「おなか健康!不老の秘訣!?」 とし坊 の読んで得する健康情報 |
分野別一覧に戻る |
2003/12/30クマにとってファストフードは肥満の元
「動物学雑誌」(Journal of Zoology)最新号によれば、カリフォルニア州とネバダ州にまたがる広大な湖「タホー湖」付近に生息する熊は、観光客が残したファストフードのゴミをあさることで、生活習慣病による太り過ぎとなり、冬眠の期間が短くなり、動きも悪くなり、自動車にひかれるクマが非常に増えているという。
2003/12/22ソバが血糖値を下げる
カナダのマニトバ大学人間栄養科学部の助教授カーラ・テイラー博士が、12月3日発行の雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agricultural amd Food Chemistry)に発表した研究に依れば、ソバ粉に、血糖値を下げる働きがあることがわかり、糖尿病患者の食事に加えたり、サプリメント(栄養補助食品)として利用できそうだという。≪参考≫
▼秋の味覚特集 - 旬の食材知識「新蕎麦(そば)」
2003/12/13テレビを見る子は野菜を食べない−−米調査
米国小児科学会の学術誌であるPediatrics誌12月号に掲載された調査結果によれば、米国の小学6年生約550人を対象にした調査で、テレビを見る時間が長い子どもほど野菜や果物の摂取率が低いという。さらに、1年半後の再調査では、テレビを見る時間が増えた子供ほど野菜や果物の摂取率が減っていたという。
食生活の偏りも、平たく言えば“子育ての手抜き”として、テレビを漫然と見せておく姿勢が反映されているということをも考慮した結果において、何故テレビを長時間見る子供ほど野菜や果物を食べないのかは不明だが、CMの影響が大きいと考えられるという。つまりジャンクフードのコマーシャルが子どもから、食品を購入する親に影響し、摂食行動を左右していると考えられるからだ。
2003/12/07肥満者は怠け者−−医師にも目立つ偏見
エール大学の心理学者が雑誌「肥満研究」(Obesity Research)最近号によれば、肥満者は怠け者−−こういう偏見が肥満者を治療する立場にある臨床医にもあることがわかった。
2003/11/16【AHA2003速報】伝統的地中海食を好む女性は虚血性心疾患リスクが4割減
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/276582
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/11/14Napoli Federico II大学の Salvatore Panico氏が報告した所によると、30歳から69歳までのイタリア人女性3万2578人を対象とした前向きコホート研究から、たっぷりの豆や野菜、魚、そしてワインといった伝統的な地中海食を好む女性では、好まない人に比べて虚血性心疾患(IHD)の発症率が約46%と大幅に低いという調査結果が判明した。この研究は、欧州10カ国が共同参画している前向き調査研究フレームワーク「EPICスタディ(European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition)」の一部で、イタリア内の5カ所のEPICセンターの共同研究プロジェクト「EPIC ITALY Collaboration」として実施されたもの。
イタリアでも日本と同様、食生活には大きな地域差がある。南部の住民は魚、野菜と果物、パスタなど伝統的地中海食を好み、イタリア中部では肉、ワイン、オリーブオイルと脂肪の多いドレッシングをよく摂取する、北部はいわゆる「コンチネンタル」のバターと乳製品たっぷりの食生活を好む傾向があるという。
【AHA2003速報】急性心筋梗塞患者の予後が抗酸化ビタミン療法で改善
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/275857
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/11/11ポーランドの多施設共同研究による急性心筋梗塞(AMI)患者800人を対象に行われた研究より、Grochowski病院循環器部門のTomasz Jaxa-Chamiec氏らが11月9日発表したところによれば、心筋梗塞(AMI)で入院、血栓溶解療法などで救命された患者の短期予後が、抗酸化ビタミンの投与で改善し得ることがわかった。研究研究グループは患者を無作為に2群に分け、一方にビタミンCとビタミンEを用いる積極的な抗酸化ビタミン療法を実施。30日間追跡して予後を比較した。抗酸化ビタミン群(402人)には、再灌流療法後にビタミンC1000mgを12時間かけて点滴した後、ビタミンC(1日量:1200mg)とビタミンE(1日量:600mg)を30日間経口投与。
