは見渡せない。
店は奥行きもあり敷地自体はそこそこの広さなはずだが、細かく仕切られているので入ってみるとずいぶんと狭い印象だ。
空いてる席に座ると、厨房との仕切板は間口が高さ50センチくらいしかない。
そのため向かい側に店員が来ても、顔は見えずに手が出てくるのが見えるだけだ。
まるでラブホテルの受付みたいな作り。
そのうえ厨房の中もカーテンで隠してあり奧に見えるのは、紺色のカーテンのみ。
テーブルの上には小さな紙と、鉛筆が置いてあり、注文のアンケート形式で書き込んで呼び鈴をおすと店員が紙を受け取るというシステム。
麺をゆでる堅さや、スープの濃さ、ネギの種類、秘伝の垂れの量、ニンニクの量など、結構各項目が多い。
焼き豚も入れるか入れないかの選択ができるが、焼き豚無しを選んでもそのぶん安くなるわけではない。
頼んでからそれほど待たずにラーメンが出てきた。
なんど丼が黒い色で、店の名前が入ってる。
スープの色は豚骨系のスープで濁っていて、ややうす茶色。
具は、焼き豚が二切れに、あとは刻みネギだけという超シンプルさ。
ひとまず麺を箸ですくって見ると、ラーメンにしては珍しく極細と言っていいくらいの細麺で、縮れのない真っ直ぐな麺だ。
ゆで加減は5段階に選べるが、私の選んだのは普通のゆで加減。
それでもちょっと堅めで芯が歯に当たるくらいのゆで加減だ。
太めで腰のある麺に慣れていると、ちょっと違和感のある歯触りだ。
スープはラーメンとはいえ、醤油味がせず、やや薄い味噌汁みたいな味付け。
ベースは豚骨スープなはずだが、豚骨スープ特有の臭みがまったくない。
特製のタレは麺の中央に載せてあるのでこれを食べる前にスープに混ぜないといけない。
このタレ、見た感じも豆板醤みたいな色で、飛んでもなく辛い。
だがスープも、特製のタレも塩味が全然無くて、甘みがかなり強い。
辛さのせいで塩辛く感じてしまうスープだが、実はかなり甘い味付けだ。
ラーメンのスープにしてはなんとも不思議な味。
焼豚は二枚入っていて厚みは薄いが、かなり大きめだ。
それに脂身をたっぷり巻き込んであり、やや歯ごたえがある堅さ。
メンマの入ってないラーメンというのも珍しいが、それはそれでこだわりがあるのだろう。
麺を食べ終わった後のスープは、特製のタレの辛みが強くて全部飲み干すのはかなり大変だ。
だがラーメンというのは、スープを全部飲むのが礼儀と言うか常識だ。
頑張って飲むしかない。
やっとのことでスープを全部飲み干すと、店の丼の底にはなにやら文字が見える。
スープを全部飲んだ人だけが見えるお楽しみだ。
私の隣に座ったのは、二人ずれのカップル。
二人の間の仕切が随分とじゃまそうだ。
お喋りしようとするたびに、後ろに二人で身を乗り出して通路を塞いでる。
それに後から来たカップルは、私の両側にしか空き席がない。
店を出ようとすると、家族ずれがテーブルの空くのを待ってる。
座席にはスイッチがついてるらしく、席を立つと自動的に掲示板のランプの表示が変わる仕組みらしい
このラーメン屋一蘭、カウンターの狭さを考えると、大勢で行く所ではないみたい。

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