松談会

松談会は井上正道東慶寺住職を囲む会である。東慶寺の書院で各界の名士のお話をうか がい、本堂で座禅を組むというリズムで4年程継続されている。当初は住職の御成中学校の同期生(昭和18年生まれ)中心の集まりであったが、次第につてで 会員になる人が増えた。グリーンウッド氏もその一人である。会の後、小町のホット・キャロットで夕食会をする。松談会のメンバーは多士済済でインターネッ ト新聞JaJanを主宰する竹内謙元鎌倉市 長の顔も見える。 幹事は林、根岸、村越氏らがつとめる。

井上正道和尚によると会の名称「松談会」は東慶寺の号は松風山なので松風山東慶寺で談ずる会のつもりで命名したが「古松 談般若」(こしょうはんにゃをだんじ) という禅宗の管長が好んで墨蹟にする言葉でもあるという。

東慶寺書院での松談会

井上正道和尚は若き頃、右京区にある臨済宗の大本山妙心寺の天授院(てんじゅいん)で 修行された。父君、井上禅定(ぜんじょう)氏は浄知寺および東慶寺の先代の住職であった方である。2006 年1月26日に遷化された。1995年、85才のときネパールのポカラに出かけ られたそうで、マチャプチチャレ(6,993m) の山を背に菩提樹の下で座禅を組んでいる素晴らしい写真が書院にある。マチャプチチャレはアンナプルナ山塊の一つでマッターホールンのような姿をしてい る。神聖な山として永らく登山禁止だったが今では登山できるという。 マチャプチチャレは井上靖の「星 と祭」にもでてくる。 「魚の尾」という意味だそうだ。

第22回、2004年4月10日、「女と男の縁切作 法」 専修大学法学部教授兼縁切寺満徳寺資料館館長高木侃氏

第23回、2004年10月16日、座禅会

第24回、2004年12月4日、ヴィオラ演奏とお話 「オケマン生活38年」 元N響 梯 孝則氏

第26回、2005年11月12日、「父が教えてくれ た事」 映画監督・テレビディレクター 野沢和之氏

第27回、2006年4月16日、「宮仕え、夫、そし て男」=山内一豊 古文書記録に基づいて実際の場面から考える 伊藤一美氏

第28回、2006年12月9日、「健康を考える」  明和会亀田病院院長 亀田正氏

番外、2007年12月8日、「梯剛之 & N響メンバーによる室内楽」 藤沢市民会館大ホール

第32回、2008年10月18日、「和宮下向と中山 道沿道の村々ー信州佐久郡の実情をてがかりに」聖徳大学教授、大庭邦彦氏

第33回、2008年12月6日、「日本を 『Change』する 自治体散歩」朝日新聞記者、鎌倉市長歴任竹内謙氏

第34回、2009年4月4日、「ー戦後の鎌倉、市民 によるまちづくりー同人会を中心に」元鎌倉市会議委員、同人会常務理事 小泉親昴氏

43回、2012年4月7 日、「仏像修復について」 瀧本光国氏

第47回、2013年05月18日、荘村清志氏の「ギターと私」 

Rev. May 20, 2013


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