秋芳洞

 …ようやく本題、秋芳洞(あきよしどう)の事である。

 洞窟というと、暗くて狭くて這いつくばってじゃないと進めないイメージがあった。ろくろく下調べもしないで行ったもんだから、なんかすごくビクビクしてました(笑)。

 入口からしてデカイ! しかし入ってびっくり、中はもっとデカイのだ。幅40m・高さ15m。洞窟の奥は本洞と支洞に分かれていて、観光客の入る事が出来る支洞だけでも、奥行き600m。本洞の長さが5,500mだという事を考えると、私たちが見ることが出来る部分は秋芳洞の本当に一部にすぎない。
 特に送風機みたいなものはないが、息苦しさは感じられない。深いところでは地下100mくらいのところに立っていたらしいが、こんな大きな空間が地下に隠されているなんて、全くの驚きだ。

 照明に照らされていないヤミクロが住んでいそうなところから、水の流れる音がする。そちら向けてデジカメのフラッシュをたいたら、手すりの向こうは崖になっていた。光の届かぬ谷底に、川が流れているらしい。

 本洞の奥の洞窟内には水が満ちていて(地底湖だ。カッコイイ!)水際から3,500mの地点までは潜水調査がなされている。

 洞窟内で一番深い縦穴は『入見穴見戸の穴』と呼ばれている−204m(マイナス!)のもの。真っ暗な中でいきなりそんな深い縦穴なんか開いてた日には「ひゅ〜っ ポトン…」だ。あー。冒険家に生まれなくてよかったわい。

 オッチョコチョイでもプチ冒険家になりたい!…そんなアナタのために、予約さえすれば探検気分を味わえるコースもご用意されとりますんで、そちらもどーぞ。まだまだ探検の余地はたっぷりである。

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9.錦帯橋   10.錦帯橋に登る
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