AMI年齢や性別、糖尿病の有無など予後に影響を与え得る因子で補正後も、30日後の心イベント発生率(心疾患死+MIの再発)はビタミン療法群で18%有意に低かったという。
2003/11/08蒸留酒の多飲で大腸癌リスクが上昇
ボルチモアで開催された米国消化器病学会で発表された、ストーニーブルック大学(ニューヨーク)の研究によれば、蒸留酒の週間摂取量が9杯を上回る人の大腸癌リスクが約3倍高いこと、ワインに予防効果があるという。この研究は、アルコールを摂取する人に対して大腸癌スクリーニングの勧告方法を変更する必要があるかどうかを調査したもの。
ウォッカやウイスキーなどの蒸留酒を週に9杯以上飲む人は、大腸鏡検査中に癌または疑わしい病変が見つかる可能性が、全く飲まない人に比べて3.3倍高く、ビールを多量に飲む人に約2倍のリスクがあること、ワインによってリスクが減少することも明らかになり、アルコール摂取を含めた「ライフスタイル」が大腸癌リスクに影響するという重要な点が再確認された。年間の総医療費 上位に生活習慣病
増え続ける医療費が国庫と家計を圧迫する中、東京大学大学院薬学系研究科の津谷喜一郎客員教授(医薬経済学)らの研究チームは、119種類の病気について1日当たりの医療費と年間の医療機関の利用日数を推計、病気ごとの年間医療費を算出し、順位付けを行った。高血圧性疾患と脳梗塞が夫々1兆円を突破するなど、生活習慣病が上位を占めた。
2003/10/12欧米や日本の牛乳を飲むと動脈硬化になりやすい?
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/270147
日経ヘルス・サプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/07牛乳派を良く飲む人にとっては、ちょっとショックな研究結果が10月2日のポスターセッション「Nutrition」で報告された。オーストラリアのQueensland大学バイオメディカル科学校のKristy A.Tailford氏らの研究グループの研究によれば、日本や欧米で飲まれるホルスタイン種の乳牛の牛乳に多く含まれるタンパク質「βカゼインA1」は、動脈硬化を引き起こす性質が強いというもの。ウサギにおける実験結果から、βカゼインA1はβカゼインA2に比べて、血清コレステロール濃度や、HDLに対するLDLの比率を増加させる働きがあり、また、動脈硬化の前段階である脂肪線条の面積や厚みをより強く増大させる働きがあることが明らかになった。
βカゼインA1とA2の割合は、乳牛の種類によって異なる。欧米や日本で最も多く飼育されているホルスタイン種では63%、アイルシャー(エイシャー)種では67%をA1が占める。アフリカなどで飼育されているボスインディカス種(熱帯種)では、A1は1%未満で、98〜100%がA2だという。熱帯種の牛乳や肉をタンパク源としているマサイ族などでは、虚血性心疾患が極めて少ないという。
2003/10/05週1時間速歩きで血圧下がります
国立健康・栄養研究所の高田和子主任研究員らは、高血圧の男女207人を5グループに分け、毎週の運動時間をそれぞれ「0」から「2時間以上」に決めて、8週間続けさせた結果、最高血圧の降下は、1〜1.5時間/週 運動を行ったグループで顕著に現れ、それ以上運動量を増やしても、大きな変化はなかった。運動の回数が週1回でも、5回以上の細切れでも、効果は同じだったという。この結果より「1週間に合計1時間以上速歩きすれば、血圧が下がる」ことが分かった。運動の回数より総量が重要。速歩きなど、心拍数が毎分110〜120回になる程度の軽い運動が有効。ビールに「乳がん抑制効果」あり 人間は1日1本程度−−キリンなどがラットで実験
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/26/018.html
毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/25名古屋市で開催中の日本癌学会おいてキリンビールと国立がんセンター、岡山大学の研究グループが25日発表したところによると、ビール成分に乳がんの発生を抑える働きがあることが、ラットを使った実験でわかった。ビール原料のホップに含まれる苦味成分のイソフムロン類が関与しているとみられる。アルコールは、乳がんの危険因子との報告もありので「適量の飲酒が肝心」という。ナッツに心臓を守る効果
地中海食の要素の一つである、ナッツの持つ油脂の効果が、最近解明されつつある。米国では、「クルミは血中のコレステロールを下げる」「ナッツ類を週に5回食べる人は、ほとんど食べない人に比べて心臓病になり難い」などの調査結果が報告されている。ナッツ類に多く含まれるαリノレン酸という脂肪酸の働きによるものと推測されている。魚の油脂と同じn-3系という型に属し、血小板が集まって血管を詰まらせるのを妨げる作用があるとされる。
