阿弖流為2世(2はローマ数字ですけど、文字化けしやすいので使いません)
原作:高橋克彦「火怨」「龍の棺」「星封陣」 作画:原哲夫御大
月刊コミックGOTTAで短期連載(原哲夫先生のコメントを見る限り打ち切りではないと思う)されていた作品。雑誌終了時には第一部(完)とあり、作品のスリップには1巻と書かれているが、巻末の折り返し部分には全1巻と書いてあるのはなぜなんでしょうか?
吉川英治文学賞を受賞した「火怨」をメインとした世界観のようである(すべて未読なので詳しいことは言えないのですが)。というのは、「火怨」が平安時代の陸奥(主に今の岩手県が中心)における阿弖流為と坂上田村麻呂との戦いを中心に書かれた話であるからだ。
このコミックも基本線としては、阿弖流為と坂上田村麻呂の戦いがメインである。
登場人物ってどんな人?
ストーリー
SS(独自のスパイス(カルダモンやら陳皮やらなんやら)を配合)
阿弖流為二世考察(様々な疑問点を考察してみました)
阿弖流為二世語録
主な登場人物
阿弖流為2世:蝦夷の英雄阿弖流為が龍一の身体に(強引に)転生したもの。現代的な思考は一切持っていない。好きな飲み物は牛乳である。また、超高層ビルから飛び降りてもなんともないエイリアンである。
(全伝に登場)
神上龍一:東都大学の考古学研究所助教授である。性格的にはおとなしめというより臆病かも?
一番の特徴は牛乳アレルギーであることか。阿弖流為が牛乳を飲んだ時に身体はおかしくならなかったのだろうか?美雪とは、“龍”遺跡の調査が終わったら結婚する予定であった。(登場:伝之壱・五)
小笠原美雪:この作品で一番混乱している人。
そりゃ、死んだと思った恋人がいきなりアレルギーであるはずの牛乳を飲んで現れたり、突然昔の記憶を見せられたり、超高層ビルから抱きかかえられつつ飛び降りたりすれば誰だってわけわからなくなりますわな。
(全伝に登場)
八百比丘尼:何歳なのか不明。というより、偉い人らしいが、何か役にたったのか?(登場:伝之壱・四・五)
武蔵坊:ゴツイマッチョ坊主なのに、やっていることはカウンタックの運転手(全伝に登場)
19歳の少年:銀行に立てこもったが故に、阿弖流為に「この腑抜けが!」とぶん殴られたり、内閣調査室の黒沢さんご一行(エイリアン)に銃殺されるという哀れな運命を辿った少年。まぁ、「未成年だから、人を殺す特権が与えられている」などと愚かなことを考えていたのだから無理もないか。
ツラは中日の種田みたいなツラ。(登場:伝之弐)
黒沢:内閣調査室の龍奪還部隊(?)のリーダー格である人物。最終的には田村麻呂に身体を借りられてしまう(つーか、中坊林太郎の業田みたいなツラ)。(登場:伝之壱〜三。肉体は最後まで登場)
坂上田村麻呂:謎のグロテクスな物体。日本におけるエイリアンのリーダーで、故郷の星に帰りたいという想いだけで1200年も生き続けていたバケモノ。昔はかっこいいおやぢだったけど。(全伝に登場)
左:現在の田村麻呂 右:平安時代の田村麻呂
使用前・使用後といった感じですな。
岩原都知事:モデルは石原慎太郎東京都知事。原御大の絵があまりにも似すぎているため、あの死に様を見て、東京都からクレームがこないか非常に気になる。「NOとはいわせんぞ、NOとは」とか、「アメリカの次はエイリアンにNOだ!」という発言はヤバ過ぎ。(登場:伝之五)
ヘソ本:モデルは梨本勝氏。やっていることは、芸能リポーター。口癖は「恐縮でぇ〜す」(登場:伝之四)
菊池プロデューサー:タカテレビのプロデューサー。とにかく、頭の中は視聴率のことでいっぱいである。
視聴率のためなら、どんなシーンであろうが平気で流す豪の者。(登場:伝之参・四)
ストーリー(全体的な話の流れとツッコミが中心です)
伝之壱:阿弖流為、転生(エイリアンといえど、車で轢くのはどーかと)
伝之弐:壱千弐百年の宿命(ダメ少年に阿弖流為様が喝!)
伝之参:田村麻呂再び(田村麻呂様病室で大暴れ)
伝之四:龍の目覚め(ヘソ本&菊池プロデューサー大暴れ)
伝之五:龍よさらば(SS・阿弖流為2世衝撃の瞬間は伝之五の内容の一部です)
(GOTTAコミック8〜12月号掲載)
SS
阿弖流為2世衝撃の瞬間
毛利総理の呉龍府な一日(時事ネタ風味)
ヘソ本リポーター、田村麻呂に突撃インタビュー