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イギリス |
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タワーブリッジ(London) 四日目(2005年5月3日) | ||||||||||||||||||||||||||
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ロンドン塔からよく見えていたタワー ブリッジの下に行っての第一印象は、「すごいなー。高いなー」だった。 てっぺんまでの高さは50mを超えるだろう。ゴシック様式による城郭風のデザインにより、かなり大きく重厚で、ロンドン塔とよくあっている。ロンドンの中心部なので観光客も散歩する人もたくさん行き来していた。 塔が2本建っているので、橋全体は3スパンにわかれている。可動橋部分は中央の橋桁で、塔と陸地の間は吊り橋となっている。橋は1日に数回は開閉しているという。 しかしこの橋の維持費は莫大で、日本ならとうにぶっ壊されるだろうけれど、イギリスはコスト高でも残すだろう。 それにこれがなくなるとロンドン塔とも釣り合いがとれない。 |
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この戦艦「HMS ベルファースト」はヨーロッパでも唯一生き残った大砲保有の戦 ロンドン塔の対岸は近代的なビル群で、たくさんの人が行き来していた。 地球環境保護のためにキャノンが提供した5mほどある大きなモニュメントがあった。そのモニュメントは、OA機器や電気製品のスクラップで作られていた。修景と少しあわない気もしたが、ともかく日本企業がこうして足跡を残すのは大歓迎である。 この後周辺を散策したが、トイレに行こうと思い、看板に従ってトイレの前に行くと、2,3人並んでいた。そして中に入らず帰って行く。不思議に思って自分たちの番になったとき、意味がわかった。そのトイレは有料トイレで、コインを投入しなければいけなかったのだが、コインが戻ってきてしまい、扉が開かなかったのである。 私たちの前の女性は苦笑いしながら外人特有のしぐさの両手を広げて「ダメ!」(といったのだろう) さあそれからが大変。トイレを探して右往左往した。息子がいれば英語が話せるので、聞くこともできるが、私たちは皆目で、かなり長い間トイレを探してうろついた。途中で軍事施設のようなところに、トイレのありかを聞きに行ったが、黒人の守衛のような人がびっくりして丁寧な口調だけれども厳しい感じで、中に入ってきてはいけないという風なことをいった。 ようやく、ショッピングモールの片隅に見つけ用を足したときは、かなり時間を経過した後だった。 息子が退屈そうに待っていた。通じない英語のもどかしさをいやと言うほど感じた。 |
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ハイドパーク | ||||||||||||||||||||||||||
ハイドパークを散策した。 入り口で少しこの国のセンスを感じた。 「ようこそ 楽しい時をお過ごしください。公園、そして、ここを訪れている他の方々への思いやりを忘れないようにお願いいたします」と書いてある。それも各国の言葉で。 いい文章である。こう書かれてはきれいにせずにはいられない。 日本のように、「ゴミは持ち帰りましょう」「公園はきれいにしましょう」とは大違いである。 日本はなぜこのセンスがないのかなと、残念に思う。 ロンドン中心部のウェストミンスター地区からケンジントン地区にかけてある公園で、ロンドンに8つある王立公園の1つという。敷地は池で二分されていて、鳥がたくさんいた。西隣にはケンジントンガーデンズがあるということだが、そのどちらも歩いたもののビジターの私たちには区切りがはっきりしなかった。 総面積は1.4平方キロでケンジントン・ガーデンズの1.1平方キロと合わせると2.5キロ平方にもなり、巨大な都市型公園である。 |
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ぶらぶらと歩いていくと、きれいな銅像があった。 ピーターパンである。これがフック船長と戦った少年なのかと思ったが、ディズニーのそれとは少しイメージが合わなかった。 ピーターパンは、ネバーランドに住み、永遠に子どものままで冒険といたずらが大好きなのである。嫌いなものは退屈で笛を吹くのが上手。少々いい加減な性格で忘れっぽく、仲間の名前もなかなか覚えられない。空を飛べる以外は、よく似てると一人ごちた。 あとで、この銅像のあるのは、ケンジントンガーデンということを知った。ともかく大都会の真ん中に、こんなにゆったりする広大な公園があり、馬にも乗れるということが、うらやましい。 ハイドパークを出て、ハロッズデパート方面に向かった。途中いろいろウォッチングしながらあるいた。 都市部は、東京や大阪とそれほどの違いはないが、建物が煉瓦作りが多く歴史を感じる。 道行く人は、もっとファッショナブルかと思ったが、それほどでもなくむしろ最近の日本の方がカラフルな感じがした。ただ驚いたことは、5月の一番いい季節なのだが、ダウンを着ていたり、夏のような半袖だけの人もいたりで、気温に関する服装はまちまちであった。この辺がおもしろい。 ウインドショッピングなどをしながら歩いたが、ハロッズのまえにバーバリーの店があった。 何か記念にと入ってはみたものの、高くて手が出なかった。ハロッズでは、観光客向けに手頃な商品がたくさんあった。このデパートは煉瓦造りでとても百貨店のようには見えないが、中はありとあらゆるものが取りそろえてあった。ここではおみやげのチョコレートなどを買った。 このハロッズの脇道に、有名ブランドの店が並んでいるのだが、はじめから行く気はなかった。買える商品がない。 |
