立川駅南口ラーメン屋ちりめん亭

2006年10月21日

立川駅南口を出て、マクドナルドの角を右に曲がり、ほんの50メートルも歩けば、ラーメン屋のちりめん亭に着く。
駅前すぐの好立地だが、その割にはあまり目立たない店だ。
ガラス戸を手で開けて中に入ると、間口の狭い割に奥行きのある細長い店。
いかにも普通のラーメン屋といった作りだ。
カウンターの作りはいかにも清潔だが、それでいて厨房の中は雑然としてる。
メニューはラーメン以外はほとんど無い。
ひとまずカウンターで注文したのは中華そば一杯470円、他にも特選中華そば一杯690円もあるが、なにぶん金がないので安い方を頼む。
土曜の午後というなんとも大混雑なはずの店、以外と客がすくない。
立川の南口というのは、場外馬券売り場のある東側がいつも混んでいて、西側の通は人通りの割には結構店がすいてる。
店を取り仕切っているのは狭いカウンターの中の厨房におばちゃんが三人。
おばちゃんといえば、アニメの忍タマの食堂のおばちゃんをおもいだしてしまう。
年の頃はどうにも判らないが、みな眉をきちんと整えてお化粧もばっちりしてる。
そうは言っても一応は食べ物の店らしく、化粧品の臭いがしないようにはちゃんと気を使ってる。
殆ど待つことなく中華ソバが出てきた。
中華ソバ屋というのは、ソバをゆでる大鍋の湯気で店の中がかすんでいて、ゆであげたソバのお湯を切る店主の腕前もなかなか見物なのだが、さすがおばちゃん。
芸らしい芸もなく、簡単に盛りつけて出すだけだ。
ごく普通のラーメンどんぶりに、すこし色の薄めのスープ、やや小さめのチャーシューが二枚。おおざっぱに掴んでいれたような細いメンマが結構たくさん入っていて、東京風のラーメンらしく海苔が一枚のせてあり、刻んだネギが適当に載せてある。
麺はやや細めだが、ちゃんと縮れていていかにもラーメンらしい。
口にいれると、スープはごく普通の東京風。
麺はやや腰の強いちょっと堅めの、歯ごたえのある麺だ。
どうもこの店麺が売り物らしくて、多加水完熟麺と大きく書いた箱が店の奥にある冷蔵庫にいっぱい入ってるのが見える。
ラーメンの麺はちょっと堅めのゆで加減でないと食べた気がしないが、ゆで方はまるで時計で計ってるみたいに丁度良い。
メンマは細くて小さめだがちゃんと味付けのしてあるし、結構いっぱい入ってる。
焼き豚はかなり薄くて、やや肉の臭いが残っていて食べずらいが普通にやらかいし、この値段で二枚入ってるというのはうれしい。
スープは、見た目はちょっと色が薄めだが、味はあっさりしてる割には結構濃くて醤油味と塩味が強くいかにも東京風。
東京の人だったら、普通に食べて楽しめる味で、東京以外の人にもこれが東京ラーメンの味と勧められる。

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