空港へ向かう。

 帯広市内から帯広空港に向かうまでの間が、この辺りでは一番北海道らしい北海道の景色な気がする。
 と、いうのも先に述べたとおり、帯広の辺りは死にかけた工場が多く、あまり農業をしている風がないのだ。

 もう農作物は収穫された後で、それらの残りカス(茎や葉の部分)が乾燥させてトイレットペーパーのように巻き取られていた。そして、上に申し訳程度にビニールシートが掛けられている。
 遠目から見ると、それは肉団子の上にとろけるチーズが乗っかっているように見える(写真)。かわいい。
 所々にある牧場では、牛や馬が横になってだらしなく腹を見せている。

 他にも、ホップを育てているところも目にすることが出来た。


 植生の違いを一番感じたのは、川だった。

 北海道の川は、殆ど河原というものがない。川っぺりからいきなり木がこんもりと茂っている。どちらかというと暖かい地方の(極端に言えば沖縄の方の南西諸島にある、マングローブガニとか採れちゃうような)川に、雰囲気が似ている。

 ゆったりと蛇行して流れている。


 そんなこんなを眺めながら、帯広空港着。

 ここには、航空大学校がある。ここで飛行機乗りになるべく勉強し、第一線で活躍しているパイロットは数多い(ノブの知り合いにもたくさんそういう人がいるそうだ)。
 訓練用だろうか?セスナ機が何台か置いてあった(写真)。

 空港でお土産を買いあさる。
 これは帰ってくるまで知らなかったのだけど、帯広ってあのチョコレートで有名な「六花亭」の本社があるのね。道理で六花亭の「マルセイ バターサンド」を買ってきて、って頼まれたわけだ。

 これ、自分の分も買ってきたんだけど、相当美味しかった。
 平たくいうと、レーズンサンドなんだけど、サンドはしっとりして甘さ控えめ、中のクリームはココアバターを使って上品な甘さになっており、レーズンの風味とよく合っていた。もっと買えば良かった(笑)。でも、1週間しか賞味期限がないので、あまり欲張っても仕方ないか…。

 10:00の飛行機に乗って、13:00から、ノブは仕事。
 皆様、毎度ご愛読感謝でした! またの機会に…。

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