錦帯橋

 山口で騒ぎに騒いで、このまま久美子自宅へ直行するのかと思いきや、またも久美子母の粋な計らいで岩国へ寄り道。『錦帯橋』を見学することに。

 錦帯橋は、広島県の岩国市にある。錦帯橋を見下ろす小高い山には岩国城が今もその姿を残し、同じく橋から続く大明小路という小道には城下町の面影を残した町並みが残っている。

 錦帯橋は、延宝元年(1673年)に岩国藩主によって作られた。この橋は、災害に強い、増水でも流されない橋を造るという願いから建立された。丈夫な橋というわりに、何とこの橋には釘が1本も使われていない!

 建立当時から1回台風で流され(それ以前の276年間は1度も流されなかったというのは実に驚きだ)、私たちが行った平成13年10月末の時点の姿(写真)は昭和28年に再建された時のモノだった。
 平成13年11月末から3度目の掛け替え工事が行われている。新しくなるとはいえ、工法は当時のままを再現しており、やはり釘は1本も使われないらしい。

 桜の時期には、川の両岸にびっしりと桜が咲き、それは美しいそうだ。花見の時期には観光客よりも多くの地元の人が詰めかける。絶景ポイントでは場所取りの熱いバトルが繰り広げられ、戦勝者たちはバーベキューやら酒盛りやらをにぎやかに行うそうな。

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