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1997年に山口で初めて青少年愛護協議会(青愛協)主催フリーマーケットのイベントが開催された。
・その後、規模拡大に伴い青愛協主催ではボランティア確保が困難になった。
・そこでボランティアセンターを持つ社会福祉協議会(社協)主催2001年の第4回フリーマーケットからは「さくらまつり」に衣替えをして開催されることになった。

 
主催 西宮市社会福祉協議会山口支部、山口分区、北六甲台分区
■日時
 毎年4月第1土曜(当日雨の場合翌日の日曜日)11:30〜15:00
場所 有馬川緑道の平成橋から松栄橋までのエリア 
2010年 さくらまつり
山口ホールの映画上映
・山口センターホールで映画会が開催された。
・12時前、ホール前のホワイエではフリマが併設され、衣料品が販売されている。
・ホールでは子供向けアニメ映画が上映中。子どもたちが夢中で見入っていた。
・1時からは「ブラジル映画&音楽集い」で好評だった映画「ガイジン2」も上映される。  
 
昭和レトロ会場
・有馬川緑道の平成橋東詰から松栄橋までがさくらまつり会場である。
・スタートエリアは中学生たちが運営する「昭和レトロ会場」だ。
・昔遊び、竹細工、おもちゃ作り、たこせん・イカ焼き・駄菓子販売などが軒を並べる。 
 
屋台エリア
・続く屋台エリアでは下山口子ども会のフランクフルト、山口中学PTAの綿菓子・ポップコーン・ホットドッグ・ヨーヨー釣りの店が並ぶ。
・その先には北六甲台社協のテントが続く。コーヒー・ジュースなどのふれあい喫茶、パスタ販売、「ともだちつくろう」のスーパーボールすくいという店揃えである。
・更に、本部席とフリーマーケットのエリアを挟んでその先にも山口社協の屋台エリアがある。フランクフルト、たこ焼き、おでん、飲み物が売られている。  
 
フリーマーケット
・二つの屋台エリアの間に、ボランティア団体や地域住民の出店するフリーマーケットのエリアがある。
・衣料品や玩具、日用雑貨などがブルーシートの上に所狭しと並べられている。 
 
地域や組織を超えた交流の場
・さくらまつりは、さくら並木の続く500m余りの遊歩道での、ゲームや飲食・物品販売を内容としたイベントのおまつりだ。
・会場を大勢の地域住民が行きかっている。家族連れ、仲良しグループの子どもたち、お年寄りのご夫婦やグループ、施設の障害者グループ、車椅子に押された施設のお年寄りグループなど様々な人たちが思い思いにそぞろ歩きを楽しんでいる。
・各団体やボランティア組織の関係者たちが相互に挨拶を交わし、立ち話に花が咲く。
・さくらまつりは、この町の地域や組織を超えた交流の場でもある。
山口中学の貢献と新旧住民共同のまつり 
・さくらまつりを支えているのは、社協など地域のボランティア組織と会場近くにある山口中学校の関係者である。
・とりわけ中学校はこのおまつりへの参加を地域貢献活動と位置づけて全面的な支援を行っている。
・昭和レトロ会場ほかのお店で大勢の生徒たちがスタッフとして準備や後片づけに奮闘する。
・PTAブースでは保護者たちが頑張っている。会場内の中学校所有の多数のテントの設置や片づけは先生たちの担当のようだ。
・このイベントでの中学校の支援の意味は大きい。山口では小学校は旧来の街の児童は山口小学校に、新興住宅街は北六甲台小学校に通学する。ところが中学生になると山口中学には、旧来の街と新興住宅街の双方の子弟が通学する。PTAの保護者たちも然りである。
・中学生たちは、山口という町のこのさくらまつりというイベントに自分の住む住宅エリアに関係なく共同して参加する。ところが旧来のおまつりはこうはいかない。公智神社の秋祭りのだんじりや丸山稲荷神社の子ども相撲には、氏子でない新興住宅街の子どもたちは参加できないからだ。
・旧来の伝統行事と違ってこのさくらまつりは、新旧住民の共同のイベントである。ボランティア組織である社協も旧来の街の山口分区と新興住宅街の北六甲台分区がそれぞれに参加する。
・さくらまつりの意義は何よりも新旧住民共同のまつりであり、絶好の交流の場でもあるという点にある。