(1)加入・離脱の時期
・ホブス山(マザーボム戦中)〜ファブールから船に乗る
・バロンの宿屋(パラディン直後)〜バブイルの塔・地底(ルゲイエ戦後)
(2)特徴
・特殊コマンド「ためる」
【解説】「ちからをためて こうげきりょく2ばい」の通り、と思われる。敵に通常時の
およそ2倍のダメージを与えられるが、当然待ち時間も長い。
[評価]技の性質からいって、使うとしたらボスに対してか、それ級のザコに対してである。
しかし、微妙なところではある。一撃で大ダメージを与えられるというのは確かに魅力
なのだが、例えば「ため」の間に麻痺などで動きを止められたりとか、攻撃する頃には
敵のHPが既に残り僅かになっていたりとかの場合は想像に難くない。半面、攻撃すると
相手の反撃がきついときなどは、攻撃する回数(攻撃回数ではない)が少なくても多く
ダメージを与えられるのは有効である。
カインのジャンプを、いわば敵の攻撃を受ける分だけ弱体化させたようなコマンド、と
いえなくもない。それでも差し引きプラスが見込めれば、使えると思う。
ただ、私に言わせれば「相加平均・相乗平均」の関係と同じで、2回別々に攻撃した
ほうが得ではないか、という感じもする。これは、FF5などで、「両手持ち」と
「二刀流」どっちが使えるか?という問いに、二刀流、と答える人が多いのと多少
つながりがあると思う。ただ私は両手持ちも捨て難いと思うのだが。
まあ、好みによる、ということにしたい。あと、ためる1回のほうが攻撃2回よりも
速いような気もする。
・特殊コマンド「けり」
【解説】敵全体にダメージを与えるが、その値は、敵の数に反比例するような感じで変化する。
また、発動までの時間も、ためると同じくらいかかってしまう。
[評価]全体攻撃は貴重なので、まずまず使える。ただ、ダメージはかなり少なく思える。
よって、他のキャラも全体に攻撃を散らしておいて、最後にまとめて始末する、という
形を作れれば理想的。ただ、個別に攻撃したほうが実は速い、ということもままある。
待ち時間も長いので、使う場面は意外に限定されるコマンドといえる。
・特殊コマンド「がまん」
【解説】自分にプロテスをかける。
[評価]実は私はあまり使ったことがないので、詳しいことは書けない。たまに、プロテスの
グラフィックが表示されないときもあるが、そのときは効果が実際にあるのかどうか、
よく分からない。
プロテスの効果自体が疑問なので、あえて1ターンを費やして使うものではないと思う。
・(長)力と体力が抜群に高い。武器の攻撃力がないのに、攻撃力もかなりのもの。
・(長)HPも高い。普通にやっている場合はパーティーで一番高いだろう。
・(長)爪の属性で敵の弱点を衝ける。
・(短)知性・精神が(レベル70までは)2・3から上がらない。
・(短)上記と、装備の関係で、魔法防御力がとても低い。
・(短)なんと、レベル60くらいでHP上昇が止まるらしい。残念でならない。
(3)戦闘での使い方
【ザコ戦】基本的には、戦う。敵が多ければ、けり。それくらいである。ヤンは特殊コマンドが
多いのだが、意外に融通が利かない面がある。
ただ、出現する敵の弱点を衝く機会が多いので、爪は適宜とりかえるのがよい。
【ボス戦】ヤンが弱点を攻められるボスは、カイナッツォ(雷)とゴルベーザ(炎)。この
ときは、忘れずにその属性の爪を装備させておきたい。ただ後者はそれほど重視する必要はない。
あとは、ためるで攻撃するか、戦うで攻撃するか。しかし実戦的には、やはり一撃で多量の
ダメージを与えられる、ためるを使いたいところではあるだろう。
(4)最強装備
右手 | 地獄の爪 |
左手 | 猫の爪 |
頭 | グリーンベレー |
体 | 黒帯道着 |
腕 | 巨人の小手 |
【解説】地獄の爪と猫の爪は、命中率が高く、能力値上昇の効果がある。あまり大きな変化
ではないが、攻撃回数1回分くらいの違いが表れることがある。もちろん、爪は敵の弱点に
応じて付け換えるのがよいが、面倒な場合はこれで通しても十分。なお、当然だが右手・左手を
逆にしても同じことである。
グリーンベレーは、防御面では物足りないが、力・体力が上がる。もっとも、ヤンの頭防具は
これとねじり鉢巻くらいしかなく、他にないという意味もある。しかしグリーンベレーは実際、
使える。カインなどに装備させてもよい。
黒帯道着も、これしかないというところか。これも、力と体力が上がる。回避率も高い。
巨人の小手、というのは、今回少し調べて初めて知ったもので、磁力の洞窟のオーガから入手
することができる(他にも方法はあるが)。防御力は文句の無いところだし、力・体力が10上がる
のも大きい。魔法防御力がないところが少々気になるが。まあ、普通にパワーリストにするのも
かなりのものだとは思う(最初はパワーリストを載せようと思っていた)。
この装備にすると、力28上(!)、素早さ5上、体力20上、という大きな能力値増加が
あるので、非常にたくましくなる。特に攻撃力が高い。
(5)レベル71以上の能力値変化パターン
| (a) | (b) | (c) | (d) | (e) | (f) |
力 | −1 | 1 | 1 | 0 | +2 | +2 |
素早さ | −1 | 1 | 0 | +1 | 0 | +2 |
体力 | 0 | 1 | 1 | +1 | +2 | +2 |
知性 | −1 | 0 | 0 | +1 | 0 | 0 |
精神 | −1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
戦士系なので、(f)だけで文句はない。ただ(d)も少しは使うことになる。
しかし、個人的にはヤンの「知性2、精神3」は好きなので、均衡を崩さないために
あえて触りたくないところではある。
このデータは、鈴木某さんからいただきました。
(6)最強と思われる能力値
例によって下の表を。
(1) レベル70での能力値
力 | 90 |
素早さ | 37 |
体力 | 6 |
知性 | 2 |
精神 | 3 | |
|
(2) 最良のパターンでの変化量
力 | +50 |
素早さ | +54 |
体力 | +54 |
知性 | +4 |
精神 | 0 | |
|
(3) 装備による 能力値修正
力 | +5 |
素早さ | +8 |
体力 | 0 |
知性 | +3 |
精神 | +3 | |
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(4) 最強と思われる能力値
力 | 99 |
素早さ | 99 |
体力 | 99 |
知性 | 9 |
精神 | 6 | |
レベル70のときの能力値も、鈴木某さんからいただきました。
ヤンの場合あまり変化の余地はない。といっても、知性を上げるかどうかは、
さしたる問題ではないようにも思う。最良と言えるかどうか難しい。
というのも、このパターンは知性を少しでも上げるために、妖精の爪を装備して
素早さを上げているからである。妖精の爪は、命中率が50%と低く、何となく
嬉しくない。私ならかわりに地獄の爪を装備させたい。そうすると、(f)×28
+(d)×1、となるが、私ならやはりこうしたいところだ。この場合、やはり
知性が中途半端になるので、むしろ知性2のままでいきたい気がする。つまり、
ルーンの腕輪も要らない。そのほうがヤンらしいとはいえると思う。
あとは、HP増加量と、レベルアップ時の経験値と次のレベルまでの要経験値、
それとレベル70までの能力値変化くらいか…。でもまだまだ。(2000年2月16日)
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