中国シェイクスピア受容史研究(最終更新 2022.03.20)
日本学術振興会科学研究費補助金・基盤研究(C)「中国シェイクスピア受容史の基礎的研究−民国期を中心に」(2011年〜2013年)獲得(2011.7.3現在ではまだ内定ですが)を機に、中国シェイクスピア受容史研究の専門ページを作りました。とりあえず、私のこれまでの中国シェイクスピア受容史に関する論文・研究ノート類をひとまとめにします。このページは、今後の私の同科研費研究成果を発表する場ともなります。
私の日本シェイクスピア受容史研究も含みます。
(2011.7.3、2020.4.30加筆 瀬戸宏)
●科研費研究成果報告書
ここ *情報学研究所科研費データーベースへのリンク
●単行本
●論文・研究ノート・評論・資料類
概説
(『シアターアーツ』11号 2002年1月 原載)
日本語論文
(『中国文学研究』第三十二期 早稲田大学中国文学会 2006.12、ヤフーボックスに収納)
(『演劇博物館グローバルCOE紀要
演劇映像学2008第一集』 早稲田大学演劇博物館グローバルCOEブログラム「演劇映像の国際的教育研究拠点 2009.3 )
*糸予 は一字
(『摂大人文科学』19号 摂南大学外国語学部 2012.2 *実際の刊行は2012.7、ヤフーボックスに収納)
国立劇専『ハムレット』上演をめぐって
(『未名』31号p37-p54 中文研究会 2013.3 *実際の刊行は2013.11)
*この論文には誤りがあり、単行本『中国のシェイクスピア』収録テキストで是正されている。
(『演劇学論集 日本演劇学会紀要』57p21-p37 2013年秋 *実際の刊行は2014.3、J-Stageへのリンク)
*摂南大学図書館リポジトリへのリンク
(『摂大人文科学』24号p31-p44
2017年1月)*査読有り、摂南大学図書館リポジトリへのリンク
中国の『オセロ』受容、付・中国での『オセロ』上演年表
(泉紀子編『新作能オセロ』p124-p133 和泉書院 2019.1)
書評・紹介
(日本演劇学会『演劇学論集 日本演劇学会紀要』70巻
2020.7
p193-194 *J-Stageへのリンク)
中国語論文(訳者名がないものは中国語で直接執筆)
国立劇専与莎士比亜的演出−以第一次公演《威尼斯商人》為中心
(陳晶訳、王賀校 《現代中文学刊》 2013年第五期p65-p71
華東師範大学2013.10.8)
論上海戯劇協社的《威尼斯商人》演出
(《四川戯劇》2014年1期p25-p29 四川省川劇芸術研究院 2014.1)
(《中国出版史研究》2019年4期p65-p70 2019年12月 中華書局)*糸予は一字。ワンドライブに収納。
評論・資料
(北京人民芸術劇院『ハムレット』東京公演プログラム 1995.1)
(2019.5.4、ワンドライブに収納)
●口頭発表・講演
上海戯劇協社『ベニスの商人』について
国立劇専与莎士比亜演出−以《威尼斯商人》為主(中国語)
中国・国立劇専『ハムレット』公演(1942)について
中国伝統演劇によるシェイクスピア上演―昆劇『血手記』と越劇『十二夜』を中心に
近現代演劇研究会(日本演劇学会分科会) 2013年7月6日 大阪大学中之島センター
上海業余実験劇団『ロミオとジュリエット』公演をめぐって
*上海業余話劇実験劇団『ロミオとジュリエット』公演をめぐって、の題名を当日訂正
論戯劇協社《威尼斯商人》演出(中国語)
第三届武漢大学莎士比亜国際学術研討会 2013年11月16日 中国・武漢大学
日本莎士比亜接受簡史(中国語)
四川外国語大学 2014年3月4日 *特別講義
上海業余実験劇団《羅密欧与朱麗叶》公演再考(中国語)
文化空間与文化融匯−上海都市文化歴史演進曁蘭心大戯院150周年国際学術研討会 上海社科国際創新基地 2016年8月26日
試論中国国家話劇院《理査三世》(中国語)
紀念莎士比亜逝世400周年学術研討会曁中国外国文学学会莎士比亜研究分会年会
北京大学 2016年10月23日
莎士比亜和現代中国(中国語)
南京大学 2017年3月30日
中国のシェイクスピア上演−近年の伝統演劇・前衛演劇を中心に」 AICT関西支部主催演劇講座 常翔学園梅田タワー(大阪工業大学梅田OITタワー)第二セミナー室 2017年10月3日
試論新作能《麦克白》 (中国外国文学会莎士比亜分会2018年年会曁学術研討会 2018.9.22 開封・中州国際飯店)
蜷川幸雄的導演芸術−以莎士比亜為例 中央戯劇学院戯文系講座 2019年6月21日
談日本新作能演出莎士比亜作品《麦克白》《奥塞羅》 清華大学外国語学院英文系講座 2019年7月3日
日本現代戯劇中的莎士比亜演出−以蜷川幸雄為主 (2019莎士比亜戯劇表演与教学国際学術研討会 2019.10.23 河南師範大学)
新作能和莎士比亜−《麦克白》為例 (全球視閾下的中国戯曲海外伝播高峰論壇−戯曲的東亜伝播 2019.11.22 北京外国語大学)
シェイクスピア『ヴェニスの商人』受容の日中比較(日本比較文学会東京支部2022年1月例会、2022年1月22日オンライン、招待講演)
●集会企画
特別講義「中国の舞台におけるシェイクスピアの伝播と受容」
開催概要
日時
2011年12月10日(土) 15:00〜
場所 早稲田大学早稲田キャンパス6号館3階318室(レクチャールーム)
主催 GCOE東洋演劇研究コース(早大演劇博物館)
概要
講師:曹樹鈞教授(上海戯劇学院・中国シェイクスピア学会副会長)
使用言語:中国語(日本語通訳あり、通訳:陳凌虹氏)
※無料、参加自由
【タイムテーブル】
15:00〜17:00
講演
17:00〜17:30 討論
*瀬戸科研費で招聘、中国演劇研究者以外のシェイクスピア研究専門家の参加もあり、質疑応答も活発におこなわれ、盛会のうちに終了。
●研究メモ−樽本照雄氏との論争
*以下の三編の研究メモは、中国シェイクスピア受容史研究のメモであると同時に、「林糸予のシェイクスピア観」と同様に日本の清末小説研究者・樽本照雄氏(大阪経済大学名誉教授)との論争の産物でもあります。樽本氏は感情的な表現をする人なので、学術論文である「林糸予のシェイクスピア観」と異なり私の方でもそれに対応した部分があります。研究メモと題する所以です。論争の対象となった樽本氏の論文・評論は各研究メモの解題からリンクしてあります。樽本氏との論争については、HP版「林糸序のシェイクスピア観」前書きも参照してください。