これまで国内で直営の路面店がなかったアクアスキュータムがはじめてオープンさせた直営の路面店がここ。今回は出張のついでの訪問でした。仕事が終わり、 一服ついた後、向かいました。
アクアスキュータム 丸の内本店「アクアスキュータムが日本初の路面店をオープン」というニュースが雑誌に踊っていたころからこのお店はぜひ一度訪れたいと思っていたのですが、たまに東京に来た際、駅界隈を散策してもなかなかどこにあるのか見つからずやむなく帰路についたことが何度かあったのです。で、今日は少し範囲を広げぐるっと回ってみました。すると、ありました、ありました。結構、東京駅から離れたところにあります。隣はユナイテッドアローズのソブリンハウス。このあたりは銀座とともに一大ファッション街になりましたね。神戸の旧居留地と似たいい雰囲気が漂っていますよね。
今回はジャケットでも買いたいな、と思っていたので二階のジャケット売場に案内していただきました。ツイードのジャケットなど何種類か見せていただきましたが、その中では 千鳥格子柄のジャケットが印象に残りました。チェック柄のジャケットというと典型的な英国カントリー風で今までは買わずに来たのですが、「ま、こういうジャケットも一着ぐらいワードロープにあっていいかな？」そんな気がしましたのでえいやっと購入を決意しました。
今回、私が買ったのは日本のレナウン製でして「この商品は英国のアクアスキュータム社との技術提携により、日本で製造したものです」とキチンと書かれてあります。英国で作られたものもやや価格は高めですが同じ場所に混在した形でラインナップされていますが、お値段 がやや高めなので分かるでしょう（笑）。なおアクアスキュータムの場合、日本製だからといっても単純にライセンス品とは言わないのです。というのも、そもそも英国のアクアスキュータム自体がレナウンの子会社 だからです。「ライセンス」ではないのですね。
なお今回購入した日本のレナウン製とされるジャケット内側のタグには「Aquascutum LONDON」とあります。推測ですがこの「Aquascutum」と「LONDON」の間に「of」が入り、「Aquascutum of LONDON」とタブが書かれている商品は英国のアクアスキュータム社による製造への関与度合いが高い商品であるような気がしています。（これはあくまで私の推測ですが）さて、私の外見を見た店員さんが最初に出してきたサイズの服を試着してみました。すると「ジャストです」と勧めてきたのですが、あれ、どこかおかしい。「もう一つ小さいサイズを」と所望しサイズが一回り小さいものを再試着するとこっちがジャストじゃん、って状態だったんです 。最近、スーツのオーダーをするようになって「ジャストサイズがどの程度か」身体が覚えてくれるようになり、オーバーサイズがすぐ分かるようになったのかも知れません。 なにか既製服を着るときのフィット感が少しだけ研ぎ澄まされたような気がしています。
さて、もともとアクアスキュータムの端正なラインナップは私好みにも関わらず、これまで百貨店の狭いスペースだけでしか商品に触れることができなかったため、こうして一同にずらりとアクアスキュータム商品が並んでいるのは相対的に充実している印象 がありますね。（2004.12.2執筆）
東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1F TEL.03-5224-3223
