☆☆☆おすすめライブラリー☆☆☆

いままでご紹介してきた図書の一覧です。
すべて自分で読破し、吟味したものばかり。(^^)
自信を持っておすすめしちゃいますよー!


大人のための勉強法 パワーアップ編 2001年04月17日(火)紹介

前回ご紹介した『大人のための勉強法』の続編になるこの本
について。(^_^)


前作も大人が仕事をもちながら効率よく勉強していくにはどう
したらよいか、情報満載の本でありました。続編である『大人
のための勉強法 パワーアップ編』には作者の和田秀樹さんが
実際に取り組まれた資格試験について、その体験談を綴られて
います。もともと執筆活動あり、子供達の教育あり、診療活動
あり、と大忙しの和田氏がどのように受験を乗り越えられたか、
とても参考になりました。


今回かなり紙面を割いて書いていたのが、「勉強のやる気を持
続する」ことの大切さとコツ。これは多くの社会人にとって有
効な部分ではないかと思いますので、詳しくは本を読まれて下
さいませ。


この本の最後の方で注意をうながしているのが、「勉強法を学
んだだけで満足してはダメだ」という点です。ポイントをつか
み効率よく勉強する方法について書かれた本のせいか、苦労し
なくても要領よくやればそれでいいのだと勘違いする人が一部
いるそう。


これからは高度情報社会(この本では知識社会と表現されてい
ますが)が到来します。この時武器になるのは常に学びつづけ
る態度であろうことを指摘されています。前作とあわせて
(まぁこれ1冊だけでもかなりなものですが)、勉強したいけど
きっかけが掴めないとお悩みの方にお勧めの本ですねぇ。(^^)


お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ 2001年04月21日(土)紹介

邱永漢さんといえば、お金儲けの神様として有名ですよねぇ。(^-^)
一時期、この方の著書をよく読んでいたのですが、さしもの神様の神通力
もバブル崩壊以降は通じなくなったというか、邱さんご自身がこの現象に
戸惑っているように思えたせいか、ここ数年、本を読むこともなくなって
いました。


この間本屋を物色していた時のこと、長ーい題名の本を見つけました。
お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ』邱永漢&
糸井重里共著 (PHP)で、「お金」の部分がクローズアップされている
せいか、地味な装丁にかかわらず結構目を引きましたねー。


当然お金に関する話題が中心なのですが、邱さん自分ではパソコンを
操作することがないようなのですが、インターネットの可能性というか
活用の方法というものを考えられている様子。それを対談中に糸井さん
にアドバイスされたりとか。邱さんのすごいところはご自身が良いと思
われたことは、どんどん他の人にアドバイスしていくこと。しかもそれ
で自分は儲けるわけでもないこと。(まぁ、既にかなりの資産家なので、
その必要もないのかもしれませんが)プロデューサーとしての役割を楽
しんでいるようです。


お金儲けの神様健在、といった感じでなんか嬉しくなっちゃいました
ねぇ。(^▽^)他にも「男の子と女の子に対するお金の教育方法はちがう」
とか、漢民族出身らしい発想の数々が披露されていました。読みやすい本
ですね。邱さんにあやかりたいと思う方はぜひご一読を。


大人のための頭の使い方 2001年03月24日(土)紹介

また色々と本を読んでいます。今回は日下公人&和田秀樹共著『大人の
ための頭の使い方
』という本をご紹介します。


日下さんは何度も紹介していますが、そのユニークな発想にいつも驚か
され、そして楽しませてもらっています。和田さんは初めて著書を読ん
でみたのですが、精神科医ならではの話の展開がとても面白かったです。
(日下さんが対談相手に選ぶくらいですからユニークな人物っぽいですね)


題名のとおり、どのようにしたら頭がよくなるかとか、外国ではどの
ような考え方をするかとか、今社会で起こっていることの分析とか・・・
様々な話題が展開されています。


子供達の教育とか家庭内暴力に関しての話題もありまして、これから取
り入れられようとしている「ゆとり教育」ですが、これに関してはお二
人とも反対でしたね。子供の精神衛生上よろしくないと。人は低いほう
に引っ張られやすいのでまず全体の学力が低下するのは避けられない。
むしろ、トップの子供達に高い目標を与え、競争させて引き上げる方が
全体のレベルをアップできると。勉強する気風というのは先生がかなり
奨励したりしない限り身につかないと。