ナッツ類を含む「種実(しゅじつ)類」の摂取量は、日本人で1日当り 平均2g。7Kcal/1g 前後と高カロリーなので、地中海食のように細かく砕いてパスタやサラダに加えるなど、日常の食事の中で味わった方が良い。
αリノレン酸には、別の効果もある。体内に入ると、魚に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)に変わる。EPA、DHAは共に、心臓病を防ぐ効果が知られているが、取り過ぎは、有害な過酸化脂質ができやすくなったり、出血時に血が止まり難くくなったりする危険があるので、「合計で1日4gまで」として「サプリメント」で補給する場合は注意が必要。コーヒーに胆石予防効果か 産業医大グループ発表
産業医科大の産業生態科学研究所グループ(責任者・吉村健清教授)らによれば、動物実験で指摘されていたコーヒーを飲むと胆石症になり難いという効果について、福岡県内の男女約7600人(30〜79歳)を対象にした87〜93年の間の追跡調査による疫学調査より明らかにした。特に男性でこの傾向が顕著だという。
2003/09/14食事制限+運動のダイエット効果はやはり確実、7〜10%の減量を実現
食事制限と運動の継続が基本となる方法で、肥満で運動不足の20代から40代の女性201人を対象として、運動と1日1500kcal以下の食事制限を行った結果、半年後に6〜12%の体重ダウン、1年後でも5〜14%とほぼ減量を維持でき、循環器系にもよいというダイエット法が米国における研究で効果を裏付けられた。研究結果はJournal of American Medical Association(JAMA)誌2003年9月10日号に掲載された。期間中1〜2週間に1度のミーティングと電話連絡が行われのが本研究の成果のカギと思わているという。みそ汁3杯で乳がん抑制 閉経後の発生率4割減
厚生労働省の研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター研究所がん予防研究部長)は、岩手、秋田、長野、沖縄の4県14市町村に住む40〜59歳の女性2万1852人を対象に、みそ汁や豆腐、納豆など大豆製品の摂取量と乳がん発生率の関係を90年から追跡し疫学的に調べた結果を発表した内容は、みそ汁をに3杯/日以上飲むと、閉経後の乳がんに罹る率が下がるという。
2003/09/07米国人はなぜ太るのか、フランスとの比較でわかる
グルメと言われるフランス人は、脂肪分も結構多く食べるのに、肥満率はわずか7%に過ぎない。一方、米国人の30%が肥満といわれている。栄養学者の研究チームが、その原因をさぐるために、米仏両国で調査したところ、外食などの一人分の量に相当の差があることが判った。
店頭で販売されている食品の単位では、仏国は米国より、平均して25%少なく、レストランについては、米国の方が量が多く、キャンディバーは52%、ホットドッグは63%、ヨーグルトは87%、米国の方が量が多かった。
2003/08/101日1食のトマト料理が心疾患を防ぐ
米国医学誌「American Society for Nutritional Sciences」7月号に掲載されたハーバード大学の新しい研究報告によれば、1日1回、ピザやトマトソースなどのトマト料理を食べることにより、心疾患のリスクが30%近く軽減するという。
2003/07/28長寿を支えるパワー食 ゴーヤー
http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20030625A/index.htm
All About Japan >> 健康・医療 >> 食と健康 >> ガイド記事一覧 2003/07/18▼沖縄の長寿を支えるパワーフード
生活習慣病への効果
▼夏ばてに効くゴーヤーのパワーと活用法
沖縄では昔から、ゴーヤーの苦みには血をキレイにして、血圧を安定させる効果があると伝えれられており、漢方、アーユルヴェーダなどは、古くからその効能を認めていた。独特の苦味は、果皮に含まれる「モモルデシン」「チャランチン」という成分に血糖値やコレステロールを低下させる効果がある。
また、ゴーヤーには植物インスリン(P−insulin)が豊富に含まれており、血糖値を安定させる優れた効果もある。
これらのことより、海外での臨床試験の結果によれば、ゴーヤーが糖尿病に有効であることが報告されている。
尚、コレステロールや中性脂肪などの血中脂肪の低下には、特に水溶性の繊維を一緒に摂ると効果的だが、ゴーヤーには水溶性繊維が豊富に含まれている。ゴーヤーの果実や種子に含まれている「蛋白MAP30」は、ナチュラルキラー細胞を活性化させるので、ガン細胞の増殖を抑えるといわれている。また、ガンの進展を防ぐ「モモルカロシド」という物質をも含んでいるというから、成人病予防食としては、うってつけということか。
夏ばてに効くゴーヤーのパワーは?
