☆☆☆おすすめライブラリー☆☆☆

いままでご紹介してきた図書の一覧です。
すべて自分で読破し、吟味したものばかり。(^^)
自信を持っておすすめしちゃいますよー!


お金のIQお金のEQ 2002年09月08日(日)紹介

「お金について学びましょう」と前回書いたからというわけでもないです
が、最近読んだ本のご紹介を。(^^)
本田健著『お金のIQお金のEQ』(ゴマブックス)という題名ですが、
以前、同じ著者の本を紹介しました。その続編ということになりますね。


副題についているように、幸せな小金持ちが知っている「お金の法則」と
いうことで、ずばり、そういう内容の本です。なぜか人は(とくに日本人
は)お金持ちになるのはいけないこと、お金を稼ぐにはつらい仕事を
しなくてはならない、と考えがちです。でも決してそうではなくて、
自分の好きなことを仕事にすればいい。豊かさと幸せは両立できる…
そのように著者は語っています。


具体的な方法は本書を読んでいただくのが早いと思います。やさしい
語り口の読みやすい本ですので、普段、読書の習慣がない方にもお勧め
でしょうか。お金持ちになれるかなれないかは、その人の考え方次第
であることをきっと実感できることでしょう。


著者のHPもありますので参考にされて下さいませ。アドレスは…
http://www.aiueoffice.com
です。まだまだ続編が続きそうですので、楽しみですねぇ。(^▽^)


人生と財産 2002年09月15日(日)紹介

週末は読書。また新しい本を読みました。
本多静六著、『人生と財産』(日本経営合理化協会出版局)という本で、
副題は〜私の財産告白〜ということで、その通り、学者でしかも
億万長者であった本多静六博士が、どちらかといえば語る事がはばか
られる「お金」について率直に語ったという意味で、画期的な本かも
しれません。今でこそ、お金に関するハウツー本が数多く出版されて
いますが、本多博士が活躍されていた時代はそうではありませんでした。


本多博士は東京帝国大学の教授であり、明治神宮や日比谷公園をつくり、
日本の国立公園の生みの親といわれる人です。豊かではなかったところ
から工夫して資産形成に励み、40歳にして100億円あまりの資産
を築き上げました。そしてここがすごいところですが、60歳でその
財産のほとんどを寄付してしまった方です。


この本では本多博士の幼少の頃から、学生時代、留学時代、そして
東京帝国大学での任官時代と、自分のすごしてきた状況を余さず語ら
れています。子供のころからとにかく工夫の人、努力の人で(幼少
のころはそうでもなかったと述べられていましたが)、その姿勢は
今の私達にも学ぶところは多くあります。本多博士の資産の基本は
「4分の1貯蓄法」というもので、これについても詳しく述べられて
います。


この本自体は専門書レベルの値段で1万円近くしてしまうので、
皆様に気軽にお勧め、と必ずしもいきませんが、大きな字と読みやすい
文章で語られた金銭哲学は現在でも通用するのではないでしょうか。
豊かになりたい方は、ぜひご一読をお勧めしますねぇ。


平凡なのに、なぜかお金が貯まる人の8つの習慣 2002年08月10日(土)紹介

長い題名ですが…『平凡なのに、なぜかお金が貯まる人の8つの習慣
(リック・イーデルマン著、PHP研究所)という本を読みましたので、
そのご紹介を。(^^)


最近はもっぱら経済のことに関心があるので、その手の本を読みあさって
いますが、世の中もいわゆる「お金」について語ることは悪い事ではない、
むしろ人生にとっては必要不可欠である、という風に変わりつつあるので
しょうか。そういう本が次々と出版されていますねぇ。


『平凡なのに…』というところがポイントなのかもしれません。お金持ち
になる方法はいろいろありますよねぇ。スポーツ選手になったり、ミュージ
シャンになってヒットを飛ばしたり、売れっ子漫画家になったり小説家に
なったり…。とはいうものの、お金持ちといわれる人々すべてが特殊な才能
に恵まれていたかというとそうではなくて、いわゆる「平凡な人々」の方が
圧倒的多数なのかもしれません。そういう人々がどのように資産を築いたか
について書かれた本です。


