☆☆☆おすすめライブラリー☆☆☆

いままでご紹介してきた図書の一覧です。
すべて自分で読破し、吟味したものばかり。(^^)
自信を持っておすすめしちゃいますよー!


幸せな小金持ちへの8つのステップ 2002年06月02日(日)紹介

昨日に引きつづき、本の紹介を。(^^)
本田健著、『幸せな小金持ちへの8つのステップ』(ゴマブックス)という
本です。題名からも分かりますが、単なる小金持、ではなくて、
幸せな小金持ちになるための指針が示された一冊です。
「お金」に関して書かれた本がここのところ書店に並ぶことが増えましたが、
その中でも素敵な本ではないかと感じました。
(装丁を見ていても幸せな感じがしますね)
『金持ち父さん〜』シリーズをお好きな方でしたら、読みやすいのではない
でしょうか。


「大金持ち」ではなくて、「小金持ち」を勧めていることがポイントになるので
しょうか。邱永漢さんなんかもコラムなどで、「小金持ち」くらいが快適に
生活するのには丁度良いということを述べられていたように記憶しています。
大金持ちになるとかえって苦労が増えてしまうとのこと。本田さんご自身も
すでに成功されて、30代ながらもセミリタイア生活を送られているようです。
自分の時間を自分の好きにできる。とても素晴らしいことだと思いました。


どのようにしていったらよいのか、具体的な方法は本書や、本田さんがHPで
配付されている小冊子などを手に入れて学んでいただきたいと思います。
(http://www.aiueoffice.com/)
やはり普段使っている言葉とか、普段考えていることが、その人の人生を
決めていくようです。好きなことを仕事にして豊かに幸せになる。そして
その幸せを社会に還元していく…。この本を読んでとても勇気づけられました。


この本はシリーズの第一弾ということで、続編も楽しみですねぇ。
お勧めです、ぜひご一読を。(^▽^)


第二の人生を10倍充実させる習慣 2002年05月26日(日)紹介

久しぶりに本の話題を。(^^)
竹村健一&和田秀樹共著、『第二の人生を10倍充実させる習慣』という
本です。題名からは年寄り向けの本かと思われる方もいるかもしれません
が、そうでもありません。御年配の方にも、若い人にも、いろいろと参考に
なる一冊ではないでしょうか。


和田秀樹さんは精神科医で、ユニークな著作活動を展開されており、この
コラムでも何度か著書を紹介しています。この本を読んで大変参考になった
のは、日本の老人医療の現状について垣間見ることができたことでしょうか。
「まだ高齢者向けの治療は始まっていない」
という意見には正直びっくりしました。少子高齢化がこれだけ問題視されて
いる日本だというのに、老人を治療する病院は都市部にわずか3軒しか
ないとか。そして高齢者医療用のガイドラインがないのだとか。


都市部の方が一見有利に見えますが、これについては和田氏が面白い話を
されていまして、先端医療を受けられる都市部の方が、平均寿命が短いの
だとか。いろいろ検査した結果、老人ですからなんらかの異常は発見されて
しまうわけで、自分の病気を知ってしまったことで身体の免疫機能が低下し、
寿命を縮めてしまっているのではないか。そう推測されていました。


竹村健一さんはご自身の体験から、どのように年を重ねていったらよいか、
どのように人生を楽しんでいったらよいか、その秘訣を明かされています。
身体も心も素敵に年を重ねて行くにはどのようにしていったらよいか。
ヒントが満載でしょうか。


この本を読めば『老人』という言葉から受ける印象が、おそらく変化する
ことと思います。現在すでに年をとられている方だけでなく、これから魅力的
な年寄りになりたいと思っている方にもお勧めの一冊です。ぜひご一読を。


戦争が嫌いな人のための戦争学 2002年03月02日(土)紹介

久しぶりに新しい本の紹介を。(^^)
戦争が嫌いな人のための戦争学』(日下公人著、PHP研究所)という題名の本です。
日下さんの出される本は題名がユニークなモノが多いですが、この本もかなり刺激的な
タイトルがつけられていますね。ついつい期待して手にとってしまいました。


戦争が好きな人間はいない!…そんな反応がでてきそうですが、実際、世界に目を向けて
みると各地に紛争が耐えないのが現状です。日本のマスコミの情報に頼っていると世界
状勢が分からない、という長谷川慶太郎さんの意見に従って、英語媒体からも情報を
仕入れる努力(すらすら読めないので(^^ゞ)をするようになったのですが、兵士や泣叫ぶ
人々の写真などが多く掲載されているのを目の当たりにすると、確かに不景気かもしれ
ないけれど、生命の安全がまず保障され、3度の食事に事欠かず、寝る場所にもまず困って
いないのが大多数の日本人だと思うので、「ああ、なんて恵まれているんだろう」と
改めて感謝の念いでいっぱいになりました。


