☆☆☆おすすめライブラリー☆☆☆

いままでご紹介してきた図書の一覧です。
すべて自分で読破し、吟味したものばかり。(^^)
自信を持っておすすめしちゃいますよー!


金持ち父さんの投資ガイド入門編 2002年03月27日(水)紹介

日本でも100万部以上を売り上げ、話題となった『金持ち父さん貧乏父
さん』シリーズの第3弾が書店に並びました。2冊同時の発売でしたけど。
その一冊が『金持ち父さんの投資ガイド入門編』です。


日本でも、お金儲けや自己実現の方法について書かれた本は数多く出版
されていますが、中でも優れたシリーズのひとつではないでしょうか。


この本では実際に投資家として行動して行くためには、どのような心構え
が必要なのか。どのように物事を考えていくのか…等々、投資家をタイプ
別に分析し、詳しく解説しています。まず日本の学校に通っていただけでは
学ぶ機会がないであろうことがいろいろと学べると思います。
ただし間違えてはいけないことは、学校教育を否定しているわけではない
ということです。その有効性は十分に評価しながらも、人にはさまざまな
生き方があるのだということを示していると思います。


投資家として成功しお金持ちになる…この本のメインの内容はそういうこと
ですが、自分の生き方を見直すきっかけにもできる一冊かもしれません。
お勧めです。とりあえずご一読してみてくださいませ。(^^)


金持ち父さんの投資ガイド上級編 2002年03月29日(金)紹介

金持ち父さんシリーズ(といっていいのかな?)の第3弾の2冊目が
金持ち父さんの投資ガイド上級編』です。これはさらに内容が高度化
していて、実際に起業家として活動するためにはどうしたらよいのか。
自分の例や、金持ち父さんの例などを上げて説明していきます。


一般の人が資産を築く方法としてポピュラーなのが、やはり基本は貯金、
そして投資信託や国債などを購入していくことになりますが、この手の方法
では若いうちからはじめた場合はそれなりの資産となる可能性はあるけれ
ども、あまり効率的な方法とは言えないようです。


金持ち父さんが作者に示した方法は、「起業家になる」という方法です。
まぁ自分でビジネスを興したり、会社創業期に投資したり…かなりリスク
は高いようですが、それを補ってあまりあるリターンが得られる様です。
ただし成功するためには、数字を読む能力と優秀なチーム、社会状勢を
分析し予測する目を持つ必要があるとのこと。


ここがきちんと出来れば、どんな人でも億万長者になる可能性がでてきます。
とくに現代はインターネットにより情報は瞬時に世界を駆け巡るため、
昔にくらべるとその速度はかなり早まっています。マイクロソフトのビル・
ゲイツ、ヤフーのジェフリー・ヤンなど、若くして億万長者の地位に登りつめた
人物が多く存在しています。


「お金がないから資産を買うことができない」…そのような言い訳をする人
も多いかと思いますが、この本では『お金がない状態から資産を作り出す』
方法はどのようなモノか。そういうことが書かれています。
うーん、人によってはとっつき難い内容かもしれないので、万人向けの本と
はいえないかもしれません。ですが、本気で資産形成を考えている人は
読まれることをお勧めしますね。(^^)


リスクの時代と日本 2001年12月02日(日)紹介

週末は読書。また新しい本を読みました。
長谷川慶太郎著、『リスクの時代と日本』という題名の本です。(徳間書店)
これは毎年、年末近くになると発刊されるシリーズもので、まぁ副題で
2002年 長谷川慶太郎の世界はこう変わる…と書いてあるように、次の
年がどのような年になりそうか、長谷川さんの予測を語ったモノですね。


長谷川さんは経験も豊か、見識も豊かで、その洞察力にはいつも感心させ
られてしまいます。今回はやはり、同時多発テロに対する世の中の動き、
起きた背景とその影響、今後の動きなどが書かれています。また、中国
に関してかなりのページを割いていまして、今まで進出した日本企業が
損ばかりさせられていて難しいということをずーっと述べられてきましたが、
この本ではユニクロの成功をもとに、中国とつき合う場合にはどういう点に
気をつければ良いか、指摘されています。(ただ、特殊例だと指摘されて
いましたが)


