顔面計画 2/10

01p2face
 Poser を使った第一印象は戸惑いでした。

 メニューにある数種類のフィギュアから,成人男女、子供、骸骨などを選べば、画面の真ん中にぽっと現れます。後はダイヤル式のパラメータをいじくって(*)足を上げたり、手を下げたり、腰を曲げたり、首を伸ばしたり……が思うようにいきません。慣れるのにけっこう時間がかかりました。おかげで人間の体がどのように動くのかずいぶん勉強になりましたが。

 ライトを設定して、構図を決めて、いざレンダリング。
 ゲゲ、レイトレースが下から上へ描いていく。(一般的には上から下) というのは序の口。問題は最終結果。

 まあ論より証拠。一目瞭然。

 ハゲ頭はブサイクなかつらが用意されているから何とかなりますが、どうにもならないのが顔。

 カワユイとかブスの問題ではなくて、ネーちゃんの顔が怖いよ〜。
 男の顔は何だか下品だし、子供は人間と魚が折衷段階の胎児みたいな顔だし……
 
そのまま使えるのは骸骨だけじゃね〜か。

 操作法に慣れると起動する回数も減り、何だかなぁの気分
 そこで思い立ったのが『顔面計画』です。

*体のパーツを直接マウス操作で動かすこともできるのですが、気がつくと足が3回転半ぐらい捻れていたり、接合部に(人的には関節という)巨大な裂け目ができたり、ビヨ〜ンとトゲが生えてきたり……それは大変な思いをしました。責任の4割は本人の未熟さにありますが、残り6割はソフトの完成度が低かったことに起因します。