どのような分野でもピラミッド構造を描いているのがこの世の中では
普通だと思いますが、その山の頂上(トップレベルの子供達)をさらに
グーッと引っ張りあげて、裾野を広げる感じでしょうか。既に「ゆとり
教育」というものを体験している欧米諸国では、その弊害が明らかにさ
れているとのこと。教育科目を減らし、マイノリティーというだけで
学力に関係なく一定数優先的に入学させ・・・そのようにした結果、
全体の学力が低下し、少年犯罪が増え、青少年の自殺が増えるという
トリプルパンチをくらってしまったとのこと。外国ではかえって日本
式のシステムが見直されているようです。


『世界は日本化する』・・・他の著書で日下さんが指摘されたような
現象があちこちで起きつつあるようです。もっともっと日本人も良い
意味での自信を持つべきなのかも。その上で見直すべきは見直すべき
かと。


他にも面白い話題満載です。ぜひご一読を。(^-^)


イヌが教えるお金持ちになるための知恵 2001年02月18日(日)紹介

また新しい本を読みました。『イヌが教えるお金持ちになるための知恵
です。


最近はお金に関する本がベストセラーになってしますよねぇ。以前紹介
した『金持ち父さん 貧乏父さん』、『チーズはどこへ消えた?』と
同じくミリオンセラーとなっています。近所の本屋でも3冊が並んで
平積みされていましたね。


これらの本に共通しているのは、難しい専門用語を使わず、物語形式
で書かれているところでしょうか(『金持ち〜』は本人の自叙伝的な
物語ですけど)そのせいか今まではこの手の本には無縁だった、若い
女性層や年配層が購入しているようです。いい傾向ですね。日本だと
「お金」のことを口にするのははしたないという意識が昔からあるよう
で、(なにせ『清貧の思想』がベストセラーになるくらいですから)


やはり経済的に豊かになるためには、「お金」を肯定しないと。本来
お金というものは価値中立なもの。それにどういう価値を与えるかは
それを使う人次第。良いことに使えばお金はふくらみ、悪いことに
使えばお金は逃げていく・・・。これらの本に共通しているテーマ
のような感じがします。


『イヌが〜』の内容は、主人公の女の子のうちにある日、大怪我を
したラブラドール犬が迷い込みます。そのイヌと仲良しになった少女
ですが、そのイヌが言葉を話せることを知ります。彼女の両親がお金
に困っていることを察していたそのイヌは彼女にお金との付き合い方
を教えることに・・・。


読んでいくと単なるお金儲けの本ではなくって、人生において成功
するためにも有効な教えであると思いました。この本のもう一人
(一匹)の主人公であるマネーからのメッセージをどのように受け
取るかは読んだ人次第でしょうか。お勧めの一冊ですねぇ。


世界の動きこれだけ知っていればいい  2001年01月16日(火)紹介

新しい本を読みました。
竹村健一著『2001年版世界の動き これだけ知っていればいい』です。


このシリーズはいつ頃から続いているのでしょうか、毎年年初めに一冊
づつ購入しています。やはり新世紀一冊目ということで、21世紀の新し
い動きについて多く述べられています。ITに関すること、あと最近何回
かご紹介した「ダボス会議」のこと・・・各界に幅広い人脈をお持ちの
竹村氏ならではの話題の豊富さです。


今回、話題が豊富な種明かしも少ししていましたが、まずは精力的に
地方で講演を行い、その地域を実際に眺めて、地域の識者と交わって
くること。東京にいては見えない動きや話などに触れる機会が多いの
だとか。そして、普段のニュースソースは外国の新聞や雑誌なのだそ
う。『フィナンシャルタイムス』や『ロンドンエコノミスト』から情報
を得ることが多いのだとか。よく周囲の人から「竹村さんの言うこと
はよくあたりますね」と言われるようですが、世界中の識者へ影響を
与え、その行動を決定づけている雑誌を購読していれば当然、という
話でした。


このからみもあって英語の必要性も訴えられています。日本人全員が
英語を完全に理解することはできないだろうが、リーダーになるよう
な人間は、やはり英語はできないとダメだろうとのことです。他国の
リーダー達と親交を深めたり、情報をいち早く入手するためには必須
条件なのでしょうねぇ。竹村さんは日本の英語教育や英会話教室に通
うことに対しては否定的ですね。理由は・・・この本を読んでみてく
ださい。


竹村さんの予測というのは、「こうなればいい」というご自分の願望
も入っているようなので、外れることもありますが、大抵の場合、ユ
ニークな指摘も多く参考になります。興味のある方は、ぜひご一読を。

 

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