そしてここ何年か、ずっと指摘され続けているデフレについても、いろいろと
語られていました。この中で印象的だったのは、経済状況が悪くなって不景気
になったのではなくて、世の中が変化して景気は変わったのだという指摘には、
納得させられました。だから人々が考えている(望んでいる)ような景気回復
の形にはならないということです。右肩上がりの時代は終わり、本格的に
デフレの世の中に変わっていくだろうとのこと。


こんな中、長谷川さんが小泉内閣に寄せる期待はかなり大きいようで、その
改革路線を支持しておられました。これについてもいろいろ書かれていますので、
ぜひ本書を読んでくださいませ。


21世紀、どのような時代がやってくるのか…そのヒントが満載の一冊かと
思います。時代を先取りしたい方、ご一読を。(^^)


失敗を絶対成功に変える技術 2001年12月10日(月)紹介

また、新しい本を読みました。和田秀樹&畑村洋太郎著『失敗を絶対成功に
変える技術
』(アスキー)という題名です。


和田秀樹さんは何冊か紹介していますが、心理学の専門家です。そして
畑村さんは「失敗学」というものを提唱されています。何だ?と思われ
た方も多いかもしれませんね。


日本の社会は減点主義社会で、一回失敗すると再起できなくなく傾向が
あります。それが悪い方にでているのが近年、官庁や企業でさまざまに
起きている事件や事故なのかもしれません。悪い点が分かっていながら
自分が失敗することを異常に恐れる結果、それを隠そうとして事態の
悪化を招いてしまうという…(例としては去年の雪印の食中毒事件や、
薬害エイズ事件などをあげられていましたね)


個人がこういう社会で、どのように「失敗」「ミス」といったモノと
上手くつき合っていったらよいか。それが畑村さんの失敗学のすすめ、
といったところでしょうか。場合によっては逃げることを考えてもよい、
責任を他の人に押し付けて逃げもよい、という意見は一見無責任に
思えるかもしれません。が、すべての人が様々な責任やリスクを負える
ほどの強靱な精神を持っているわけではありませんし、いまいち適材
適所という人材活用のできていない日本の社会においては、このような
考え方は必要かもしれませんね。


まぁ逃げた場合、左遷されたり、不景気の世の中ではリストラされたり
ということもあるかもしれませんが、その責任をかぶることで自分自身
の健康を害したり、時には追い詰められて自殺したりしてしまうことを
考えれば、その方がずっといいかも。この本のなかには、どのように
立ち居振る舞いをしてそういう事態を避けたらよいか、についても書か
れています。詳しくは本を参照されてください。


自分を攻めてしまう傾向のある方には、役に立つ一冊ではないかと思い
ますねぇ。


デフレに強い知的金銭生活 2001年11月06日(火)紹介


新しい本を読みました。邱永漢著『デフレに強い知的金銭生活
(PHP研究所)という題名です。
副題に「デフレとつきあいきれない者は滅びる!?」とありますね。
タイトルから推察される通り、これから当分の間続くと思われる
デフレの時代、どのように生活していったらよいか、どのように
財産を形成していったらよいか等々。お金もうけの神様が提言した
ものです。


普通、日本人は貯蓄するのが美徳だと考えるし、歳を取れば取る
ほど財布のヒモは固くなるものですが、邱さんは「働きながら遊び、
稼ぎながら使うのが人生」というポリシーを持って実践されて
きたとのこと。さすがに80歳近くなられて人生の引き際について、
真剣に考えられているとか。死ぬまでに自分の全財産の大半を
少なくとも課税対象がなくなるまで、どうやって使い果たすかが
残された新しい課題だと。


大した財産もないから関係ない…という方も多いかもしれませんが、
貯金や不動産はあの世にはもってかえれませんし、日本ではかなり
重い相続税が課されます。また家をつぐ、家業をつぐ、という意識の
薄れた今の日本の社会では、せっせと子供のためにいろいろと残し
ても、それを子供達に引き継いでもらえるかはあやしいもの。そう
いう時代の生き方を考えないといけないといろいろと提案されてい
ます。


詳しくは本を読んでいただくとして、デフレ時代にはどういう世の
中になるかとか、そういう時代の財産形成の方法としては株式投資
が主流になるとか、高齢化時代に株式投資はボケ防止になるとか…
とくに御年配の方々には参考になる内容かもしれませんね。
(そしてこれから歳を重ねていく人々にとってもですね)


デフレ時代の財産形成について、どのような考え方をしていったら
よいのか…お知りになりたい方はぜひご一読を。一助になる本かと
思います。

 

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