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自然史博物館 五日目(2005年5月4日) | ||||||||||||||||||||||||||
ロンドンは立派な博物館の多いところである。 この自然史博物館もすばらしい。私はどちらかといえば大英博物館より、こちらの方が興味深く見ることができた。 入っていきなりディプロドクスの巨大な化石が出迎える。まずこれに驚いた。 こういう巨大な生物がある時期地球を闊歩していたことにも驚く。 また建物がクラシックな造りなため、その重厚さがなお増して、見るものを楽しませてくれる。ここ自然史博物館は、ヴィクトリア&アルバート博物館のすぐ隣にあり、外観だけを見ると、大聖堂のような雰囲気でとてもこうした恐竜化石などを展示しているとは思えない。しかし中にはいると、見るものを楽しませるために、順路やディスプレイに工夫を凝らしている。館内は大勢の人でにぎわっていたが、意外と余裕を持って見ることができた。 特に、今まで見たこともないような化石を見るのは楽しかった。よくぞこれほど集めたものだと感心させられた。 展示は、恐竜だけではなくこうした生態系の中でのヒトのことも展示しており、ヒトの誕生から死へのプロセスなども展示している。こうしてきちんと伝えることが、子供たちにとってもいいことではなかろうか。 ダーウィンセンターも見逃せない施設で、膨大な標本が展示されている。何百万もの保存標本が納められており、来館者は作業中の博物館スタッフのすぐそばで進行中の作業を見学する事ができる。講義や実演が毎日行われているという。 入り口が別で中でつながっている、地球ギャラリーもあり、地球の光景や今日・明日など地球に関する様々を見ることができる。大英博物館同様、ここも一回だけではとうてい見終わることができない。 |
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ロンドン街角・雑感 | ||||||||||||||||||||||||||
イギリスでの時間はあっという間に過ぎ帰途に着くことになった。 同じ島国であるイギリスの風土を垣間見たが、特に地方の美しさに感動した。日本との差は大きくはここにある。 ロンドンは歴史ある古い建物は素晴らしく感服したが都市としては日本と大差ない。 街角も歩いている人種が違うだけである。 なぜイギリスの地方がいいのか、私なりの判断だが、日本の地方は都市と同じような環境を求めている感じがする。イギリスは頑なに環境の変化を拒み美しさを維持している感じがするのである。 コッツオルズには行けなかったがここなどはその一番いい例である。 ロンドンに来て見損なったと思うのは、マダムタッソーの蝋人形の館とキングスクロス駅である。いずれも近くまで行ったが行けなかった。ガイドブックなどではマダムタッソー蝋人形館はいつも列ができているというから、いっても入れなかったかもしれない。後は、大英博物館をはじめ行きたかったところをほとんど行けた。これはやはり決められたコースを行く団体旅行との差かなと思う。 イギリスでは自転車は歩道を走れないから、自動車道を走る。 日本と同じようなママチャリでは危険である。したがってほとんどの自転車は変速機が着いている。 かなりのスピードで車の間をすいすいと走り抜けていく。これは一速の自転車では不可能である。 歩行者は、信号無視が多い。最近は日本人も待たない人が多くなったが、イギリスでは車がいないとどんどんわたっていく。 このしたの白バイは、道を横断していた人を車がはねて、救急車が来るのを待っているのである。 すこし遠かったので見えにくかったが、はねられた人は動かなかった。 こうして初めてのイギリスは楽しく終わった。息子が車を持っていたのであちこち行けてよかった。 いろいろカルチャーショックもあり、日本との違いも感じた。それらはこれからも折に触れ書いていきたい。 |
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カメラ:ニコンD70、F80、オリンパスμワイド、サンヨーザクティ レンズ:タムロン17-35mm、ニッコール24-50mm、シグマ100-300、 シグママクロ50mm |
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