イギリス旅行記 england イギリス
■ホームへ
■旅のページへ
■イギリストップへ
■僕の細道へ
@ ロンドン〜ダービー E マットロック<ダーベント川>
A ダービー<街角・カテドラル・ミュージアム> F ピークレイル<レストラン蒸気列車>
B ダービー<マーケット・郊外> G ボクストン・ピークディトリクト
H ロンドン<大英博物館>
C チャッツワース I ロンドン<ロンドン塔>
D ダーベントミルズ(世界遺産) J ロンドン<タワーブリッジ・ハイドパーク> 
ダーベント川に沿って(Matlock)  四日目(2005年5月1日)

あけて5月1日には、食事ができる汽車に乗ることにした。ダーベント川のチャッツワースへの道を再び遡った。
折からイギリスは選挙であった。日本や台湾のようにお祭り騒ぎもなく所々にブレア首相の大きな看板があるだけであった。嫌がらせの張り紙などはほとんどなかった。しかしたまには写真のようなのがあった。
道は、快適であり、自転車もたくさん走っていた。こちらに来て驚いたのは、ママチャリが全くないことである。70km位で走っている車の間を安全にすり抜けようとすれば、はやり速いものではならない。
イギリスでは、自転車は歩道を走れないのである。ツーリングの際のヘルメットは必需品である。
トイレも気になったところだが、基本的には日本と変わらない。標準的な公衆トイレは、長いロールペーパーと、温風で手を乾かす機械が必ずある。最近日本も増えてきた。
聞けば、イギリスではハンカチは鼻をかんだり汚れを取ったりするもので、手を拭いたり顔を拭いたりすると、汚いと感じるそうである。元々ハンカチをあまり使わないので、この風習はありがたい。しかしこの温風器で手を乾かすのは少し時間がかかる。やはりタオルが一番いい感じである。

途中の少し大きな町Matlockにきれいな公園があった。
その近くにかかる橋は、1400年前のもので、1900年に拡幅されたそうである。いかにも歴史を感じさせるたたずまいを見せていた。車のない時代からの橋が、今の荷重に耐えられるというのは立派である。
水は日本の方が透明感があり、魚の気配も希薄である。しかし意外と大物が潜んでいるかもしれない。今度はルアーロッドを持って行くことにする。ここMatlockは結構有名らしく、大勢の観光客が来ていた。
Matlock Buthといって水療法の何か施設があるようだがよくはわからない。


公園は、大きな池がありそこではエンジンボートがあって子供が運転して池を回っていた。親は極力子供に運転させていた。それとイギリス人は汽車が本当に好きなことを感じるシーンがあちこちにある。
この公園でも小さな列車が走っていたが、運転手は乗客そっちのけでこれを動かしていることが幸せという感じで運転をしていた。何となく気持ちがわかる。時間があれば私も乗ってみたかった。

周りの景色もいいし、特に何も演出していないが、雰囲気がある。和歌山にも、こういう落ち着いた雰囲気の公園が欲しい。  
ダーベント川
(公衆トイレ。ペーパーが大きい)
ダーベント川
(選挙のポスターだと思うのだが)
ダーベント川
(水鳥がたくさん遊んでいる)
ダーベント川
(水に飛び込む少年たち) 
ダーベント川
(車に負けないスピードで走る)
ダーベント川
(ダイアナさんによく似てる)
ダーベント川
(Matlock橋。1400年たっている)
ダーベント川
(アイスクリーム売り)
ダーベント川
(本ものの蒸気機関車)
 ダーベント川
(何となくハリーポッターの雰囲気)

今日の目的は、レストラン汽車に乗ることであった。先日チャッツワースへ行きしなにここMatlockの駅から申し込んでおいた。聞けば12月まで予約がいっぱいで、ちょうど3人分キャンセルがあったという。まさにラッキーである。昨日と同じ道を走ったが、今度は町を少しウォッチングした。相変わらず石作りの建物が並ぶが、ここは観光地らしくたくさんの人が行き来していた。

ここには写真屋さんがあった。
しかしデジカメなので用事はない。アメリカの時はフィルムのなくなる心配があったので時々立ち寄ったが。
やはりメインのルートらしく車がひっきりなしに走ってきて、交差点も渡りにくかった。しかし、人は車が来なければ赤信号でもお構いなしに渡っていた。これはきわめて合理的。
はねられれば自分の責任だろうが、車も来ていないのに赤信号ということでひらすら待つことはないと思う。ただしはねられて怪我をすれば自分が悪い。

車の運転マナーは確かにいい。譲り合いもきちんとやり、スピードは日本より出ているが車の流れをきちんとわきまえた運転をしている。かなりの高齢者でも流れに乗っている。このあたりは車社会先進国という感じがする。
制限速度も危ないところ以外は60kmで、それを超えると厳しい罰則がある。
制限速度40kmとかいう、遵法運転をすればクラクションを鳴らされるような守れない規則を押しつけ、それを超えて走ってもさほどおとがめなしという、訳のわからないどこかの国とは少し違う。ただし、こちらでも「路上激怒」といって、車を運転中にちょっとしたことで、こちらが悪くなくても相手がキレて大騒ぎになることがあるという。場合によっては殺人にまで発展することもあるようだ。
これはどこの国でも同じで、ハンドルを握ると人柄が変わる人はいるのである。クラクションも滅多に聞こえなかった原因はこのあたりにあるのかもしれない。

こちらに来て、少しびっくりするのは、木々の形である。ハリーポッターやロビンフッドなどの映画を見ているとなんとおどろおどろしい木の形だろうと思っていたが、こちらの木はほとんどが、映画に出てくるようなコブコブタレタレの木で、これらがうっそうと茂った森を夜歩くことはとても怖くてできないだろう。
柳のそばの幽霊どころではない。幽霊より怖い、妖怪がさまよっている感じである。こんな木の幹で、人面をした幹のモコモコを見つけるのはたやすい。
しかしよくしたもので、そんな中でも妖精という存在が鬱陶しい雰囲気を明るくしてくれる。だからピーターパンなどのファンタジーができたのかな。もっと昔はこの辺り一面こんな木が茂っていて暗い森であったはずである。

道の途中で骨董屋さんに入った。ここには入り口は小さいが中がかなり広いアンチークがあって、様々なものを展示していた。いいものは鍵のかかったショーケースにあり、値段も私が買えるレベルからすれば一桁から二桁多かった。店内を見回していると、上の2点が買ってほしいという感じで陳列に並んでいた。思ったより安かった。
カメラは70年前の「コダック ブラウニー」で6×6版のフィルムを「ブローニー」と呼ぶ原型となったカメラである。
立派に動いてレンズもきれいなのでこれで撮る写真が楽しみである。
アヒルの方はカメラケースの中で監視役をしてもらうことにする。  
ダーベント川
(信号もシンプル何となく雰囲気が)
ダーベント川
(街角)
ダーベント川
(ジャンル別にきちんと分かれていた) 
ダーベント川
(少し高いアンチーク。象牙細工が多かった)
ダーベント川
(マリリンもあった)
ダーベント川 ダーベント川

▲ページトップ
■ホームへ
■旅のページへ
■イギリストップへ
■僕の細道へ