帯広へ…

 10/1(日)5:45、起床。みんなものすごく虚ろな顔をしている。

 6:20にゴルフバッグと1泊2日の荷物を担いで家を出る。
 …こういう大荷物の時に限って、タクシーは来てくれない(電話したけど、手配できなかった)。…木曜日にちゃんと宅急便の手配をしなかった自分を改めて呪う。

 Nanaとは駅前で別れた。
 酔ってはいないはずなのに、千鳥足で去っていく彼女を見て、ノブはとても心配していた。

 やっとの事でタクシーを捕まえて、這々の体で羽田へ。
 ウチからだと、6,000円強、45分かかる。…寝たわけでもないのに、私には何故かこの45分の記憶が全くない。魂がまったく抜けきっていたらしい。…恐ろしいことだ。

 羽田発7:40のJASの飛行機に乗って、うたた寝をした瞬間の9:10には帯広入り。早い早い。
 …でも、高いけどね。


 レンタカーを借りて、行動開始である。

 空港から帯広の市内へ。どこまでも続く真っ直ぐな道。
 レンタカーかっ飛ばして市内の本屋さん巡り。

 …で、分かったのは、帯広は商業(含む:農業)の町で、観光にはあまり適していない、ということ。
 市内は至る所工場だらけで、観光用の地図は置いていない。やっとの事で買ったるるぶもかなり薄っぺらくて「知床・阿寒・摩周」と、一括りにされてしまっている(しかも帯広近辺は5ページしか特集されていない)。

 市内に多いのは、今にも廃業寸前といった風情の製紙工場。間引きの為に伐採した材木を、チップにして大手製紙メーカーに卸しているらしい。
 最近では再生紙や、海外からの安いチップなんかもあるだろうから、町はさびついていく一方なんだろうな。

 天気も傾いていくし、曇り空の中にたたずむ工場は私の中に薄ら寒いイメージだけを焼き付けることとなった。

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