☆☆☆おすすめライブラリー☆☆☆

いままでご紹介してきた図書の一覧です。
すべて自分で読破し、吟味したものばかり。(^^)
自信を持っておすすめしちゃいますよー!


自分の意見が言える人になれ! 2001年07月21日(土)紹介

相変わらず週末は読書三昧。
また新しい本を読みました。竹村健一著「自分の意見が言える人になれ!
です。サブタイトルが、言うべきはナンバーワンよりオンリーワンの内容だ、
というモノ。21世紀に日本で、そして世界で活躍できるのはどのような人間
か。鋭く指摘されています。


竹村健一さんという方は昔から「我が道を行く」を実行されてきた方です
よねぇ。ユニークな経歴をお持ちであり、その交友関係もものすごく幅広
いようです。この本でも各界の第一人者、著名人…さまざまな人々のエピ
ソードがちりばめられています。


竹村さんがこれだけ多くの友人をお持ちなのは、この方が聞き上手だとい
う証明なのでしょう。相手が本気で自分の話を聞いてくれると、人は打ち
解けて本音を語るうようです。そしてただ聞くだけではなくて、自分も常
に新しい知識を吸収し勉強を怠らないことも大事だと指摘されていました。
相手に提供できる新鮮な情報を持っているからこそ、人は話を聞いてくれる
のだと。その意味で「読書」の習慣の大切さも述べておられましたね。


そしていい意味で「金太郎飴人間」になることを勧めていました。
その意味は…本を読んで確認してみてくださいませ。
昔でいうはみだし者、今でいうユニークな人間が活躍する時代に突入した
ということでしょうか。(^^)


デフレ時代の成功法則 2001年06月03日(日)紹介

また本を読みました。長谷川慶太郎著『デフレ時代の成功法則
(徳間書店)です。

長谷川氏は他のご著書等で、21世紀はデフレの時代になると何度も
説かれてきましたが、どうやらその予測が日本人の目にも現実とし
て表れてきたようです。この本では、どのような状況がデフレの社
会で、それに伴ない世界中でどのようなことが起こり、それに対し
日本はどうしていったらよいか、述べられています。

日本ではまだまだマルクス主義にとらわれた政治家や官僚、経済
学者が多く、なかなか新しい時代に対応しきれていない現状と、
デフレは金融政策によって発生するものと考えているトップが多い
ことを指摘していますが、それは間違いであるとハッキリ述べら
れてもいます。

一足先にその時代に突入しているアメリカや、ヨーロッパ・アジア
などの国々の例をあげて、日本の取るべき道筋を論じているところ
は、なかなか他の本では見られないユニークさだと思います。
(製造業界、軍事問題等々にも精通している長谷川氏ならではでしょうか)

この本ではとくに日本の金融についてページ数を割いて書かれてい
ます。そして特殊法人、とくに郵便事業の民営化についても多く書
かれています。長谷川氏は民営化を支持されていますが、その困難
さも認識し説明されています。農家ばかりでなく、選挙の票田でも
あるこの仕組みを、自民党が解体するのにはものすごい抵抗がある
だろうとのこと。前々から採り上げられながら遅々として進まない
郵便事業の民営化。こういうところに原因があったんだと納得しま
した。

これらの状況を打破するにはやはり、政治の力しかないであろうと
のこと。橋本内閣から始まって、小渕内閣、森内閣とゆっくりでは
ありますが、着実に日本の社会の変革が進みつつあることも評価さ
れています。小泉内閣は前々から売りである「郵政事業改革」を断
行できるのか。期待したいものですね。

国レベルの話しばかりでなく、個人としてどのように行動していった
らよいかのヒントも満載です。 ぜひご一読を。(^_^)


「マネー」より「ゼニ」や! 2001年04月07日(土)紹介

ちょっと変わったタイトルですが・・・本の紹介を。(^-^)
日下公人&青木雄二共著、『「マネー」より「ゼニ」や!』(ダイヤモンド社)


です。日下さんはよく著書の紹介をしているので今さら説明しませんけど、
青木氏は『ナニワ金融道』の作者として有名かと思います。
まぁこの本では題名のとおり、世の中のお金に関するしくみとか、とにかく
「ゼニ」の話満載といったところです。道徳論や経済学ではなくて、もっと
もっと一般の人の生活に密着した話になっています。青木さんは漫画家とし
て成功されてお金持ちになられた方のようですが、そこにいたるまでの過程
とかそういった裏話も載っていますので、漫画家志望の方も読まれるとけっ
こう参考になるかもしれませんよ。(笑)


