中国のシェイクスピア
清末より21世紀の今日までの中国シェイクスピア受容を時代の文脈の中で分析。台湾、香港、日本にも触れる
2016年2月29日初版発行、320ページ
ISBN978-4-944055-78-4
4200円+税
2017年1月中国語版刊行!(広東人民出版社、陳凌虹訳) ここ
凡例
目次
序章 中国のシェイクスピア受容略史
第一章 中国シェイクスピア受容の黎明
第二章 林糸予のシェイクスピア観
*糸予は一字
第三章 上海戯劇協社『ヴェニスの商人』上演(一九三〇年)をめぐって
第四章 上海業余実験劇団『ロミオとジュリエット』公演(一九三七年)をめぐって
第五章 国立劇専とシェイクスピア上演−第一回卒業公演『ヴェニスの商人』(一九三七年)を中心に
第六章 国立劇専『ハムレット』上演(一九四二年)をめぐって
第七章 昆劇『血手記』(一九八六年)と越劇『十二夜』(一九八六年)−中国伝統演劇によるシェイクスピア上演
第八章 戯劇工作室『ハムレット』(一九九〇年)−実験演劇としてのシェイクスピア
附章 日本のシェイクスピア受容略史
参考文献
中国シェイクスピア受容史略年表
あとがき
初出一覧
●書評(活字媒体のみ)
河合祥一郎「書評・瀬戸宏『中国のシェイクスピア』」(中国研究所『中国研究月報』2017年3月号)
陳凌虹「書評・瀬戸宏『中国のシェイクスピア』」(日本比較文学会『比較文学』59巻 2017年3月)
*部分。『中国のシェイクスピア』を「ぜひ紹介したい大作」の一つ、と好意的に紹介。