umiokurimono of 倉橋島のお宝

倉橋島の教育と文芸が名実ともに隆盛の時期を迎えたのは近世後期、幕末にかけてです。それまでも、それなりの素地を有していたことは想像に難くないが、実態は判然としない。江戸時代は、将軍・徳川家康を頂点として、武士が支配する世の中であつたことは言うまでもない。が、武士が武力によって世を治める時代から、文教の力によって世を治める時代に変貌して行ったのも事実です。それだけ、平穏な時代が続いたともいえよう。武士も学問、とくに儒学を必修の教養科目として修得し、治政、あるいは処世に生かそうとした。

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