「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報
No.3 【医食同源・食に関する情報】Back No.3


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2000.12.11
   ------Health Media 
≪Health Mediaコメント≫
『2000年9月6日、「第47回日本栄養改善学会学術総会」が開催され、この中で、国立がんセンターの杉村隆名誉総長が「がん」発生までのメカニズムを解説。また「がんの発生、予防には栄養が深く関係している」とし、日頃からの栄養素の摂り方、日常生活における心得などわかりやすく説いた。 』

 副題が「3大原因はタバコ(喫煙)と食事と感染」となっていることからも、喫煙が如何に悪いのかが、新しい事実と共に再認識出来る記事となっています。
 認識を変えなければならない新しい事実としては、生活習慣病の深く関っている活性酸素を抑えてくれる筈の、抗酸化ビタミンといわれるA、C、Eと総合ビタミン剤を組合わせて摂取すると心疾患、卒中による死亡率は減少するが、喫煙者(男性)については、がんによる死亡率が高まるということは、興味深い内容です。

▼遺伝子損傷からがんは始まる
 人の体を構成している細胞の遺伝子変化(=遺伝子損傷)が、人が生きていく営みの中で起こっている。ここからがんが始まっているのだが、遺伝子を傷付ける物質として、突然変異原物質(発がん物質)、活性酸素、酸化窒素等があり、これは食品、栄養と大いに関係がある。 日頃の食生活の中で、発がんから逃れられない。食品添加物、農薬に浸かった食品は、体内で過剰な活性酸素を発生させ、遺伝子を損傷させる。
▼日本の伝統食はがんの発症リスクを低下させる
 遺伝子損傷のリスクファクター(危険因子)を分析し、国立がんセンターでは「がん予防の12カ条」を掲げている。方法としては、
  1. 遺伝子を損傷すると考えられるリスクファクターを生活の中から排除する、
  2. 遺伝子損傷をくいとめる栄養素の補給---といったところだ。
▼魚油や緑茶、心疾患からがんまで幅広い効用
 疾病へのさまざまな有効性が明らかになりつつある日本の伝統食だが、一つだけに極端に偏らないで、「ほどほどに摂ることが大切」と杉村氏はいう。
▼大豆イソフラボン、1年間で246%の売り上げアップ
▼大豆イソフラボン、妊娠中の摂取で「胎児の脳機能の低下」指摘も
 一方で、こうした「大豆」人気に警鐘を鳴らすような指摘も出始めている。中年過ぎから豆腐を多く摂取する習慣のある人は、老齢による急激な脳機能の低下がみられたといわれ、又大豆に含まれるイソフラボンを妊婦が摂取した場合、胎児の脳の発育や生殖機能に障害が起こることも考えられるという。
▼大豆イソフラボン、1日50mgの摂取であれば安全と判断
▼栄養素は組み合わせで効力を発揮する
 日頃の健康管理において、「栄養素の摂り方は偏ることなく、ほどほどがベスト」という。栄養成分の摂り方については、単一成分を大量摂取するよりも、組み合せて摂ることのほうが効を奏することがさまざまな研究で報告されている。
▼喫煙者がビタミンCを摂取すると老化を促進させる可能性
 がんの発症原因について、「ごく大雑把にとらえると、3分の1が喫煙」とし、タバコの弊害を挙げられているが、最近の研究報告では、喫煙とビタミンとの相互作用が問題視されている。
▼「喫煙+抗酸化ビタミン」でがん死亡率アップ?
 抗酸化ビタミンといわれるA、C、Eと総合ビタミン剤を組合わせて摂取すると心疾患、卒中による死亡率は減少するが、喫煙者(男性)の場合、がんによる死亡率が高まるという。

≪関連情報---私の健康感≫
 国立がんセンターのこの「がん予防の12カ条」は、具体的ではないと’99/10/12号にて【食生活の影響を指摘する国際がん予防15カ条について】の記事にてお伝え致したことが有りますが、それらの情報を「食べて!ガン予防」として纏め直しました。


2000.10.26

 健康産業新聞メディカルニュートリションに、私が最も気にしている「食」の機能性に関する情報が掲載されております。
 連載の形で「治療・予防食を巡る国研動向を探る」と銘打っており、お薦めの情報です。 

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