ゴーヤー1本あたり、レモン3個分、キャベツの約4倍分のに相当するビタミンCを含む。しかも、ゴーヤーに含まれるビタミンCは、加熱しても壊れ難い特徴があるという。
ビタミンCのような抗酸化物質を含む植物性食品は、動物性食品と一緒に組み合わせると、さらに抗酸化力がアップする性質があるので、肉と一緒に炒める料理ゴーヤーチャンプルーは、元気の源としてふさわしい。
更に、ゴーヤーには、β-カロチンやビタミンB1、またカリウム、リン、鉄分などミネラル類も豊富なので、夏バテ防止に大いに役立つ。ゴーヤーの活用法
では、健康に良い素材のゴーヤーの苦味を緩和する方法とか料理法は? 次の関連サイトでチェックしてみよう。≪関連リンク≫
日本が世界に誇る長寿食品・ ガン、生活習慣病予防に昆布
http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20030507A/index.htm
All About Japan >> 健康・医療 >> 食と健康 >> ガイド記事一覧 2003/05/14▼昆布は、長寿食
今から約2000年前の秦の始皇帝が徐福に命じ蓬莱島へ求めたという不老長寿の薬は、諸説有る中で実は昆布だったという説も。 内陸部の食べ物では得られないヨードなどの栄養が海藻には含まれているからかでは。
▼循環器系疾患の予防・改善に
日本における長寿で名高い地方では、昆布を初めとする海藻をよく食べている。
さまざまな実験や研究によって、穀類を主食に海藻や魚食、野菜をおかずとする日本型食事が理想的であるとされつつあります。
昆布に豊富に含まれている食物繊維・マグネシウム・銅に注目。
▼ガン治療にも革新
食物繊維のアルギン酸:塩分の取り込みを抑え、それにより高血圧や動脈硬化に予防効果を発揮し、脳卒中や心臓病を抑える。
ラミニンというアミノ酸:一時的に血圧を下げる働きをする。
マグネシウム:塩分を排出する働きを良くして、高血圧を防止する。充分に取ると心筋梗塞や脳卒中を抑える。マグネシウムはストレスが多いと減り易いのでストレスが多い方は、意識的に昆布を食べよう。
銅:動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールが酸化するのを防ぎ、動脈硬化を防止する酵素を作る。 銅は最低でも2〜3mg/日を摂取する必要がある。
昆布に含まれる食物繊維の1種である「U−フコイダン」にガン細胞が自滅するように誘導する働きがあることが確認されています。
▼現代人におおすめの昆布の働き
イライラ防止に:
昆布は、カルシウムを多く含み、牛乳の約7倍! カルシウムには精神を安定させる働きがある。
花粉症に:昆布には抗アレルギー成分が豊富に含まれている。この昆布の抗アレルギー成分は、水には溶けないのでダシとして使うのではなく、食べることがポイント。
魚類はアルツハイマー病発症リスクを低下させる−−米研究
週に魚類を少なくとも1回食べる人は、食べない人に比べアルツハイマー病発症リスクが60%減少するとの前向きコホート研究が、Archives of Neurology誌7月号に掲載された。 興味深いのは、魚に含まれる不飽和脂肪酸のうちドコサヘキサエン酸(DHA)は効果有るが、エイコサペンタエン酸(EPA)には効果が認められなかったという。
2003/07/05低たんぱく米の生産本格化
腎臓病の患者などの、たんぱく質の摂取制限がある人向けに開発された「低たんぱく米」の生産が、今年から本格化している。味や食感が普通の米と変わらず、患者の食生活改善に役立つと期待されている。「地中海食」は長寿の元、ギリシャのコホート追跡研究が示唆
野菜や果物、魚を沢山食べ、肉や乳製品は少なめ。オリーブオイルをたっぷり使い、そして食事と共にワイン。そんな地中海地方の伝統的な食習慣を守っている人は、長生きする傾向があることが、ギリシャの前向き研究から明らかになった。欧米では「地中海食」が健康に良いとして人気メニューの一つとなっているが、大規模な前向き研究で死亡率の違いが確かめられたのは初めて。研究結果は、New England Journal of Medicine(NEJM)誌6月26日号に掲載された。▼論文:「Adherence to a Mediterranean Diet and Survival in a Greek Population」
