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山口初のハイキング・イベント
■山口町自治会連合会と西宮市が主催する「西宮山口アルキナーレ2012」が開催された。「ハイキング」と「あるきなーれ市」を組み合せたイベントである。
■朝9時前、会場の山口センター東側の受付に着いた。ハイキングマップを受取り、始まったばかりのオープニングセレモニーに合流した。さくらやまなみバスの始発臨時便で到着した大勢の参加者がつめかけている。市の広報関係者やケーブルテレビの取材陣の姿もあった。
■ハイキングは山口の自然を満喫する7.5kmのメインコースと史跡巡りなどの五つのサブコースがマップで案内されている。9時にメインコースのハイキングがスタートし、取材を兼ねてこのコースに参加した。
有馬緑道〜丸山山頂〜平尻・・・  
■晩秋の肌寒さを感じる曇り空のハイキングだった。有馬川緑道を南に進み、バス停金仙寺口の所で左折し東に向かう。金仙寺湖手前で左折し湖畔の道を北に進む。金仙寺観音堂でトイレ休憩した後、お堂東側の山道を丸山山頂を目指して登る。山頂の丸山稲荷神社奥社で参拝したり記帳をしたりして小休憩をとる。
■北側の丸山浄水場横に抜ける道が下山道だ。国道176号線を横断し鎌倉峡バス停前を東に進む。七合橋を渡った先にアルキナーレ用に立てられた「酒迎えの地」の案内看板があった。江戸時代に伊勢参りを終えて帰郷した村人をこの地で出迎えて酒盛りをしたのでこの地名が残るという。ここで北に折れ鍋倉橋を渡り中国道のガードをくぐって西に向かう。
■しばらく行くと「高丸鉱山」の二つ目の案内看板があった。すぐ北側の山中にかって存在した鉱山のガイドだった。中国道北側の側道を更に進んだ所に「青石古墳」の三番目の案内看板があった。北側の神戸市北区に隣接する山中で発見された6世紀末と推定される円墳のガイドだった。
焼き芋サービス〜功地山麓〜大ケヤキ
■その先に思いがけないボランティア部隊が待っていた。知人でもある地元のNPO法人・自然塾の代表と塾生の子供たちだ。焼きたてのさつま芋と柿の実をテーブルに並べて無料提供していた。アツアツの焼き芋がことのほか美味しい。長い道中で小腹もすき始めた参加者にはこの上ないご馳走だった。
■中国道ガード下を左折する所には「功地山(お天上山)」の四番目の案内看板があった。正面に見える北六甲台の台地がかって公智神社も鎮座した由緒をもつ山だったことを伝えるものだ。
■北六甲台の外周路を通り、新天上橋から有馬川沿いを南に進む。新明治橋の手前には「山口町の天然記念木」の五番目の案内看板があった。目の前の「山口の大ケヤキ」と「中野の大カヤ」の案内だった。更に有馬川東を南に進んだ明治橋の南にも「ホタル」の六番目の案内看板があった。有馬川や船坂川に生息するホタルを紹介するものだ。
■新平成橋を渡った先の山口センターに辿り着いたのは11時過ぎだった。
地元自治会等のボランティアのサポート態勢
■2時間余りのハイキングを終えた参加者にしょうが湯が振る舞われた。すぐ横の屋台では焼そば、ぜんざい、豚汁、おにぎりが各100円で販売され、ほとんどの参加者が購入している。豚汁と2個入りおにぎりパックを手にセンター1階の山口ホールに入った。
■ホール内の壁際には竹細工体験・販売、農産物販売、やまなみバスグッズ販売、アンケート回収とガラガラ抽選などのコーナーが並んでいる。真ん中にはテーブルが並べられ、参加者の昼食休憩スペースになっている。ハイキングで知り合った今津から参加のご夫婦や地元のご婦人と一緒に懇談しながら食事をとった。
■地元の自治会関係者をはじめ多くのボランティアがこのイベントを準備しサポートしている。会場のあちこちで面識のある皆さんと挨拶を交わした。ある役員から聞くと、今回の参加者は500名を超えたという。地元参加者は100名余りで8割近くが遠方からの参加者だ。西宮南部だけでなく姫路など市外遠方からの申込みもあったようだ。地元挙げての初めての山口案内イベントは大盛況だった。