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花組芝居公演 天守物語 をどり クレオパトラ お座敷遊び ジャンヌ・ダルク 天守2000

*泉鏡花の天守物語:2000年再演*

 基本的に前回の演出を踏襲するため、何曲か差し替えや追加があるものの、曲はほぼ前回のものを使用することになりました。しかしながら、全般的に豊かな音に仕上げて欲しいとのリクエストをもらったので、また、演技の切り口もかなり変更されているのを稽古を見ながら感じたのでそれに合わせて、ストリングスを中心にほぼ全曲アレンジを加えました。
 

*** サウンドファイル ***
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討手の武士2000  初演のヘビメタな曲を差し替えたいとの要望から、今回はアフリカンなドラムをベースにした部族的な雰囲気にしてみました。6/8拍子だったので武士たちは踊るのに苦労していたようです。
かねてから一度試してみようと思っていた口琴を入手して、曲のブレイク部分に入れてみたのですが、思ったよりも演奏するのが難しかった・・・
図書之助の危機  この曲は前回のアレンジが個人的に不満だったので、ドラムパターンとギターソロの一部を残してそっくり作り変えてしまいました。腰元頭のせりふで図書之助が追い詰められて天守へ戻ってくる様を描写するシーン・図書之助と富姫の再開・獅子に隠れるまでを1つの曲でつないで行くので、曲調を途中で何度か転換しています。映画音楽にありがちなアレンジかも。
お召し替え  前回の曲の音を全て残した上に、新たにモチーフとして”とおりゃんせ”を加え、コード進行を変更してみました。女の童の歌う”とおりゃんせ”は物語を暗示的に象徴する歌として、原作にも脚本にも何度か登場しており、もう少し印象に残るようにこの曲にも取り入れてみました。  
恋の芽生え  初演のときとアレンジは変わっていません。しかし、ギターの歪み具合がとげとげしかったので少し柔らかめの、もろストラトな音色にして、稽古で見た図書之助と富姫の絡みのシーンを思い浮かべながら泣きのギターを入れなおしました。それから、サンプラーで入れていたサックスの音色がいまいちだったので、花組芝居の役者:植本潤ちゃんに吹いてもらいました。
 芝居中では前半部分しか使っていないのですが、後半のサックスとギターが絡むところが気に入っているので、今回は大サービス・フルバージョンで。
Copyright: 1999-2000 by Akira Sakamoto, Hanagumi-shibai & Grass Fruits All Rights reserved.


###おまけ:ボツ歌の供養碑###


 芝居のなかで歌が何曲も出てきますが、今回作りなおした曲がありました。しかし、諸般の事情で以下の曲は日の目を見ませんでした。
ここにその冥福を祈って公開いたします。合掌

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侍女達の歌  初演の時は、60年代モータウン風な侍女の歌でしたが、アンケートに”曲調の古さが気になりました”とのご指摘をいただいていたので、Jポップなら新しいのね?と、それ風なアレンジに一新したのでした。が・・・
朱の盤坊の歌  基本的には前回と同様のアレンジながら、テンポを少しアップし、ラップの入り方も多少変更してより軽快に仕上げたのでした。が・・・
手毬歌  上2曲とのからみから、初演時の素朴なアレンジからロックっぽいものに変更してみたのでした。が・・・
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