で、この本ですが、普段日本の社会ではきちんと話題に登ることのすくない「戦争」に
ついて、なぜ起きるのか。どうしたらその危機を回避することができるのか。個人としても
国家としてもヒントがいっぱいの本かと思います。


日本では民族問題が表立って噴出してくることはあまりないようですが、それは日本が
豊かで政府が多額の地方交付税を払っているせいだとのご意見。(そうやって考えると、
東京や大阪の反乱が起きないのが不思議とも指摘されていましたが)


日本人はともすれば国民とか国家という言葉を嫌う傾向があるけれど、人間には国家
が必要であり、特に日本人には国家が必要であるということ。なぜかといえば、文明国
であり他国よりも豊かな国であり、また地球上で一番住み心地がよいところを占有して
いるからだとも述べられていました。(要するに、他国の羨望の的、嫉妬の対象になって
いるということです)


また日本では少子化が問題になっていますが、人口増加が問題になっている国の方が戦争が
起こりやすいとも指摘されています。そういう意味では少子化も悪いことばかりではないの
かもしれませんねぇ。


この本を読んで、自分の現状がいかに恵まれているか実感しました。そして日本のよい文化や
習慣が広めることができれば、世界も平和になっていくとも感じました。ただし油断は禁物
ということですよね。平和な時代が長く続けば、必ず現状に満足しない人々によって反乱が
起こされてきたのが歴史のようですし、人間はそういうものだと踏まえた上で、平和で豊かな
社会を維持し、発展させる努力が必要なのかなぁと思いました。


社長も成果主義も不要になった! 2002年03月03日(日)紹介

昨日に引き続き本の紹介を。(^^)
社員の幸せを追求したら社長も成果主義も不要になった』…という長い題名の本
です。(日下公人著、ソニー・マガジンズ)


またまた日下さんのご本なのですが、この本のタイトルもユニークですねぇ。
何について書かれた本かといいますと、安売り競争が激しいメガネ業界にあって、
その型破りな経営方法で注目されているメガネチェーン「21」という会社の
設立や会社経営、また苦労話、裏話についてです。


広島が本拠地のこの会社ですが、もともとリストラされた人々が中心となって
興されたモノです。経営方針として、


1.利益はすべて、社員で山分けし、顧客に還元する(利益を残さない)
2.株主は社員で、社員による共同経営
3.人事破壊で合理化(管理職がいない)
4.会社の業績、財務状況、全社員の給与・賞与明細などの情報開示
5.社員間の競争排除(ノルマなし、成果・能力主義ではない)


こんなことで会社が成り立つのか!?…と思われた方、どうやって実際に運営
されているかは、ぜひ本書を読んでみてくださいませ。(^^)


とにかくこの会社で感心することは、日本的な経営が悪く言われがちな今日この頃
ですが、その良さを存分に取り入れていること。そして、「人間」や「組織」と
いうものが良く研究され、会社経営に生かされていることだと思います。


また素晴らしいと思ったのは、「商売」というものは顧客のためにするものだと
いう点が徹底されていること。そしてメガネ業界というのは他人の不幸を飯のタネ
にしているのだから、視力を回復させる治療法なり薬なりが開発されればそれを
喜び、他業種への転換を進んではかるべきである、と代表の方が常々口にされて
いることですねぇ。なかなかできませんよねぇ、そういう事って。


日本人が忘れてしまった精神を思い出させてくれる一冊ですね。お勧めです、ぜひ
ご一読を。(^▽^)


情報戦に勝つ技術 2002年01月09日(水)紹介

新しい本を読みました。長谷川慶太郎著、『情報戦に勝つ技術』(幻冬社)
です。


長谷川慶太郎さんのコメントや著書は、その鋭い観察力と分析力、そして
その事象の背景になにがあるのかをしっかり捕らえ、将来、どのように展開
していくか…かなり正確に予測されているので、大変参考になります。
この本では、高度情報化社会が到来すると思われる21世紀、どのように
情報に接していったらよいか、ヒントが満載の一冊です。


とくにテレビ、新聞、ラジオ、インターネット…と、情報があふれかえっている
昨今では、情報の取捨選択能力が必要で、コンピューターと違って情報の
許容量に限りのある人間にとっては、これができる人がこれからの社会では
成功していくと指摘されています。注意が必要なこととして、日本のマスコミ
からの情報だけでは諸外国、そして日本で何が起こっているのか、正確に
把握することは難しいので、英語媒体から情報を仕入れることを勧めて
いました。具体的なやり方や情報源については、本書を参照されて下さい
ませ。


2001年の最大の出来事であろう同時多発テロ事件、そしてアフガニスタン
への攻撃について、本書ではその背景や今後の展望など、日本のマスコミ
の伝える情報では見えてこないことも詳しく書かれていまして、なかなか
興味深かったですねぇ。


21世紀、成功されたい方や活躍されたい方、ぜひご一読を。(^^)

 

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