みそ汁に乳癌の予防効果か、日本のコホート追跡研究が示唆
みそ汁を3杯/日以上飲む女性は、ほとんど飲まない人よりも、乳癌になる確率が4割少ないということが、日本人の中高年女性約2万人の追跡研究から明らかになった。みそ汁などの大豆食品に含まれる「イソフラボン」という成分に、乳癌を予防する効果があるためとみられている。研究結果は、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)誌6月18日号に掲載された。▼論文:「「Soy, Isoflavones, and Breast Cancer Risk in Japan」」
▼厚生労働省の多目的コホート研究「JPHC」の研究概要パンフレット(PDF)
2003/06/29飲み過ぎはC型肝炎のもと 米研究チームが確認
米国立保健研究所(NIH)は、お酒の飲み過ぎのせいでC型肝炎を発病したり、病状が悪化したりするメカニズムを、実験で確かめたと発表した。 C型肝炎ウイルスは、血液や体液で感染し、慢性化して肝硬変、肝がんへ進む。NIHによると、患者の中に酒豪が少なくないことが、経験的に知られており、アルコールがC型肝炎の進行を促し、発病後には治療を難しくするという。適量のワインが女性の2型糖尿病を予防
米国の医学雑誌「Archives of Internal Medicine」6月9日号掲載の女性を対象とした米ハーバード大学の研究で、適量のワインとビールに2型糖尿病の予防効果のある可能性が指摘された。
この研究は、米国で1989年に開始された25歳から42歳までの健康な女性10万1690人を対象とし、10年後のデータと比較したもので、アルコールに関しては摂取量だけでなく、ビール、ワイン、蒸留酒など種類も区別したもの。
2型糖尿病の発症リスクは、アルコールを全く飲まない人に比べ、1日1杯〜2杯のワインの場合は40%、同量のビールでは30%低下していた。同量の蒸留酒では20%の低下に留まっていた。コーヒーを飲むと糖尿病が良くなるの?
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/253822
MedWave・コラム / 医師も戸惑う健康情報 2003/06/25コーヒーを飲んだ人で糖尿病発症の相対危険度は0.5という研究報告があるる。その他コーヒーに関する研究は調べてみると結構あり、確かにコーヒーを飲むことは健康に良いように思えるが、コーヒーを飲むと心筋梗塞が1.42倍、脳梗塞が2.1倍、関節リウマチが2.2〜2.58倍に増えるのだ。どうもコーヒーを飲むことは良いことばかりではなさそうだ。たまたまある研究で特定の食品の疾病予防効果が明らかとなれば、その食品はもてはやされ、逆に特定の食品によりある病気の発症率が上昇すると、その食品は悪者になる帰来があるが、研究結果は物事のある一面を見ているにすぎない。限られた情報から食品のベネフィットとリスクを判定することに意味は無く、食事のベネフィットとリスクはあくまでも食事全体として考えねばならない。
2003/06/012型糖尿病男性の「歩く速さ」と総死亡率に相関
米国の男性医療従事者が参加したコホート研究から、2型糖尿病の男性では、速足で歩く人の方が、ゆっくり歩く人よりも死亡率が低いというデータが得られた。このデータは、2型糖尿病の男性2800人を14年間追跡した結果で、歩くペースが速い人は、1日に歩く時間とは無関係に、冠動脈疾患の発症率だけでなく総死亡率も低かったという。研究結果は、Circulation誌5月20日号に掲載された。
2003/05/18糖尿病は「食後血糖値」で早期発見
健診での血糖値が正常範囲だからと言って、安心するにはちょっと早い。糖尿病のサインは、空腹時血糖ではなく、まず食後血糖に現れることが、最近注目されている。軽症糖尿病治療の“質的変化”、百の説法より一粒の薬
たとえ軽度でも、“高血糖”は動脈硬化を引き起こす重要な危険因子であることが判ってきたことにより、軽症糖尿病に薬は不要という、これまで常識化していた考え方を改める時がやってきたという。たとえ軽度でも、“高血糖”は動脈硬化を引き起こす重要な危険因子であるからだ。心筋梗塞や脳梗塞の予防には、糖尿病発症早期からの食後高血糖の改善が必要だという。≪参考≫
