2001年5月前後の、ほぼ実売価格です。機種の選択は "Computers @ Home"(インドの総合パソコン雑誌)の紹介記事を参考に、入門機、上級機、C/Pの良いもの悪いもの、そしてインド国産機(といっても、今のパソコンは調達した部品を組むだけですけど)と日本でもおなじみの機種を適度にまぜたつもりです。

*1ルピーはおおよそ2.5円。
*瓶詰めのコーラが10ルピーしますから、感覚的には10円。
(定食の値段を基準にすると、さらに格差は広がります。)

機種名 Presario
3200
Magix Compubell Impact Elixir@Home
3000 850
Connoi iMac 600
メーカー Compaq Ingram
Micro India
(Pondicherry)
Computech
international
(Mumbai)
Matrix
(Mumbai)
Vintron
(New Delhi)
Connoiseur
(Bangalore)
apple
Processor Celeron
700
Celeron
667
Pentium2
266
Pentium3
1GHz
Pentium3
850
Pentium3
850
G3
600
メモリ 64 64 64 128 64 128 128
HD 20GB 20GB 20GB 20GB 20GB 20GB 40GB
Video Card Intel 810E Intel 810E S3 Trio 64V+ Asus
V 7100
Intel 815 Intel 815 ATI Rage
128 Ultra
内蔵
ドライブ
CD-ROM
48X
CD-ROM
52X
CD-ROM
52X
DVD
12X
CD-ROM
50X
CD-ROM
52X
CD-RW
4X~48X
モニター なし なし なし なし なし なし 15inc
ルピー 40,990 28,900 31,850 76,600 39,995 43,800 101,100
(税別)
2.5円
換算
約10万 約7万 約8万 約19万 約10万 約11万 約25万
10円
換算
約41万 約29万 約32万 約76万 約40万 約44万 約100万
備考 なぜかインドではCompaqの人気が高い。 タミール州の中でもPondicherryは元フランス領の特異な町。 拡張性はあるけれど、プロセッサーが遅いと評価されていた。 Compaqと並んでインドでは最高評価のハイエンド機。 筐体正面に大きな青い林檎。 バンドル・ソフトウェアが貧弱とか。 例の花柄模様。
 他にAcerとかSumsungといったメーカーもインドに入っていました。それにしても、気になるのはi Macの値段。スペックを見ると他の機種と一味違っていますが……。何だか10年前の日本の状況みたいですね。ついでに、唯一「税別」と断っていました。
 G4に関して一般誌には広告も記事もありません。他のグラフィック専門誌で見た紹介記事を読むと「プロフェッショナルが憧れる。でも、高くて手にできない」そんな超高級機的な扱いでした。バンガロールで林檎のマークを窓ガラスに大きく貼った専門店を見つけたので入ってみましたが、展示はなし。取り寄せだそうで……。
 ベンダーの本社は圧倒的にムンバイです。バンガロールがほとんどないのは意外ですが、それよりもポンディチェリーが奮闘しているのは驚きです。ほとんどの機種が旧型Compaqを模倣するかベージュの筐体といったデザインの中で、Magixの濃紺をアクセントにした筐体はセンスを感じられるものでした。
 さて、実際に使われている機種は……、Pentium以前のプロセッサーを使っているものが多かったような……。最新機種に子供がすぐに飛びつくといった日本の状況とは大きく異なるようです。