この中で、住宅ローンについてかなりのページを割いて述べられていましたが、
新しい考え方、物の見方を学ぶことができました。そしてこういう人々は、
普段からお金に関して良い習慣を持っていることがよく分かりました。
(これが『8つの習慣』ですね)実際にどのような内容かは本書を参考に
してくださいませ。


著者のイーデルマン氏はアメリカでも屈指のファイナンシャル・プランナー
ということです。また日本の読者向けに、訳者の方波見寧氏が解説をつけて
くれています。著者と相談の上とのことですから、安心して読めると思います。
資産形成に興味のある方は、ぜひご一読を。(^^)


相続税をゼロにせよ! 2002年07月28日(日)紹介

久方ぶりに本の話題を。(^^)
渡部昇一先生の『相続税をゼロにせよ!』という題名の本です。(講談社)


専門が経済学というわけでもなく、会計士や税理士の資格をお持ち
というわけでもないのに、昔から税金に関しては鋭い目とユニークな
アイデアを展開されています。大学生の頃読んだ『歴史の鉄則』と
いう本もそうでしたが、マルクス主義がはびこり、私有財産を憎む
社会は貧乏になるしかない。衝撃的な話でしたよねぇ。


この本でもズバズバと持論を述べられていまして、所得税は上限
10%、相続税はゼロ、遺言状を有効にし遺留分を廃止。どういった
理由や根拠でこのようなこと主張するのかは、本書を読んでみて
ください。


渡部先生が心配されているのは、個人がお金を使うことを罰し、国が
税金として取り上げて公共事業などに使う事は、国の伝統文化を破壊
し、人を代々住んできた場所から追い出し、家族をバラバラにする
ことにつながりかねないことのようです。


日本が将来栄えて行くためには、懐や才能が豊かな方々に喜んで
住んでもらえる国に変えて行かなくてはいけません。それには
現在の処罰的な税制を、アメリカに先駆けて変えて行く必要がある。
そうも述べられていました。


税制のあり方というのは、その国のあり方、行く末を決めるもの
です。とくにサラリーマンは源泉徴収されているせいもあって
税金について考える事自体が少ないとは思いますが、考えるきっかけ
として、ぜひご一読を(^^)。


日本一よく分かる 政治と経済の話 2002年06月01日(土)紹介

週末です、また新しい本を読みました。
竹村健一&山口令子(聞き手)著、『日本一よく分かる 政治と経済の話
という題名です。(太陽企画出版)


内容は題名の通り。相変わらず、分かりやすい語り口で経済や政治について
語ってくれています。このあいだマスコミ生活50周年記念パーティーに
出席した顔ぶれをみても分かるように、とにかく各界に知り合いの多い方
らしく、いろいろな裏話が満載だったりします。しかも結構最近のこと。


今、日本人の関心が高いこととしては、景気回復がいつになるのか、どのように
したら回復できるのかと思いますが、それについては株価が千円上がればすむこと。
そのように述べられていました。国が30兆円、一生懸命捻出するよりは、そちら
の方が世の中にお金が回ることになるからとのこと。小泉首相が国民に呼び掛ける
といいと提案されていました。なんでもつい5〜6年前までは、そのような発言を
すると脅迫されたり、抗議の手紙がきたりしていたとか。世の中はだんだん変わって
きていますね。もっとも、全く勉強なしに株などの投資に手を出すことは
ギャンブラーと変わらない行為ともいいますので、そこら辺も合わせて手を打った方が
いいとは思いますね。


また、李登輝氏来日問題、教科書問題、昨年の同時多発テロなどなど。いろいろな
話題が満載の一冊です。「日本はだめだ〜」という論調の本が多い中で、どのように
していったらよいのか、具体的な提言が満載といいましょうか。
経済や政治の話が難しいと思っている方、対談形式で読みやすい本ですので、
きっかけに是非ご一読を。(^^)

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11