▼ライフサイエンス出版>治療学 >Web座談会>軽症糖尿病の治療目標
http://www.lifescience.co.jp/cr/zadankai/0101/0101.htm
2003/04/141日2時間以上テレビを見る女性、糖尿病になるリスクが14%も高く
5万人を超える女性を6年間追跡した米国の研究から、1日に2時間以上もテレビを見る習慣がある女性は、肥満になる相対リスクが23%、糖尿病になるリスクが14%も高いという事実が明らかになった。テレビをよく見る人は太り易いという経験則が裏付けられた。
2003/04/13朝食を抜いてはいけないもう一つのワケ
理想的な朝食でなくても、朝食を抜くよりも何かを食べた方が健康に良いという研究が米国心臓協会(AHA)「冠動脈疾患の疫学と予防に関する会議」で報告された。朝食の内容に関する詳細な情報は明らかではないが、身体活動、喫煙、年齢、性差などを考慮しても、朝食を摂ることでインスリン抵抗性や肥満になる率が55%も低いなどの予防効果が得られることが明らかになった。
2003/04/06肉食減らせば長生きできる−−ドイツで研究
独の「ガン研究センター」(DKFZ)は、このほど肉類を食べない人は、一般的な食生活をしている人と比べて、死亡率が低いと報告した。
2003/03/16驚くほどコレステロール値が下がる菜食メニュー登場
1ヶ月食べ続けると、コレステロール値が35%も下がったという 「ポートフォリオ食」(Portfolio diet)と呼ばれる食事メニューが、このほど米フロリダ州で開かれた米心臓学会(American Heart Association)の会合で発表された。
2003/03/10「配偶者が糖尿病」も糖尿病の危険因子に
2型糖尿病の配偶者を持つ人では、年齢や体格指数(BMI)で補正後も、配偶者が2型糖尿病ではない人より糖尿病のリスクが2倍以上になることがわかった。こと糖尿病に関しては、血縁者では無い配偶者も「家族歴」の対象として扱った方が良さそうだとのこと。
2003/02/01子ども肥満は3歳時の生活習慣
子どもの肥満は、3歳時の生活習慣の乱れが原因――そんな研究結果を、富山医科薬科大などの研究チームがまとめた。子どもたち約1万人を7年間追跡調査して分かった。
2003/01/19毎日一杯やる人には心臓発作が断然少ない
アルコール飲料の種類を問わず、毎日適量飲んでいる人は、心臓発作を起こすリスクが小さいことが大規模調査でわかった。ハーバード大学公衆衛生学部(ボストン)のエリック・リム助教授らの報告。しかも、アルコールの効用は、年齢、喫煙、運動、食事、心臓病の家系などの要因とは独立した要素だったという。スモーカーは魚介類を! タウリンが血管を若返らせる
たばこを吸うと血管の動脈硬化が進むことが知られているが、魚介類などに豊富に含まれるアミノ酸、タウリンを摂取すると、硬くなった血管が元に戻ることがわかった。必要なタウリン量は1日1500mgで、魚介類ならほぼ一食分に相当するという。研究結果はCirculation誌1月28日号に掲載予定。▼論文のタイトル:
「Taurine and Vitamin C Modify Monocyte and Endothelial Dysfunction in Young Smokers」中年太りで寿命が3年縮む
30歳代半ばから40歳代半ばで、BMIが25以上30未満の太り気味になった人は、男女ともに普通の体重の人に比べて、寿命が3年短くなる。▼ BMI=(体重Kg)÷(身長m)^2
バックナンバー No.5(2002.12〜2002.01)
バックナンバー No.4(2001.12〜2001.01)
バックナンバー No.3(2000.12〜2000.01)
バックナンバー No.2(1999.12〜1999.01)
バックナンバー No.1(1998.12〜1998.01)
分野別一覧に戻る |
|News|食品情報|熟年関連|文献|書籍|Infomation|What's New|
|検索|HP開設の訳|Profile|地域情報|My-Link|
|おなか健康!不老の秘訣!?(Home)|