資本主義、民主主義、共産主義等々・・・お二人の思うところを簡単な言葉
で述べられていますね。唯物主義がいい!と青木氏が言い切っているところ
はちょっと賛同しかねますが、(まぁ、そういうモノとしてわきまえておけ
という意味あいなのかもしれませんけど) 普段そういうことを話題にする
こともなく学校でもきちんと学ぶ機会が少ない日本の人々にとっては刺激に
なるかも。


ちょっと目鼻の変わった本だなぁと手にとってみましたが・・・ユニークな
本であることに間違いはないですね。


私が「この国」を好きな理由 2001年04月11日(水)紹介

また本の紹介を。(^-^)
日下公人著、『私が「この国」を好きな理由』(PHP)です。


またまた変わった題名ですが、日本人というのは千年以上にわたって
ほぼ単一民族を形成し、島国という立地条件の良さからか「日本」と
いう国を作るのに苦労することはあまりなかったようです。自然と国
が形成されたせいか、大陸の国の人々に比べると「日本」という国を
意識することが少なく、当然、「この国」という言葉を使うことも認識
する機会も少なかったとのこと。日下さんによると、人が「この国」
と自分の国を客観的にとらえるのは外国とぶつかった時であるとのこと。
そんな解説からこの本は始まっています。


日本を否定的にとらえるのが進歩的といいますか、知的という風に感
じるのが戦後のこの国の流行であったようですが(原因は日本人自身
と外国からの働きかけにあるようですけど・・・)、以前からそうで
はなくて「日本の文化が世界をリードしていくようになる、日本は
最先端の国である」と何度も著書でそう述べられてきました。


例えば、日本の漫画やアニメを早くから評価されてきたことなどがあげ
られます。ご自身でもそれを取り入れられて著書に当時ハヤリの4コマ
漫画を載せてみたり(もう5〜6年は前になりますか)。大人がいくら
日本の悪口を子供たちに吹き込もうとも、ピカチューは世界中の子供
たちに大人気。なんでもアメリカでも日本と同じようにカードを集め
ることが流行しているようですが、カタカナで書かれたカードを持っ
ていてそれを読むことができるのが「COOL!」なんだとか。日本製
のアニメや漫画を通して日本の文化や習慣も自然と入っていきます。


ピカチューはそれこそ「ピカチュー」しか語彙がないわけですが、それ
で喜怒哀楽を全部表現してしまいコミュニケーションが成り立っていま
す。『以心伝心』といいますか相手のことを察するという日本の文化を
世界の子供たちが自然と身に付けることになるかもしれません。(逆に
日本の大人たちが物事をハッキリいうこと、ディベートの重要性を言い
始めたのは皮肉なことかもしれませんねぇ)


日本にはこういういい面、いい習慣、いい文化があるんだよ・・・その
ようなことが書かれている本です。ぜひご一読を。(^^)


大人のための勉強法  2001年04月15日(日)紹介

本の紹介を。(^-^)
少し前読んだ、日下公人さんとの共著で名前が気になっていた和田秀樹氏。
その方のベストセラーである『大人のための勉強法』(PHP新書)を読み
ました。


内容は題名のとおり。生涯学習が大切とされるであろう21世紀、大人が
効率よく勉強していくには何がポイントか、どういう点に気をつけたら
よいのか、資格取得のためにはどのようにしたらよいのか・・・等々。
東大理学部という難関を突破した自身の経験をもとに、勉強の仕方の
ハウツー本といったところでしょうか。(もちろん、子供達にも参考に
なるでしょうし、受験期の子供をお持ちの親御さんにも参考になる内容
でしょう)


この本を読んで一番感銘を受けたのは実はエピローグの部分だったりしま
す。この方も今度始まる「ゆとり教育」には反対しています。なぜかとい
えば、文部科学省がやろうとしていることは欧米諸国ですでにその弊害が
指摘されているからとか。(日下氏との共著『大人のための頭の使い方』
で述べられていました)


ですから勉強というものは本来楽しむものであり、そのことを示すために
大人たちが率先して子供達に勉強している姿をみせること。そして、それ
は高齢化社会を迎えるにあたって最後まで活躍するには有効な手段である
ことを訴えられていました。若者の学力低下が叫ばれる中、この状況を打破
するためには大人が頑張る必要があることを示す目的でこの本を書かれた
とのこと。


勉強したいけど時間がない、効率よく勉強するにはどうしたらよいか・・・
そういったことでお悩みの方には お勧めの一冊です。

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11