積み重なった、私のDIY

  生業を止め、5年が過ぎ。振り返ると、精神的に、生活を支えてきたDIY。
  できるところから、自分でやってみた。
  これが、私の「DIY」の結晶です。

塀際の花壇

 うちの花壇越しに見える隣のカーポートの裏。隠したくてラティスを張った。
 その手前は、勝手口の通路だが、ラティスの柱を隠したくて、根元に煉瓦で花段を作った。
 凹凸は、マンホールを避けるためのもので、変化を求めたのではない。
 おかげで、バラのシーズンには、今でも自分ひとりで見とれている。薔薇にではなく。




2本脚でも蛸

 所属のマレットゴルフ場では、自分たちで、コースを維持し、変更する。
 盛り土をして上に芝を這わすには、土を盛り、滑らかに固めなければならない。そんな時にタコを使う
 それを見て制作を決意。工務所の庭先に、「どうぞ」とまとめられている端材を拾ってきて、固めたものだ。
 盛り土をして上に芝を這わすには、土を盛り、滑らかに固めなければならない。そんな時にタコを使う
 家ではなかなか出番がないが、来春には、きっと、頼りになることだろう。


ヘッジトリガーの刃研ぎ

 昔、庭先のサツキを整えるのにヘッジトリマーを買った。DIY用品メーカーの安い奴だ。
 2回も使うと、すぐに刃切れが悪くなって、替刃を買う。もう、3本になった。
 退職後の余裕に任せ、包丁も砥げないのに。ディスクグラインダで。
 回転音の異常な五月蠅さに購入後すぐに「壊れた」と判断し、締まっておいたそれでだ。
 DIY工具をDIY工具で砥ぐのだから、乱暴なもんだが、そんなもんらしい。


 新築時に選んだ床の質・柄ともに飽きてた頃に、長女の新居で見た床が気に入った。
 家に帰るや、Web-mallに似た物を探し回った。そこで知った大手メーカーのWebサイトから、よく似たものがあることを知り早速電話をかけ、メールでその写真を送った。
 結果、新築メーカの特注品と知り、頼み込んで、20枚をWeb-Mallに注文して得た。


 老後の生活は、妻だけを働かせてるようなものだ。
 仕事をしていたころは、何かと理由をつけて避けていた包丁研ぎだが、いよいよ逃げられなくなってきた。
 なにかと、道具揃えを第一とする自分なので、研ぎ台を作ることにした。


 木工DIYでh、しばしば、補助金具を使用する。
 運が良ければ、そのまま使えるが、どこか不都合が生じる場合が多い。
 穴を空けたり、削ったり、切断したりは割合容易だが、曲げるのは、ものが小さいだけに難しい。
 製品のベンダーを参考に、小さな補助金具用の曲げ具を作った。形は不格好だが結構役に立つ。


ボンネットダンパーの取り換え

 車のボンネットを開けても、止まらなくなった。滅多に中を見ることはないが、自分で取り換えよう。
 運転操作には、差支えがないので、案外気が楽だ。
 パチンと嵌めてあるだけのようなのに、恐る恐るやるのでなかなか外せない。
 終わってみれば、なーんだ、こんなもの。


花壇の縁の隙間詰め

 庭の花壇づくりは、DIYというのだろうか?。
 花壇とその間の円形農園の縁は、古いレンガで囲み、その上に新しいが安い煉瓦を接着して並べた。
 全部曲線なので、当然に煉瓦の間には三角の隙間ができる。下の段をみればわかるが、その部分は影になり、黒く、本当に気にかかる。
 店員は「そんな用途のしなじゃない」というが、捏ねて詰めてみた。地面で固まるなら、隅だって同じだろ。随分満足してるが、妻は気づいてくれない。


 「趣味探し中」の頃、空虚な毎日を紛らすために、思い立った。
 台所に行き、両掌を合わせて掴めるほどの割り箸を貰ってきた。
 机の上に、鋸付きカッター・木工ボンド・B4位の厚紙・輪ゴムなどを並べ、いざ、作成開始。6年たっも、孫たちの評判が良い。


 割り箸でもこのように作ると、結構、堅固な工作物だ。
 永く保存するために、本棚に入る程度の高さにした。
 最初の内は、真直ぐ組み立てるだけで、面白いが、そのうちに、ビー玉の動作の意外性も狙うようになり、曲げたり、下したり、ぶっつけたり。


 このDIYには、ブロック加工や、セメント工事、タイル工事ばかりでなく、鉄筋基礎工事、水道配管、排水管接続や排水の土砂の沈殿溜め接地なども含み、DIYの集大成だ。
 水道は水圧で流れるが、排水は勾配が絶対。 隠れて見合えない部分に、私の自慢がある。


 このDIYには、電気の配線、鋼管の加工、に加え7m重さ40Kg弱の電柱を建て設置する。
 天井や壁の中、縁の下を這わせ、地中配管のうえ、1m以上の深さの穴の中で、電柱に配管し、固定する、未経験の難しさ・冒険・楽しさがあった。
 最新工具や重機があれば、造作もなく、為し終えられるものだが、人の手だけでするところにDIYがあった。立ち上げるにはどうしても数人の手が必要になり、親族一同に助けてもらった。


数寄屋門の引戸の鍵の付け替え

 数寄屋門の引戸の鍵が壊れた。近代的なのに変えよう。
 ネットで同メーカーのものを探し、互換性を商品説明で確認して買った。ディンプルキーだ。
 互換性ありの筈だったのに、外してみると、ほぞ穴の大きさが大きくなっている。これでは入らない。
 亡父からもらったのみを引出し、恐々、少しづつ広げる。柔らかい木でできているが、その分壊れはしないかと。
 だが、
 ---もとから付いていたようになった。


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悪あがきの記録




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